顔全体に塗ると体調不良な感じになるのでポイント使い用です。
イエローは肌のトーンアップに使える色です、色ムラやくすみを均一に整えてくれます。
オレンジは青黒い色をカバーしてくれるので、軽いクマや眉の剃り跡をカバーするのに使いましょう。
茶系のシミもぼかしてくれますし、口の端などが茶色っぽい場合も忘れずにカバーしましょう。
ブルーは日本人の肌にはあまりおすすめできないカラーですが、色白で黄色い色ムラがあるときには打ち消せます。
パープルは透明感を引き出すカラーなので、下地の全体仕上げとして使います。
陶器肌にはかかせません。
とくに光が集まりやすい鼻筋や、頬のチークが乗らない部分に使用しましょう。
毛穴を埋めていく
カラーコントロールはピンポイント使用だけでOKなほど肌色が均一な人は、透明に近い化粧下地で毛穴を埋めていきます。
ドールメイクに毛穴があってはいけないので丁寧に全てを埋めることが重要です。
毛穴は下に向かって開いているため、化粧下地を塗る際は手の動きを下から上にだけ動かします。
上下や左右に動かすとヨレてしまうため、必ず一定方向だけに動かすようにしてください。
化粧下地を選ぶ際は、毛穴が開いているなら毛穴密着を優先、それほどでもなければファンデーションの密着度を高めるものを選びます。
仕上がりは、マットになるものがベースですが、鼻と頬についてはツヤ感を残したいのでツヤを出せる下地と両方使います。
コンシーラーで不都合を全部隠す
上記までの下地でカバーできなかった眉毛の剃り跡やニキビ痕の色にコンシーラーを重ねてカバーします。
濃くつけた部分から指の腹で叩くように周囲へなじませ、どの角度から見ても自然になるように仕上げましょう。
ただし、ドールメイクで使うファンデーションはリキッドがおすすめなので、コンシーラーはリキッドファンデの後に使うことをおすすめします(パウダーならコンシーラーが先)。
2.ファンデーションは均一に
ツヤ肌よりもマット肌が基本です。
パウダーより伸びの良いリキッドファンデーションでなめらかに整えたらプレストパウダーでマットに仕上げると上手くいきます。
下地の段階で肌をだいぶ均一な状態にしているので、リキッドファンデーションは厚塗り不要です。
ただし、持っている化粧下地がリキッドファンデーションと相性の悪いオイルっぽいテクスチャーのものだとヨレる恐れがあります。
購入前に下地とリキッドファンデーションの相性はよく調べておきましょう。
プレストパウダーはパウダーファンデーションに似て粉を押し固めたものですが、ファンデよりもっと薄付きでマットに仕上げてくれるパウダーです。
肌色に均一さはリキッドファンデがやってくれるので、あくまで仕上げ用としてルーセント(半透明)のプレストパウダーを選びましょう。
ここで1点注意したいことは、写真映え用のドールメイクならプレストパウダーがおすすめするものの、もうちょっと日常でも違和感がない仕上がりにしたいならルースパウダー(粉がポロポロのままの方)の方が向いているということです。
マットよりはふんわりな仕上がりになるので日常使いでも人間離れしすぎません。
3.アイメイクはブラウンで統一
アイメイクはぼかしのテクニックを駆使していきます。
ドールメイクに慣れている人は何色を使ってもいいのですが、初心者は日本人の目の色、肌色と相性がよく目元の雰囲気をぼかしやすいブラウンを選ぶと上手にできます。
ブラウンのアイライナーで垂れ目に
ドールは優しい雰囲気を持つ目元が多いので垂れ目にします。
目尻からほんの少しだけオーバーするラインを引きます。
黒だと強すぎるのでブラウンのアイライナーにしましょう。
目が小さく、両目の幅が開いている場合には切開ラインを入れます。
切開ラインというのは、目頭からオーバーさせて入れるアイラインのことで、1mmいかない程度のオーバーでも目の距離が近づき、大きく見える効果をもたらします。
アイメイクはアイシャドウ重視なのでアイラインは細めでOKです。
アイシャドウはグラデーションを丁寧に
ドールメイクではラメの強いアイシャドウはNGです。