しかし、それだけでは「鷲掴み」という言葉の意味が理解できない、という人もいるのではないでしょうか?
ということで、ここでは「鷲掴み」という言葉とほぼ同じ意味を持っているといわれている“類語”をお伝えしていきます。
“類語”とは、その特定の言葉とほぼ同じ意味を持っているので、理解できない言葉があるときにチェックするとわかりやすくなるんですね。
つまり、「鷲掴み」という言葉を理解できるようになるということです。
簡単な例文とともに、どのような類語があるのかを確認していきましょう。
ハートを射抜く
「あなたにハートを射抜かれた」とか「あなたのハートを射抜きたい」なんていう言葉の中で使いますね。
これって、相手の心を奪うとか相手に心を奪われた―“持っていかれた”という意味を持っているのを確認できるかと思います。
「鷲掴み」という言葉もハートを射抜くという言葉のように、一瞬にしてその気持ちなどを持っていかれてしまう、心を奪われてしまうという意味でも使うことができるということになります。
さきにあげた例文で確認しておきましょう。
「あなたにハートを射抜かれた」というのであれば「あなたにハートを鷲掴みにされた」という意味になります。
つかむ
「鷲掴み」の言葉を構成している「つかむ」という言葉とも同じ意味でも使うことができます。
「つかむ」という言葉は、何かを手に取ること、持つことをさしていますね。
「鷲掴み」という言葉は普通に何かをつかむのではなく、そこにさらに荒々しさが追加される言葉になります。
普通に何かを持ったりするのであれば「つかむ」という言葉を使い、そこに荒っぽさのニュアンスを加えたいのであれば、「わしづかみ」という言葉を使うといいでしょう。
“どのような感覚でするのか”という点に関しては異なっているだけであり、ほとんどの意味は同じになります。
捕らえる
「捕らえる」という言葉はなにかを“つかまえる”ことを意味していますね。
「あのワシは、ネズミをとらえた」なんて使います。
ずばり、そのように“捕獲する”という意味でも使うことができる言葉になります。
すると、今回特集している「鷲掴みにする」という言葉の意味に通ずるところがあると思いませんか?
なにかをとっつかまえる=捕らえる、という点で同じ意味を持っているということができるのです。
さきの例文で「鷲掴み」という言葉を使うのであれば、「あのワシは、ネズミを鷲掴みにした」といえます。
また、「あなたにハートを鷲掴みされた」という言葉にあるように「あなたにハートを捕らえられた」と言い換えることも可能ですね!
執る
「執る」というのは、その漢字が使われている言葉を思い出してその意味を確認してみましょう。
「執行する」なんていう言葉がありますが、それは「行うことを実行する」という意味がありますよね。
つまり、その特定としていること/対象としていることをはじめること、それをとらえること、そこに集中することを意味します。
「執着」なんていう言葉にも使われているので、特定のことに集中するというのは安易に想像しやすいのではないでしょうか。
「あの人は私の心を執った」というのであれば、「あの人は私の心を鷲掴みにした」という文章に置き換えることができるので、「執る」という言葉も「鷲掴み」という言葉の類語として扱うことができます。
鷲掴みの例文
これまでに「鷲掴み」という言葉とほぼ同じ意味を持っている類語についてお伝えしてきましたね。
その言葉の意味を知ったとしても、「鷲掴みという言葉をどのように使えばいいんだろう?」と感じている方もおられることでしょう。
この世の中にはたくさんの言葉がありますが、言葉の意味を知っていたとしてもその言葉を正しく使えている人って少ないものです。
しっかりと学んでいるのにそれを行使できていないんですね。
それだとせっかくの学んだ知識もその学んでいた時間までもが無駄になりかねません。
今回もそのようにしてほしくない!という思いから、ここでは「鷲掴み」という言葉を使った例文をご紹介していきます!
「鷲掴み」という言葉は、どのようにして使われているのでしょうか?
また、どのようにして使っていけばいいのでしょうか。