先ほど申し上げた通り先日という言葉に使われている感じは先の日にちという漢字が使用されています。
そして、先の日にちとは言い換えてみればすでに起こりえた日にちのことであり、過去の日にちを意味しています。
つまり、近い過去の日にちを先日という言葉で表現することができ、そのような意味合いで解釈することができる言葉であるということになります。
一般的に考えて過去の日にちを表す表現というものはいくつか存在しています。
例えば、一日前のことを表すのであれば昨日という言葉で表現することができますし、二日前のことであればおとといという言葉で表現することができます。
しかし、三日前や四日前などに関しての表現はあまり多くの方が表現しにくい言葉になりますし、正確な日にちなどを覚えていないことなどもあると思います。
そのような時には、正確な日にちは覚えていないにしても、過去に起こりえたことである確証を持っていれば先日という言葉で表現することができるということになります。
なので、非常に利便性が高く、様々な場面において表現できる言葉であるということがお分かりいただけるはずです。
しかし、ここが難しいポイントであり、過去の日にちに対して表現できる言葉であったとしても具体的な日数を把握していない方が多いです。
あまりにも過去のことに対して使用するのは果たして適切なのか?ということが大きなポイントになってくるということです。
この点に関しては後程詳しくご紹介していきます。
この間
次にご紹介する先日という言葉の意味は「この間」という意味が挙げられます。
この意味合いに関してもそこまで難しくない言葉の意味であると考えることができます。
なぜならば、先ほどご紹介した先日という言葉の意味合いとそこまでかけ離れてる意味合いではないからです。
むしろ、先ほどお伝えした先日という言葉の意味である「過去の日にち」とほぼ同じような意味で解釈をすることができます。
プライベートのシーンがあったりビジネスのシーンにおいて先日という言葉を使ったりする際は、ほぼこの意味合いでもちいられることがほとんどだと思います。
例えば、数日前に会った人間に対して、先日はありがとうございました~というような文章で表現することができます。
これは意味合いとしては「先日はありがとうございました~」というような意味合いで解釈ができますし、伝えることができます。
もちろん慣れ親しんだ相手に対してはそのままの意味でこの間はという言葉で表現することができますので、あくまで目上の人に対して使う場合という意味に限られます。
知っておけば、様々な表現で言葉を組み合わせることができますし、適切な表現をすることができるようになりますので、覚えておきましょう。
先日は何日前から使える?
ここまでは先日という言葉の基本的な意味合いについてご紹介していきました。
ある程度先日という言葉が基本的な意味合いを理解いただけたところで、ここからは先日という言葉の深い部分に関して考えていきたいと思います。
先日という言葉で表面上の意味としてもそこまで難しい意味合いではありません。
先ほどご紹介した通り、過去の日にちのことに対して用いたりすることができるため、非常に使いやすい言葉の一つでもあります。
しかしながら、先日という言葉を使う場合、どれくらいの過去まで使用できるのか?ということが曖昧になっているのに使っていることがかなり多いです。
例えば、過去の日にちに対して使用したとしても、あまりにも過去すぎるとどうしても違和感を感じさせてしまう結果になってしまうということです。
当然ながら、数日前に会った人に「先日はありがとうございました~」といわれるのは違和感を感じるようなことはありません。
しかし、数か月、数年前にあった人から「先日はありがとうございました~」といわれると違和感を感じてしまいますよね。
なので、この具体的な過去の日にちの切り分けが難しく、やみくもに過去の日にちのことを表現していると間違った使い方になってしまうということになるのです。
なので、どれくらいの過去のことを表現できるのか、具体的な定義などについて理解をしておく必要性があるということになります。
辞書で調べても具体的な日にちは書かれていない
先日という言葉がどれくらいの過去の日にちを表現することができるのかということについて考えていきたいと思います。
しかしながら、先日という言葉を辞書で調べてみても、過去の日にちの具体的な定義については書かれてはいません。
なので、具体的な指標というものは残念ながら存在していないということになっています。
しかし、だからといってかこの一日全てを先日という言葉で表しても良いのかとなると決してそうではありません。
そもそも私たちが用いている日本語に関しては具体的な定義が曖昧になっているような言葉などがいくつか存在しています。
しかしながら、具体的の定義が曖昧になっている言葉であっても私たちはそれらを上手に使いこなしています。
なぜならば、自然と自分自身の感覚に伴って言葉を選んで使用しているからです。