しかし、自眉が上の位置にある場合はシャドウやアイブロウで近づけても限界があるため、全剃りしてコンシーラーで塗りつぶし、新たにメイクだけで眉毛を作るのは可です。
テクニックを要するので初心者向けではありませんが、自信がある人はやってみましょう。
一番楽なのは厚い前髪で眉毛を完璧に隠してしまうことです。
8.頬にそっとチークをのせる
チークは本当にそっとで良いです。
塗ってるなーというのがわからない程度に、ほんのり上気したようなニュアンスにします。
アイシャドウの色と同じがいいので、アイシャドウにピンクを入れたならチークもピンク、オレンジならオレンジにしましょう。
頬骨の高い位置より少し下から顔のサイドにかけて薄くつけ、頬全体がふっくらしているように見せたらチークは完了です。
そっとつけるのは難しいですが、大きめのブラシを使うと簡単にできます。
ブラシに軽くチークをつけたら手の甲などでいらない粉を落とし、頬の上でぐりぐり動かさず、おしろいのようにポンポンとつけるくらいで大丈夫です。
9.コンシーラーなどで唇の輪郭を消す
通常の口の輪郭が軽くアヒル口でぷっくりしているなら、その時点でドールっぽいのでそのままでOKですが、上唇下唇ともに分厚い人は輪郭を理想の形状に近づけるように塗り潰します。
形を変えなくて良い人も、唇の色が肌とハッキリ分かれている場合は輪郭をコンシーラーでぼかしましょう。
コンシーラーを塗っただけだと乾燥が始まってしまうので、リップクリームを塗っておくのがコツです。
10.リップはぷっくりとつややかに
ぷっくり感はグラデーションで作っていきます。
輪郭をぼやかせたのもこのためです。
唇の中央から赤味が広がっていくような、血色感のあるぷっくり唇にしていきましょう。
まず、濃いめの赤を下唇の中央にピンポイントで置いたら指で周辺にトントンとなじませます。
濃い赤の部分はティントでも構いません。
その周囲にピンクまたはオレンジのリップを置き、赤とグラデーションになるようになじませます。
こうすると、唇の中央から外側に向かって、赤、ピンクorオレンジ、肌色というグラデーションになるため、立体感が出せるのです。
艶っぽい唇の色なので、ドールメイク以外でも活用できるテクニックといえます。
11.リップグロスも大事
唇のツヤの仕上げはグロスで行います。
グラデーションを綺麗に保ちたいので透明のグロスを使うのがおすすめです。
中央部分をたっぷりめに、輪郭をぼかした部分は極めて薄くなるように重ねましょう。
12.全体のバランスを見ながら調整
ここまでで基本のドールメイクは完成です。
後は写真をとったりして客観的に見直し、全体のバランスを調整します。
光源の位置によっては、あえて片側の目だけ濃いめのメイクにした方が良い場合もありますし、まつ毛のボリュームも変えた方がむしろ均等に見えたりするので模索してみましょう。
13.ヘアカラーに合わせたカラー選びを
髪の色と眉の色は合わせた方が良いです。
また、髪がピンク系ブラウンならピンク色のメイク、オレンジ系ならオレンジ系に統一しましょう。
黒髪の場合はピンクにするのが無難です。
その他、シルバーやブルー系の場合はややクールなドールメイクが合うので退廃色となるくすみオレンジとブラウン、グレー系のメイクが映えます。
しかし、これらの色をメイクで用いるのはドールメイク初心者では難しいので、髪を染め直すのは嫌だったらウィッグを使うことをおすすめします。
14.アイラインは工夫して
上記までの基本的なドールメイクになれたら、猫目の跳ね上げラインや、ブラックを使ったより目力の強いメイクに挑戦するのもOKです。
目の形(一重、二重、奥二重など)によって、アイラインの幅も調整した方が良い場合は色々と試してみることをおすすめします。