本当は自分の能力不足で行き詰まっていたとしても、自分以外のものにその原因を考えようとしますので、結果的に誰かや何かのせいにして、自分は責任逃れをしようとします。
自分のダメな部分や足りない部分を自覚しなければ人は成長できません。
必要以上に自分を責めることはする必要はありませんが、まずは今自分が行き詰まっているのだという事実や、それが少なからず自分の能力不足だということを認識しましょう。
そこからようやく、どうすればいいのかを考えることができるようになります。
行き詰まり=学び
行き詰まりは決して悪いことではありません。
そこが今の自分の限界だということを知り、そこから前へ進むための機会なのだと考えましょう。
行き詰まりは、自分がさらに先へと進んでいくための学びの機会です。
せっかくのその機会に学ぼうとしない人は、その後の人生で行き詰まりを感じた時にも、自分が成長していくことはできないでしょう。
行き詰まりの機会に可能な限りの努力をして、それでもダメだったなら諦めることも大切です。
けれども努力し切っていない状態で直ぐに諦めてしまっては、折角の機会に何も学ぶことはできないでしょう。
人間的に成長する必要がないと感じている人は、行き詰まったら直ぐに逃げて楽な道を探せばいいでしょう。
しかし、行き詰まりで学んで成長したい人は、「今は自分が学び、成長する時なんだな」と前向きに考えて努力を続けましょう。
客観的に物事を見るチャンス
行き詰まった時には、物事を客観的に見るチャンスがきている状態でもあります。
例えば主観的に物事を考えて行動していった結果行き詰まってしまったのなら、それは主観的なものの見方の限界に達したということです。
主観的な見方が限界になったのなら、今度は客観的に物事を見る必要があるでしょう。
物事を客観的に見ることができる人は、主観的な人よりも視野が広く、あらゆる可能性に気付くことができます。
また、自分を第三者として冷静に見ることができますので、「自分がどうしたいか」ではなく、「社会的に考えてこの場合はどうするべきか」と考える力をつけることができるでしょう。
行き詰まった時には、客観的に物事を見るチャンスなのだと考えましょう。
【客観的に物事を考えるべき理由は、こちらの記事もチェック!】
いい方向に進むと割り切る
人生に行き詰まった時、「これ以上悩んで落ちることはない」と考えると多少は気が楽になります。
何せ今の状態が一番きついので、これ以上きついことにはならないでしょう。
一旦行き詰まってしまったなら、あとはいい方向に進むだけだと割り切って考えることができれば、「怖いものなし」とばかりに気持ちの面で強くなっていけるでしょう。
行き詰まりはなかなか経験できないこと
誰でも人生で一度は行き詰まることがあります。
しかし、だからといって頻繁に行き詰まることがあるわけではありません。
あらゆる物事は大抵の場合、深く考えてみれば答えが出てきます。
自分では何も思いつけなくても、周りの人が助けてくれることも多いため、よほどのことがない限りは「どうしようもない」状況に追い込まれることはないでしょう。
そのため、人生に行き詰まる瞬間は、なかなか訪れるものではありません。
もしも行き詰まった時には、「滅多にできない経験をする機会がやってきた」と前向きに捉えましょう。
そして行き詰まりの状況を打開できたなら、それはあなたにとって大きな経験になり、また自信にも繋がるでしょう。
️行き詰まった時にやりたいこと
行き詰まった時にどうすればいいのかをこれまでご紹介してきました。
とにかく自分で考えて行動し、それでもダメなら誰かに相談し、時には気分転換をしたり自分の環境を変えたりしていれば、いずれは行き詰まりの状況を打開できるでしょう。
どうしてもダメな時には最終手段として諦める方法もありますが、その前にやってほしいことがあります。
自分で試せるだけの方法を試して、これからおすすめするやることもやってみて、それでもダメならその時にまたどうすれば良いのかを考えましょう。