例えば、お金を貸してあげると、なかなか返ってこないというようなところもスリランカではよく見られます。
セルフプロデュースと言う側面を考えたときに、バレると自分の立場が危うくなるというようなことも、できてしまうのです。
それは日本とは全く文化的な背景が異なっているからというところもあるでしょう。
とても親しく、フレンドリーであるところは、人の和を常に気にしている日本人にとっては羨ましいところです。
ですが、その一方で身分制というものが、見栄を張らせたり高いプライドを作ります。
その一方で、身分制は、悪いところがあっても、ある程度のセーフティネットとして働いてくれるでしょう。
それらの文化は、スリランカ人の国民性に深くかかわってきています。
スリランカ人の恋愛観4個の特徴
スリランカ人の性格についてここまで見てきましたが、それでは恋愛面の方ではどうでしょうか。
スリランカ人の異性と恋に落ちるような経験はあまりないかもしれませんが、実際に恋に落ちてしまったときにはどのようなことになるのでしょうか。
恋愛の仕方も、やはり文化が違えばかなり違うものです。
上述のような性格を持っているスリランカ人たちは、いったいどのような恋愛をしているのか見てみることにしましょう。
日本の恋愛のセオリーとはかなり異なるようなところもありますので、興味深く読むことができるはずです。
自由に恋愛できない
スリランカ人の恋愛についてまず言える大きなこととしては、「自由に恋愛をすることが難しい」というところなのではないでしょうか。
スリランカ人にとって恋愛と言うのは、あまり自由に好きなようにするものではありません。
日本の場合にはほとんどの人が自由に恋愛をして結婚を選ぶような制度になっていますが、スリランカ人にとってはお見合いで結婚を決めるというようなことが多くなっています。
自分で自由に選んできた相手と結婚する、もしくは好きな相手と熱愛の上で結婚をするというのは、割と珍しいケースです。
最も最近の若者は、枠に縛られたくないというような気持ちを出だしている人も多くなっては着ていますが、親世代はお見合い婚が当たり前だと思っていますし、結婚に通じるようなお見合いが「恋愛の形」である以上、やはり今でもお見合い婚が主流のようですね。
宗教や身分制度の影響
スリランカ人が自由に恋愛をすることができないのは、宗教や、それに基づいた身分制度に影響されているからです。
仏教徒が7割を占めているスリランカにおいては、カースト制がいまだに強く残っています。
職業や身分というものがしっかりしているので、釣り合わない相手とは結婚できないという決まりがあるのです。
心理的な障壁も大きいでしょう。
実際に、スリランカ人の中での「恋愛」というのは、最終的に「結婚」が見えているものになります。
日本人のように、結婚と恋愛は別、もしくは恋愛はするけれど結婚は全然考えていない、というような恋愛ではありません。
一度付き合い始めると、親戚との関係を考えなければいけない結婚に繋がるので、自由に恋愛をすることができないのです。
自由な恋愛における結婚はもちろんないわけではありませんが、宗教に基づいた精度がある以上は難しいところがあっても仕方ないのかもしれませんね。
占いを信じる!
スリランカ人の多くは占いを信じています。
仏教に基づいた占星術が発達しているので、これをきちんと尊重して生きている人が多いのです。
生まれたときにそれから先の人生についてもう既に決まってしまっているという考え方であり、多くのスリランカ人は生まれたときにそれらについて記してあるホロスコープを作ってもらいます。
自分の人生が生まれたときに決まっているというと、つまりは、恋愛や結婚に関してももう既に決まってしまっているということになりますよね。
占いは個人名まで決めることはできないものではありますが、人生の大きな部分を決めてしまっているものなので、影響を受けないわけがないのです。
占星術を重視する
占星術を重視する傾向にあるので、ホロスコープの相性が合わなければ、そもそも結婚することができないということにもなりかねません。