それは、自分が楽な方向にばかり言って怠けていることを意味するのです。
2.要点をまとめられない
語彙力のない人と話をしていると、一体何が言いたいのか分からないというようなことがよくあります。
自分の言いたいことはあるのでしょうが、語彙力がないために要点をまとめて伝えることができないのでしょう。
人間は日々様々な情報を目で見て、耳で聞き、頭に入れていますが、そういったたくさんの情報をまとめる力がないことには適切な次の行動がとれません。
要点をまとめる力がなければ自分が何をしていいかもわからなくなるし、話を聞いているほうも何が言いたいのかさっぱりわからなくなります。
語彙力のない人は論理的に思考することが難しいのでしょう。
一つ一つを論理的に考えるのではなく、行き当たりばったり的に考えているのです。
そのため、まとまりのない話になってしまったり、後になって何も形になっていないことに気づき、後悔したりするのだと思います。
話が長い
話の要点があいまいなのに、話だけはやたらと長いというのも語彙力のない人の特徴です。
多分自分のもっている乏しい語彙力でできうる成功パターンを1つ2つくらいは持っているのでしょう。
ですから誰と話す時もそのパターンへと持ち込むことを考えるので、まずはそちらに誘導していくトークをする必要があり、必要以上に話が長くなってくるのです。
語彙力のない人がする長話は、要点がよくわからない話が淡々と続くので、聞いている人は苦痛に感じてしまうかもしれません。
反対に語彙力があって話がおもしろい人は、長時間話していても時間を忘れてしまうほどなのです。
回りくどい表現が多い
語彙力がないので、その話をしめるために最適な語彙が見つかりません。
ですから、どうしても自分の乏しい語彙を駆使しての表現になるので、回りくどい言い方になってしまいます。
一つの言葉を知らないだけで、多くの時間のロスや文字のかさばりが生じてきます。
同じような言い回しを繰り返している
語彙力のない人は、話す話題も限られてくるので同じような話、同じような言い回しを繰り返すことになります。
ですから、話を聞いていると「またその話か」とうんざりさせられることになります。
こういう会話からは何も残るものがなく、単に時間の浪費と言わざるを得ません。
しかし、悲しいことに持っている語彙が乏しいとこういった会話にならざるをえないのです。
語学に例えるとわかりやすいかもしれません。
あなたはアメリカに旅行に行きました。
英語は学生時代に習ったきりなのでほとんど話せません。
ですが、向こうでチケットを買ったり道を聞いたりする時に現地の人に聞かなければならない場合どうしますか?
多分あなたの知っている数少ない英単語を何とかフル回転させて、言いたいことを伝えようとするでしょう。
語彙力がないというのはそれと同じことなのです。
ですから、語彙力のある人がいかに話す上で有利になるのかはっきりとわかりますよね。
3.自信がない
自分に語彙力がないと感じている人は、人との対話で自分は人よりも話せない、劣っていると敗北感を毎回味わうことになり、自信喪失してきます。
それは会話をネガティブな方向に導くので、ますます語彙力が乏しくなっていってしまうのです。
自信のなさというのも人に伝わるものですから、相手から軽く見られる原因となります。
自信とは様々な要素によって作られていくものですが、知識が増えるということも自信をつける一つの要因です。
語彙力をつけることでも自信がつくことは間違いありません。
伝わらないから伝えようとしなくなる
語彙力がないと、相手に自分が伝えたいことをちゃんと伝えることができません。
ですから、次第に相手に自分の思いを伝えることをしなくなっていきます。