きちんと宗教に対しての気持ちを持った人が多いですから、そう言った意味でも上下関係や身分というものを大切にしているのがスリランカ人なのです。
フレンドリーに話しているような相手は、良く見ると同じ身分の人であったと言こともあるでしょう。
カースト制度の外にいる日本人にしてみるとよく分からないかもしれませんが、もしスリランカで働くようなことがあれば、こうした上下関係のうるさいところに気づくかもしれません。
おしゃべりが大好き
スリランカ人はとてもおしゃべりが好きな傾向があります。
とにかく人と会うと色々なことを話しているので、知らない人とはあまり話が弾まないという全体的にシャイな傾向のある日本人とは違うところなのではないでしょうか。
男性の前では比較的控えめで大人しくしているような女性たちも、女性同士で集まっていると、華やかでまさに姦しいような状態となるようです。
最も、日本人が観光先でスリランカ人と話に花を咲かせるようなことは少ないかもしれませんが、それでも、タクシーなどを使っていると親しげに話しかけられることが多くあります。
タクシーの運転手の方がおしゃべり好きなスリランカ人であれば、シーンとなった車内で気まずいということは滅多にありません。
コミュ障という言葉とは何となく無縁に思えるような人がたくさんいるということですね。
仕事をサボっておしゃべりすることも
おしゃべりが好きなスリランカ人は、仕事をさぼっておしゃべりをしているようなこともあります。
日本人は世界の中でも勤勉と言われることがありますが、やはり、それと比べると仕事ぶりは少し真面目ではないように見えてしまうところもありますね。
仕事中に楽しそうに話をしているところを見ると「良いのだろうか」と思いつつも、楽しそうに仕事をしているところを見て、何となく羨ましく思えてしまうようなこともあるでしょう。
サービス業についている人を見ていると、不真面目と言うよりはおおらかな印象を受けますが、日本人にとっては旅行先で少し不便に感じるようなこともないとは言えません。
プライドが高い
ここまではスリランカ人の特徴の良いところを挙げてきましたが、もちろんスリランカ人にも欠点はあります。
それは、プライドが高い人が多いというところです。
気さくでフレンドリーではあっても、きちんと自分自身についてプライドを持っているというのは、宗教的な背景も含んでいるように思えますね。
自分というものを、精神的にもそうですし、身分制によっても確立することができる国ですので、自分の持っているプライドを折られることを嫌がる側面が強く見えてくることもあります。
プライドが高いのは日本人でも同じかもしれませんが、集団のために自分自身を折ることができる日本人とは、少し違う感性を持っているように思えます。
自分の間違いを認めない
スリランカ人のプライドの高さの一つとして、自分の間違いを容易に認めないというところがあるでしょう。
自分が間違っているという証拠を突きつけられたとしても、あまりそれを認めないようなところがあります。
これは旅行をしていても起こるかもしれません。
クレームを入れても簡単には謝ってくれないようなところで、スリランカ人の国民性を感じるかもしれませんね。
気さくではあっても腰が低いわけではないというところは、きちんと覚えておいた方が良いかもしれません。
見栄っ張り
スリランカ人の中には見栄っ張りな人もたくさんいます。
こちらもやはり、宗教的な背景を含んで言うところもあるでしょう。
自分の身分や自分自身をある程度カーストによって定められているような中では、自分自身で自分を良く見せなければいけないということになるのです。
カーストというもの、身分というもので自分を判断される中では、少しくらいの見栄がなければと言う想いもあるのかもしれません。
とても見栄っ張りな人が多いので、そう言った国民性には驚く日本人も多いでしょう。
ずる賢い人も多い
見栄っ張りであり、さらにはずるがしこい人も多いというのがスリランカ人の特徴です。