なんとなくでわかった気に
相手の会話の中で、50%くらいは自分のわかる言葉が入っていた。
でもあと半分は分からないので当然全体の意味も分かりません。
しかし、50%知っている言葉があるだけで、自分もわかった気になっている人は多くいるはずです。
仕事の上でそういうことが日常的に行われているのが一番危険で、ある時にボロが出て、仕事内容について全く理解していなかったなんてことになりかねないのです。
こういったことがなぜ起きるかは、知ったかぶりしてしまうのと同じ理由で、面倒臭いだったり、自分の余計なプライドが邪魔をして、誰かに聞くことをためらうことが原因であると考えられます。
自分勝手な解釈
もっと悪いのは、わからないから自分勝手に解釈して納得しているということです。
これが一番始末が悪く、間違った知識を固定してしまうと、正しい知識を覚えるのに、まず間違った知識を取り除くことから始めないといけないので、より大変になってきます。
何事においても絶対に外せない基本的なことというのがあります。
そういった基本をまず覚えてから応用へと進み、最終的には自分の個性を上手く取り入れたオリジナルスタイルが完成するのです。
それなのに最初の段階からわからないことを調べもせずに、自分の勝手な解釈で自分の中に入れてしまうと、基本から間違っていることになってしまいます。
わかっていないなら「わかりません」と素直に言える人になった方が自分のためになりますよね。
語彙力を鍛える方法
語彙力というものが、社会で成功していく上でいかに大切かということは言うまでもありません。
語彙力の無い者は社会に出てから不利な立場に立たされる、あるいは自分がみじめな思いをすることになることがあります。
ですが、自分は語彙力がないからといって、自分はもうダメだとあきらめる必要はありませんよ。
語彙力は鍛えることによって成長させることが可能です。
あきらめずコツコツと語彙力を高める訓練をすることで、大きく生まれ変わることも十分に可能なのです。
ではどういう方法で語彙力を鍛えるのが良いのでしょうか。
1.読書をする
語彙力を鍛えるための一番大切なことは、何と言っても読書です。
できるだけ多くの本を読むようにしましょう。
ジャンルも一つに偏るのではなく、多ジャンルからいろいろな本を読むことで、自分の知らない言葉をたくさん覚えることができます。
最近はタブレットなどで電子書籍を手軽に購入できる時代になりましたから、本を気軽に読める機会はむしろ増えています。
タブレットなどで本を読むというのももちろんいいですが、本屋に行くという楽しみも感じてもらいたいものです。
大きな本屋に行くとたくさんの本があり、本好きの人ならワクワクしてくるでしょう。
店の中を散策していろんなジャンルの本を手に取ってみましょう。
表紙のデザインが面白いなと思ったという理由でもかまいません。
とにかく積極的にいろんな本を読みましょう。
読みやすい本から
読書が苦手という人は結構います。
活字を追うのが面倒臭いと考えたり、長時間読むのが疲れるといった人です。
そんな人はまず自分がすごく興味のあるジャンルの本を読みましょう。
そして好きなジャンルの本の中でも、表現が分かりやすかったり、ページ数が少ないなど、ともかく読みやすいものから読んでいきましょう。
最初から難しい専門用語がたくさん書かれている本に手をだしてしまうと、ページが進まず少し読んだだけで投げ出してしまうことになります。
読みやすい本を読んでみて「わかる」という体験をすることが、何より大切なのです。
内容が理解できると面白いし、じゃあもう少し難しい本に挑戦してみようかと意欲が出てきます。
言葉を好きになる
本の中にはたくさんの言葉が散りばめられています。