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見据えるとはどういう意味?使い方や...(続き4)

あなたは、転職を考えているとしましょう。

転職をする際には、おそらくその会社のさまざまな条件を見るはずです。

給料はいくらなのか、休みはどれくらいもらえるのか、福利厚生はしっかりしているのか・・・なんて気になりだしたらきりがないですよね。

そこで「今この瞬間だけ」のことを考えたら、休みがなくても大丈夫だし、歩合制でやっていける!

とか、給料は少ないけど病気もしないだろうしまぁこの金額で妥協しよう…なんて決めてしまう人もいるかと思います。

確かに人は今この瞬間を生きていますし、100年時代といわれている現代でも100歳まで生きるとは限らないですよね。

しかし、その“もしかしたら”というのは十分におこりうることなんです。

それを防ぐために、そして将来に何かが起こってしまったときにいやな思いをしたり、「あの時にああしておけばよかった」なんてことにならないように、あらかじめ今を含めた未来像をしっかりと想像しておくことが重要なんですよね。

それを“長期的な視野”といいます。

そのような長期的な視野をもつということは、将来を見据えた考えをすることができるということになります。

今回のテーマともなっている「見据える」という言葉で、「長期的な視野」を説明することができました。

つまり、長期的な視野を持つということは、将来のことをじっくり考え(その点をみつめ)、今何ができるのかを考えるということになります。

対象とするものを見抜き、さらにその本質を見定め、今何をしていけばいいのかを説明するために「見据える」という言葉が使われるんですね。

「長期的な視野で見据える」なんていって“長期的視野”という言葉と“見据える”という言葉は、セットで使われることが多いことも頭に入れておくとより理解しやすくなるでしょう。

見据えるの英語表現

見据えるを英語にすると「Look at」「gaze at」などと表すことができるでしょう。

Look atには「~を見る」、「~について考える」という意味があり、「gaze at」には「じっくり見る」という意味があります。

また、「先を見据える」を英語にすると「look ahead to」となります。

見据えるという言葉を正しく使おう

今回は、意味を分かっていそうで実はわかっていない人の多い「見据える」という言葉について解説してきました。

「見据える」とは、何か対象とするものをじっとみつめること、そして見つめることによって対象とするものを見定めるという意味を持っていましたね。

それにその対象とするものは人であることもあれば、空気や時間・相手の気持ちなどの見えないものまでも対象となるとのことでした。

少し難しいように感じてしまう「見据える」という言葉ですが、その意味を理解し、どんな場面で使うのかをしっかり把握しておくことで、間違った意味やシーンで使うことはなくなるでしょう。

ぜひとも、この記事を参考にして「見据える」という言葉を間違わずに使わないようにしましょう。