ニキビについてはアクネ菌にアプローチする成分や、アクネ菌の餌になる皮脂をオフする洗浄力が大切ですが、年齢によっては肌の乾燥が進行しているために、さらなる水分の蒸発を防ごうとして皮脂が過剰分泌されている恐れもあるので、自分の肌状態はよくチェックしてからスキンケアを行いましょう。
ニキビ痕は肌のターンオーバーによる修復を待つしかありませんが、紫外線にあたらないなど新たな肌ダメージを回避して、ターンオーバーの周期を整える努力をしなくてはなりません。
ザラつきについては、角栓をクレンジングオイルで溶かしたり、古い角質をオフするAHA配合のスクラブなどでオフできます。
ぱっちりとした目
基本的には二重で、通常の目の大きさよりも大きく、丸く形成するのがポイントです。
錯覚効果を使うことが多く、目頭切開メイク、目元拡張メイク、彫深整形メイクなどを駆使して人間離れした大きさと丸みを作り出します。
肌だけ整えて目を大きくしないと市松人形みたいになるので要注意。
ある意味ドールメイクですが、それは目指すところではないはずなのでテイストを守るためにもアイメイクは入念に行う必要があります。
詳しくは後ほど解説します。
長いまつげ
デカ目を仕上げるなら長いまつげも必須です。
アイラインやアイシャドウだけでデカ目にすると絵画チックになってしまうので立体感、存在感を上げるにはまつげも重要なポイントとなります。
ただ、まつげのバランスはドールメイクの中でも難しい部類で、ボリューム感と長さは出しても生き生きさせてはいけないのです。
生き生き感はカールの程度で変化します。
根本からガッツリカールで上げてしまうと人形っぽさが失せるので、目を伏せても長く綺麗に見える並行よりもちょっとだけカールしているというバランスをキープします。
マスカラがダマになっているのは完全NGです。
つややかな唇
唇の縦ジワ、色ムラはドールメイクでは絶対ダメ。
しかし、スキンケアは重視する人が多いのですが、唇は大してケアしていない人がほとんどです。
唇のターンオーバーの周期は皮膚よりも早いのでそれほど気にならないとはいえ、ドールメイクにするなら唇のケアも怠ってはいけません。
唇専用美容液などもあるので検討しましょう。
縦ジワや色ムラが改善されたらメイクです。
ドールの唇はぷっくりつややか、内側からにじみ出るような自然な赤味の着色が多いのでそれに近づけます。
これが大事!ドールメイクのコツ15選
ドールメイクが目指すところは「人間離れした美しさ」です。
あまりに整った、美しすぎるものに人間は恐怖の感情を多少覚えるそうですが、そのレベルを目指しましょう。
メイク術についてご紹介していくわけですが、前提として肌が綺麗な状態であることはマストです。
また、体調不良で落ち窪んだ目元やコケた頬、深いシワがあるとなかなか綺麗な仕上がりにはならないので改善してから挑むことをおすすめします。
1.陶器肌のため下地はしっかりと
ビスクドールが陶器人形だったことからも、陶器肌にすることはドールメイクの基本です。
陶器は凹凸がなくツルッとした白い表面であることから、まずは下地でその状態に持っていきましょう。
下地にもいくつかの種類があります。
毛穴を埋めるもの、カラーをコントロールするもの、仕上がりのテイストをツヤかマットに変えるもの、ファンデーションを密着させるもの、日焼け防止、コンシーラーも下地段階です。
これらを全て駆使します。
カラーコントロールからスタート
まずはカラーコントロールからしていきましょう。
下地の色でそれぞれカバーできるものが異なっているので解説します。
まずピンクは血色アップです。
肌全体のトーンが暗いならピンクを薄く頬に伸ばせば、その後ファンデーション、チークへ進む段階での仕上がりがガラッと変わります。
グリーンは赤を打ち消す補色なので赤ら顔やニキビの痕をカバーするのに使います。