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見据えるとはどういう意味?使い方や...(続き3)

「見据える」という言葉には、じっと対象とするものを見つめたあとにそのものがどんなものなのかを判断するという次のステップまでの意味が含まれているということです。

「凝視する」という漢字は、「視線を凝らす」という言葉と同じ意味を持つので、その言葉をみればこの言葉の意味を簡単に理解できるのではないでしょうか。

目を凝らす

「目を凝らす」という言葉は、「凝視する」という言葉と同じように「対象とするものをじっと見る」という意味を持っています。

「あの鳥をみるために目を凝らした」なんて使ったりします。

この文章の意味では、「あの鳥を見るためにガン見した、よく見つめた」という意味合いになります。

そのため、「凝視する」と同じく「目を凝らす」という言葉も「見据える」という言葉の意味とほとんど同じということになるわけですね。

つまり、「見据える」=「目を凝らす」=「凝視する」になるわけです。

こう考えると「見据える」という言葉も気軽に日常生活の中で使えるような気がしてくるのではないでしょうか。

見守る

「見守る」とは、「対象としているものが最後まで無事でいられるように見つめること」もしくは「じっと見つめる」という意味を持っています。

前者の「対象としているものの無事を見ておく」というのも、やはり無事なのかどうかを確認するためにじっと見つめますよね。

後者の意味である「じっと見つめる」というのは、「見据える」という言葉の意味に合致していることに気づくことでしょう。

つまり、「見守る」という言葉と「見据える」という言葉もほぼ同じような意味合いをもっているということになります。

ひとつ違う点としては、「見守る」は“愛情をもって相手のことを見つめる”というニュアンスを含んでいますが、「見据える」にはそのような“愛情”というのは含まれていません。

それどころか反対に冷淡な気持ち、相手を疑う気持ちのようなマイナス要素が少し強い傾向があります。

だからこそ「相手の本質を見抜くためにじっと見つめる」という意味があるんですね。

もしも相手に少しの疑念ももっていないのであれば、わざわざ相手のことを疑うようなしぐさをしたり、行動をしたり、そもそもそのような行動をしようと思う気持ちにもならないはずです。

見張る

「見張る」という言葉は、「目を大きく開いて対象としているものを見る」という意味があります。

また、それだけではなく「注意深く対象としているものを観察する」という意味も持っています。

前者は「見据える」という言葉の意味と同等ということはできませんが、後者の意味であれば「見据える」という言葉の意味と同じだと感じるのではないでしょうか。

たしかに「注意深く見ている」というところ、「観察している=じっと見つめている」という点において、「見張る」という言葉と「見据える」という言葉は同じ意味を持っているといえます。

また、注意深く何か対象とするものを見つめているということは、その対象のことを心のどこかでは信頼していなかったり、さらには何か疑いの気持ちを持っているからそのようにしてしまいますよね。

つまり「見据える」という言葉と同じように、「見張る」には多少の“マイナス要素”が含まれています。

そうするとなおさら「見据える」という言葉と似た意味になりますよね。

いぬくような

「射貫く」という言葉には、「対象としているものを矢などで貫通させる」というような物理的な意味を持つこともあれば、「対象とするものに穴があいてしまうくらいにじっと見つめる」という意味があります。

「見据える」という言葉には、具体的に何か行動することを意味するものは含まれていないので「射貫く」の前者の意味はあてはまらないですね。

しかし、後者の意味は「じっと見つめる」という点において同じような意味を持っていることになります。

一点をじっと見つめることによって、その対象としているものに穴があいてしまうくらいの勢いを感じるときです。

そのようなのを“射貫く”という言葉で表現することができるんですよね。

まるで目からビームが出ているかのように感じる、それくらいにひとつをじっと見つめている様子を思い浮かべてください。

そのような点では、「見据える」という言葉とほぼ同じ意味を持っているのかもしれません。

「見据える」という言葉にも「じっと対象のものを見る」という意味がありましたね。

「射貫く」ほどに目力を使っているとは言えませんが、同じところをじっと見つめる様子であることは同じでしょう。

長期的視野をもつ

「長期的な視野をもつ」というのは、いまこの瞬間を見つめるだけではなく、将来までも見通して今なにをすればいいのか、これから何をしていけばいいのかなどを計画することをさしています。

あなたは、何か計画する時や何気なく暮らす毎日の中でも、“長期的な視野”をもつことができているでしょうか。

例えばの話をしていきましょう。