また、妬みを自分の足りない部分への言い訳にすることも多いため、妬みややっかみでグチグチ言っている間は、それ以上成長することも成功することもできないでしょう。
8.感謝を忘れない
感謝の気持ちや言葉が直ぐに出てくる人は、素直な性格をしていることが多いです。
人に感謝するということは、自分が何かをしてもらったことや、助けてもらったことを認めることでもあるため、プライドの高い人はなかなか素直に感謝することが出来ません。
しかし感謝の気持ちがなければ、助けてくれた相手も「感謝もなしか」と嫌な気持ちになりますし、円滑な人間関係を築き難くなってしまうでしょう。
一方でいつも感謝の気持ちを忘れずにいる人は、ちょっとしたことでも相手に感謝の気持ちを示すことが出来ますので、それだけ相手も良い気分になれるでしょう。
心が美しい人も、 常に感謝する気持ちを忘れずに持っています ので、「自分だけで生きていける」「自分がすべて正しいし、助けてもらうのも当たり前だ」などと、他人を不愉快な気持ちにさせるような態度を取ることは決してありません。
そのため人間関係も良好に築ける人が多いです。
すぐに「ありがとう」が出てくる
感謝の気持ちを忘れずに持っていると、いつでも直ぐに「ありがとう」の言葉が口から出てきます。
嫌味や悪意のない笑顔と態度ですので、感謝される側も満更でもない気持ちになれるでしょう。
人間は一人だけでは生きていくことは出来ません。
さまざまな人たちと関わり合い、時に助けられて生活していますので、自分が助けられた時には素直に感謝の気持ちを述べることが大切です。
心が美しい人はそれをよく分かっていますので、 誰かに助けてもらったと感じた時には、直ぐにお礼の言葉 が出てきます。
9.人のことを悪く言わない
心が美しい人は、人のことを決して悪く言いません。
もし相手に対して何か不満に思うことがあれば、悪口ではなく意見の一つとして、直接相手に向けて言うことはあるでしょう。
しかし、本人の尊厳を傷つけるようなことは言いませんし、ましてや容姿や性格といったアイデンティティに関することを悪く言うことも決してしないでしょう。
例え自分が容姿や性格について悪口を言われたとしても、同じように言い返すこともしません。
また、本人のいないところで陰口を叩くこともありませんし、誰かが悪口を言っている時にそれに同調することもありません。
そのため、その姿を知っている人からすれば、 「この人は信用できる」「この人は裏で自分の悪口を言ったりしないだろう」 と評価や信頼に繋がるでしょう。
よく「悪口を言う人は、自分も悪口を言われている」という言葉を聞きますが、まさにその通りでしょう。
自分が誰かの悪口を言えば、同じようにどこかで自分も悪口を言われることがあります。
また、悪口を言うということは、それを聞く人に「どうせ自分のことも影で何か言っているのだろう」と思われてしまうことでもあります。
一方で誰のことも悪く言わない人であれば、最初はその人の悪口を言う人がいたとしても次第にその数は減っていきますし、人間関係でトラブルになった時にも悪口を言わない人の方を誰もが信用するでしょう。
10.感受性が豊か
心が美しい人は、感受性がとても豊かです。
美しいものや明るいものをみた時には素直に心が高揚しますし、また悲しいことがあれば感情のままに涙を流すこともあります。
もちろん時と場所を弁えての行動ですが、他人や周りから自分の心に対して受ける感情が人一倍鋭く敏感です。
それは一見とても心が脆いようにも思えますが、 豊かな感受性の奥底には、ぶれない芯の強さ を持っています。
だからこそ自分にとって辛いことがあった時にも気持ちを切り替えて立ち直ることができますし、諦めずに前へと進んでいける強さも持っています。
感受性が豊かな人は、それだけ他人に気持ちを同調させることもできます。
他人の苦労話を聞き、自分の立場に置き換えてまったく同じとはいかなくても、出来るだけ相手の気持ちに共感出来るようにと努めます。
また楽しいことをしている時には一緒に心から楽しめますので、一緒にいる相手にとっても充実した時間を過ごすことになるでしょう。
心が美しい人は感受性が豊かな分、たくさんの人に対して共感を示すことができます。
だからこそ心が美しい人の周りには、自分をわかってほしい人たちが集まるのかもしれません。