また、自分が大きな過ちを犯してしまったなら、そんな大きな過ちを犯した自分自身を、到底受け入れることができずに苦しんでしまうこともあります。
大きな過ちを認めることや、それを受け入れることは簡単なことではありません。
受け入れられるようになるまで、さまざまな苦悩と葛藤することになるでしょう。
しかし、いずれは時間が解決して、受け入れられるようになります。
そのため、まずは大きな過ちがあったという事実をしっかりと受け入れて、少しでも早く受け入れることができるようにその事実と向き合いましょう。
9:どんな人にも同じように対応する
器の大きな人は、どんな人にも同じように対応します。
普通は自分と仲の良い人に対してはとても親身になったり、特別に接したりします。
その一方で、自分が嫌いな人やあまり関わりのない人には、冷たくしたり無関心を装ったりと、自分と関係の深い人たちに対してしか積極的に関わろうとはしないでしょう。
しかし、器の大きな人は誰に対しても同じように接します。
友達に自分の気に入っているものをプレゼントしたなら、知人程度の関係の人にも同じようにお気に入りをプレゼントできますし、自分の親友と無関係の人とが喧嘩になって仲裁に入ったなら、親友の肩を持つのではなくどちらにも平等に接して判断します。
自分の人生にとって、深い関わりのある人の肩を持ち、また無関係の人には無関心でいることは何も珍しいことではありませんし、おかしなことでもないでしょう。
しかし、器が大きな人になりたいと思うのなら、一部の人とのみ関わるのではなく、初対面の人やあまり親しくない人とも、親しい人と同じような接し方をしましょう。
分け隔てなく平等に人と接することで、自分自身の器を広げていくことができるでしょう。
10:人生を思いっきり楽しむ
人生を思いっきり楽しむことでも、器を広げることができます。
器の大きな人は、例えピンチや困難なことがあっても、それはそれとして楽しむ心の余裕があります。
その余裕はこれまでにたくさんの経験を積んできたからこそ出せるもので、またピンチな状況を楽しむからこそ前向きに打開や解決させる方法も思い浮かびやすくなります。
経験の浅い人は何かトラブルが起こればパニックになってしまいますし、落ち着いて対処することが難しいでしょう。
どんな時でも心に余裕を持つためには、普段から人生経験を磨くことです。
新しいことや知らないことにはどんどんチャレンジしていく精神を育み、良いことも悪いことも思いっきり楽しもうとする姿勢を持つことで、経験を重ねて器を大きくすることができるようになるでしょう。
️あなたの器の大きさはどれくらい?
あなたは自分の器の大きさがどの程度か把握していますか?
把握していて、今以上に器を大きくしたいと思うのなら、器が大きい人の言動や行動を参考にしながら、さまざまな経験を重ねて少しずつ器を広げていきましょう。
また、今現在の自分の器がどの程度なのか分からないという人は、自分の今の性格を客観的に把握するために、紙に自分にできることと、できないこととを書き出してみましょう。
例えば「周囲の視線を気にせずに行動できるかどうか」「人から何を言われても気にしないでいられるかどうか」「自分の知らないことを積極的に知ろうとする姿勢があるかどうか」「価値観が合わない人とも自分から関わっているかどうか」など、自分の内面を1つずつ確認していきましょう。
そして自分がまだできていないと思うものがあれば、まずはそれらをできるようになることから始めましょう。
少しずつできることが増えてくれば、その分確実にあなたの器は広がっていっていることでしょう。
️器が大きい人の特徴
器が大きい人には、どのような特徴があるのでしょうか?
器の大きな人の特徴を把握しておけば、自分も同じようになるために努力をすることができます。
また、器の大きな人の言動や行動を参考にしたり、自分にも取り入れたりすることでも、今以上に自分自身を成長させることに繋がります。
まずは器の大きな人の特徴を知ることから始めましょう。
他人の過ちを許せる
器が大きな人は、他人の過ちを許すことができます。
例えば同じプロジェクトのメンバーがミスをして、プロジェクトが失敗してしまった時に、連帯責任にはなるものの、恐らく誰もが内心ではミスをした人のことを悪く思うことでしょう。
しかし、器の大きな人は、「自分もやっていたかもしれない」「やってしまったものは仕方がない」「本人も十分に反省をしている」と相手を気遣った考えをすることができるため、むやみにミスをした人を責めることはしません。
そして本人が十分に反省しているのなら、自分はその人を許して、次へと気持ちを切り替えることができます。
また、もしもどうしても相手を許すことができないことが起こった場合には、気持ちの面で相手を許すことはできないままかもしれません。
しかし、だからといってそれを行動に起こしたり、相手を責めたりすることはしないでしょう。