もうその相手と向き合うのも、返事をするのも、その人の存在までもめんどうくさくなってしまうんですよね。
そして、自分の世界から一方的にその人の存在を消してしまうためにこのような行為を行なう人もいます。
今まで我慢していたものが一気にはじけた
面倒くさくなって人間関係を断ち切る人もいれば、これまで積み重なってきた相手への不満が爆発することによってゴースティングしてしまう人もいます。
旦那さんの暴力にたえてきた、妻の浮気を見過ごしてきた、いつも自分をたててほしい友達のために一肌脱いできた…などなど自分が負担になるような人間関係を続けるのって意味がないですよね。
それどころか自分の気持ちを抑えるだけで、本当の意味で人生を楽しむことができなくなってしまいます。
そんなとき人って無情にも「ああ、この人がいなかったらどんなにラクなのかな」「どんなに楽しい人生がまっているのかな」なんて考えてしまうものです。
今までは相手のご機嫌取りで必死だった自分、どうしてそこまで頑張ってきたのか、もうそんなことをしなくてもいいんだ!自分の人生を楽しむんだ!…というようなとても大きなスケールで人間関係をとらえ、ゴースティング行為をする人もいるんですよね。
そのような場合、相手の気持ちを考えることもなく、むしろ自分のことを中心に考えるようになっているのでゴースティングをする人になにか説得をしようとしても無理があるということも覚えておいてくださいね!
何かしらの危険を感じた
あなたは、いつも一緒にいる人から感じられるような”恐怖心”を体験したことはあるでしょうか?ほとんどの方が恐怖心を他人に対して感じたことはないでしょう。
しかし、この世界では身近な人から”恐怖心”を感じて苦しい思いをしている人も存在しています。
そのように恐怖や危険な気持ちを感じるのは人それぞれですが、だれかに対してなにかしらの危険を感じたとき、人々はその危険を感じさせるような人と距離を置きたくなるものです。
だって、その人がそばにいるだけでいつでも「怖い」とか「命が狙われているかもしれない」と考えることになるので、木が気ではないんですよね。
では、具体的にどのようなところで”危険”を感じるのでしょうか?ここでは、危険を感じるときのちょっとした例をお伝えいたします。
ストーカー行為
ストーカーとは、しつこくつきまとわられたり、家までついてきたり、ひどい場合には家の外からずっと監視してくる…なんていうケースもあります。
なにかで勘違いをした異性がその人に執着をして、自分の気持ちに従って行動してしまうんですよね。
「やめてほしい」と伝えることですぐにやめるようなストーカーもいますが、なかには自分のことしか考えることができなくなり、またそのようにストーカー行為をすることがストーカーをされている側の人間にとって良いことに違いないなんて考えることでストーカーを悪化させることもあります。
テレビニュースなどではたまに”ストーカーが原因の殺人事件”なんていうのが特集されていますね。
ストーカーに対して少しでも恐怖・危険を感じたのであれば、一刻も早くにその関係を断ち切ることが重要になります。
身近な人がストーカーをしてくるというのであれば、その人との接点を一方的にでも切るべきですよね。
だって、そのようにまでしないと相手はまたしつこくどこまでもついてくるからです。
そのため、ゴースティング行為をします。
これは合理的な手段といってもいいでしょう。
自分自身を守りたいため
あなたは、自分自身を守るためになにかを犠牲にしたことはありますか?友人関係や仕事、恋愛関係などを犠牲にしてきた人もいるかもしれないですね。
そのように”自分を守るため”に縁を切ることもゴースティング行為とみなすことができます。
例えば、ある友達Aさんとかかわっているとどう考えても将来的に自分に悪いことが起こるとわかっているとき、今の恋人とこのままお付き合いをしていても一生幸せになることができないと分かっているとき…。
それらのときには、「このままではいけない」と思いつつも、多くの人はその関係を続けてしまうものです。
しかし、人によってはあるとき突然に「これではだめだ!」「新しいステージに行かなくちゃ!」「このままいって自分が嫌な思いをするのは目に見えてるし、そんな未来にしたくない!」なんて考えが浮かび、ゴースティング行為に走ります。
いや、きちんと相手に「お別れすること」や「その理由を伝える」のであればいいのですが、さきほどもお伝えしたようにありのままの理由を相手に伝えると相手を傷つけるおそれがありますよね。
それも避けて、自分も傷つくのを避けるためにゴースティング行為をするんです。
とはいえ、自分自身を犠牲にしたことのない人はこのような心境をなかなか理解できないかもしれないですね。
しがらみから解放されたいから
何かのしがらみにとらわれるような日常を過ごしていると、本来自分ができるはずのことができなくなってしまったり、知らない間に周りの目線を気にするようになるので楽しくない人生を送りがちです。
そんなしがらみから解放されたいがためにゴースティング行為をする人もいます。
そのしがらみをかけてくる人、相手はそのように感じてはいないものの当事者が「この人といると何かしがらみを感じる」と思う人。
そのような人との関係を断ち切るんですね。
友人関係のしがらみといえば、その友人と一緒に過ごしていなくちゃいけないという気持ちもありますし、恋愛関係であれば恋人といつまでも一緒にいなければいけないという気持ちを例としてあげることができます。