そのため安心して接することができるでしょう。
4.気配りができる
気配りの上手い下手の差はあっても、社会に出れば誰でもある程度の気配りは自然と身に付くでしょう。
兄弟が多い家庭で育った人は、自分の好きなものを兄弟に譲ったり困った時には助けたりしている内に自然と気配りが身に付きますし、学生の頃に友人に合わせたり気配りをしたりすることで身に付けた人もいるでしょう。
また、社会に出れば嫌でも上司や取引先の会社の人に対して気配りが出来るようにならなければなりませんので、どんな人でも必要があれば気配りはできるでしょう。
その中でも、美しい心を持つ人は公私に関係なく、普段から周りへの気配りがよくできています。
気配り上手な自分を演出する人とは違い、あまり表立って自分の気配りを周りに見せつけようとはしません。
どちらかというと 控えめに裏方でそつなく気配りをして回るのが得意 で、常に周囲の様子も観察しています。
だからこそ、今周りがどんな状態で、何が必要なのかも他の人よりも察するのが上手く、何かが不足する前にそれを補おうと行動に移します。
美しい心を持つ人と一緒にいると、何かと助かることが多いのはそうした気配りの上手さが理由の一つでもあるでしょう。
5.前向きで一生懸命
心が美しい人は、何事にも前向きで一生懸命です。
何か目標が出来ればそれに向かって一心に突き進みますし、途中で諦めることもしません。
どんなに頑張っても不可能な場合には仕方がありませんが、そうでない限りは挫折することもなく一生懸命に目標に向けて取り組んでいく意思の強さを持っています。
何か目標が出来れば、誰でもその目標を達成させるために一生懸命になるでしょう。
けれども誘惑に弱い人はつい努力を怠けてしまいますし、自分に甘い人や極端にプライドが高い人もたった一度の挫折で諦めてしまうことがあります。
心が美しい人は、そうした 挫折や困難に負けることなく目標を達成させるまで一生懸命に頑張ります ので、その諦めない真っ直ぐな姿勢に惹かれる人も多いでしょう。
6.自分の意志をしっかり持っている
心の美しさは、単に優しさや思いやりの気持ちだけでは磨くことができません。
根底に自分を大切に思う気持ちがあり、自分が大切だからこそ自分のためになることを一生懸命に努力します。
また、他人に対する気配りの気持ちや思いやりの行動も、 他人を大切にすることで自分のためにもなる ということをよく理解しているからこそできることでもあります。
とはいえ、自分が大切だから自分以外はどうでもいいということでもありません。
自分のために行動しながらも、心に余裕があればその余裕を他人への気遣いや気配りへとあてることをしますので、利己的な人間とは行動も考え方もまったく異なっています。
そして自分がこうしたい、こうなりたいという思いがあればその通りに行動し、目標のために一生懸命になれる意志の強さを持っています。
その意志の強さがあるからこそ、例え周りの人間が全員自分と意見が違っていても、それに流されてしまうことのない強さを保っていることができるのです。
7.相手を認めることができる
プライドが高い人や負けず嫌いの性格の人は、なかなか自分よりも優れた人のことを素直に認めることができません。
自分よりも綺麗な人に対して、「言うほど綺麗でもないと思うけど。それに性格悪いって話だし。」と反論に加えて悪評を付け足したりするでしょう。
また自分よりも仕事が出来る人に対して、「あいつは上司のご機嫌伺いが上手いから出世できたんだ。」と成功を妬んだりします。
他人のことを素直に認められない人はたくさんいます。
それはその人が、自分がなりたい姿になっている人に対するやっかみだったり、ネガティブ思考故の卑屈な考えだったりすることが多いです。
そんな人はきっとあなたの周りにもたくさんいるでしょうし、ひょっとしたらあなた自身も身に覚えがあるのかもしれません。
一方で心が美しい人は、 基本的に自分は自分で、他人は他人 であるとハッキリと区別して考えていることが多いです。
だから他人が成功したり優れていたりしてもそれを妬むことなく、素直に「すごいね」と認めることが出来ます。
そしてもしもその相手が、自分の理想とするものを叶えていたのなら、自分もそのレベルに達せられるように目標にして一生懸命に努力するでしょう。
妬みややっかみといった感情は、自分が成長する上では妨げになることが多いです。