美しい心に育てるには
美しい心を持つ人は、元々美しい心のままの人もいますが、ほとんどは「自分の心が美しく在りたい」と望む気持ちから努力をし、その結果美しい心を得ています。
「美しい心」というと漠然としているように思えるかもしれません。
しかし、個々人が「人に思いやりを持てるようになりたい」「心の広い人間になりたい」などの願いから努力をしてそれを叶えた結果、その人の心が美しくなることは多いでしょう。
自分のために変わりたいと思って努力をしたことで、結果的にそれが周りの人のためにもなっていれば、周りの人から見た時にその人は心の美しい人であると思えることも大いにあります。
要するに、 「自分のためにも他人にためにもなっていれば、その人は心の美しい人」 だと言えるのでしょう。
そんな風に美しい心を育てるためには、どのように心がけて生活すればいいのでしょうか?
特別なことをする必要はありません。
ただ毎日美しい心を持ちたいと意識して、言動や行動を心がければいいのです。
美しい心を育てるための具体的な方法を以下にご紹介していきます。
心に余裕を持とう
あなたは日頃から、自分の心に余裕があると思いますか?
それとも、まったく余裕がないと感じていますか?
自分が変わりたいと思った時、または理想の自分に成りたいと望んだ時、心に余裕がなければそれを叶えることは出来ません。
毎日仕事や生活に追われていると、他のことをしたり考えたりする余裕はなくなってしまいます。
余裕がないのにさらにその上に目標を足そうとすると、それが重荷になってしまい心身が疲労で倒れてしまうでしょう。
美しい心を育てたいと思うのなら、 まずはそれを育てられるだけの環境 を整えてあげましょう。
例えば新しいゲームのセーブデータを作ろうと思った時に、既に他のデータで場所が埋まってしまっていては、新しいゲームのセーブデータを作ることは出来ませんよね。
また、パソコンで新しくファイルを作ろうと思っても、データがいっぱいでどこにも作れなければ、新しいファイルは作ったところで保存が出来ませんよね。
美しい心を育てるのもそれと同じことです。
まずは心に余裕を作ってあげなければ、美しい心を育てることは出来ないでしょう。
意識一つで心に余裕は持てる
心に余裕を持つことは、難しいようで案外簡単に出来ます。
例えば毎日のスケジュールがパンパンに詰まっている人は、そのスケジュールの中で、その日の内にやってしまわなければならないことと、まだ日程に余裕があるもの、そして絶対にやらなければならないことではないことを分類しましょう。
そしてやらなければならないことを最優先にリストアップして、次に日程に余裕のあるもののリストを作りましょう。
そのリストの中で、最も日程に余裕があるものは、その日の内にやる必要はないものです。
せっかちな性格の人は、「やれる時にやっておこう」として予定をぎゅうぎゅうに詰めますが、それでは心に余裕を持つことは出来ません。
そのため、最初は抵抗があるかもしれませんが、その日にやらなくてもいいことは思い切って止めてしまいましょう。
また、やってもやらなくてもいいことがあれば、それもやるのは止めましょう。
そうすることで、時間に少しは空きが生まれるでしょう。 時間の空きは、すなわち心の余裕 に繋がります。
時間ができれば一息つけますので、休息をとりながらそこで美しい心を育てていきましょう。
気持ちや感情を素直に表現してみる
意地っ張りな人や恥ずかしがり屋の人、感情を表に出すのが苦手な人は、喜怒哀楽の感情を素直に表に出すことが出来ません。
感情を相手に読ませないようにすることで相手よりも優位に立とうとする人や、ポーカーフェイスが処世術という人もいるでしょう。
しかし、自分の感情を隠していると、自分の気持ちに無理を強いていることになりますので、素直な美しい心を育てることは出来ません。
美しい心を育てるためには、 自分が感じた気持ちを素直に表現すること が大切です。