それも、自分から助けてほしいと乞わなくても、仲間の方から助けてくれることでしょう。
13:上下関係も良好なので出世しやすい
人当たりのいい人は、誰に対しても平等にその性格で接します。
上下関係でも同じことで、自分よりも下や上に関係なく、元来の性格のままで接しています。
日本では未だ年功序列や上下関係の考え方が根強く残っています。
そのため、「自分よりも上は絶対」「自分よりも下は従わせてもいい」などの歪んだ上下関係を作っている人も少なくはありません。
例えば「上司には媚びを売っていい顔をして取り入る」ことをしながら、「部下のことはこき使い、何かあれば責任を押し付けたり罵倒したりする」人も残念ながら存在しています。
それを賢い生き方だと思っている人も一定数いるため、学校や会社など、社会や組織の中にいる以上はそうしたずる賢い生き方をしている人はいるでしょう。
しかし本来の上下関係とは、「上の者は下の者を守り助け、下の者は上の者を敬い大切にする」ものです。
上の人間が下の人間を守っているからこそ、下の人間は上の人間を敬う気持ちが生まれ、そこから学ぼうとします。
「上は強く下は弱い」というこの関係は、本来はこのような形であるべきですが、その通りに実践している人は実のところ、そこまで多くはないでしょう。
人当たりのいい人は、理想的な上下関係を知っています。
また、持ち前の人の良さで、上にも下にも同じように接するため、その平等性や頼りになるところから上下関係が良好で、出世もしやすいでしょう。
14:自分本位な行動はしない
人当たりのいい人は、常に周囲に気を配っています。
困った人がいればその人を率先して助けようとしますし、自分のことは後回しにしても、自分を頼りにしてくれる存在に手を貸そうとします。
それは決して、自分本位な考えの人にはできないことでしょう。
誰でも自分のことは大切ですが、あまりに大切にし過ぎると、いつも自分のことばかりで、他人のことには一切気を配ることがなくなってしまいます。
確かに本当に頼りになるのは自分だけですが、自ら周りをないがしろにするようなことをしていると、トラブルの際には自分が周りの人たちからないがしろにされてしまうでしょう。
人当たりのいい人は、時には自分よりも他人のことを優先させて行動することがあります。
本来は自分を守るべきですが、条件反射のように自分ではなく相手を助けてしまうことがあります。
その咄嗟の行動を見ている人たちは、自然と人当たりのいい人の側にいて、助けたり助けられたりする良好な関係になりたいと望むでしょう。
15:ピンチでも周りに助けてもらうことが多い
人当たりのいい人は、普段は誰かを助けることの方が多いです。
自分のことは自分で何とかしながらも、誰かが困った時には率先して手を差し伸べていますので、自然と人を助ける機会が多いです。
偽善で良いことをする人はいますが、毎日のように反射的に誰かを助けようとすることは誰にでもできることではありません。
手を差し伸べるのが困難な状況でも、一切の打算もなくスッと手を伸ばせるのは、偽善ではできないことでしょう。
そうした人当たりのいい人の行動を見ている周りの仲間たちは、その人が自分ではどうにもできないピンチに陥った時には、自然と助けようと行動するでしょう。
人の良さを放っておけない人や、過去に自分が助けられたことのある人たちが、きっと頼まれなくても自ら行動に移すことでしょう。
人当たりがいい人は好かれる?
人当たりがいい人は、誰からも好かれる傾向があります。
捻くれたものの考え方をする人から見れば、「偽善的で八方美人」や「誰にでもいい顔をしている」ように見えるかもしれません。
また、心配性な人から見れば「ふわふわしていて危なっかしい」「いつか騙されて酷い目に遭いそう」などと思わずハラハラしてしまうかもしれません。
しかし、そうした色眼鏡や特別な目で見る人以外からは、大抵は「優しい」「話しやすい」「頼りになる」などの理由で人から好かれることが多いです。
人から好かれる人は、周りに友人や仲間が増えやすく、さまざまな交流が増えます。
そのためたくさんのことを学んだり経験したりできますので、自らの器や見識をどんどん広げていくことができるでしょう。
そしていろんなことを経験して、さらに明るく前向きになることで、より仲間や友人が増えていくことでしょう。
人当たりのいい人は、自らの可能性を無限に広げていくことができるのです。
人当たりがいいとは?
人当たりがいいとは、一言でいえば誰とでも上手に接することができるということです。