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「しやすい」の敬語やビジネスでの使...(続き4)

人によっては毎日のように話している人がそばにいるので、その人の口から見聞きする機会が多いという人もいるかもしれないですね。

そのように誰かが話しているといっても、おそらく”宣伝文句”として使っている言葉で耳にする機会が多いかと思うんです。

ずばり、「しやすい」という言葉は、宣伝文句として、第3者に対してその”簡単なこと”を表明する場合に使われることがとても多いものです。

では、そのように”第3者に対する表明”とはどのような言い方や表現があるというのでしょうか?その表現方法までもしっかりと確認しておくことにしましょう。

〇〇しやすくなりました

これまではしにくかったことも、技術の進歩や働く人の知恵などによって”より簡単に挑戦できる”ことができるようになったり、”簡単に取り組むことができる”ようになるものですよね。

そのようなことを伝える際には、「○○しやすくなりました」と表現することができます。

この場合、この”何かをしやすくなる”前というのは、今以上にどこか不具合だとか不都合なことがあり、”そのようにするのは難しいポイントがあった”ということになります。

何かしらのポイントを改善することによって、そしてそれを使っている人がこれまで以上に快適に何かを行うことができる…という意味合いで「しやすい」という言葉を使うことができるようになるんですね。

例えば、「今回からポイントが溜まりやすくなりました」なんて使うことができます。

この場合、これまではポイント還元率がとても低かったものの、今となってはその還元率があがったことをさすようになったということになりますね。

〇〇がさらに簡単になりました

次に「○○がさらに簡単になりました」という表現に言い換えることも可能です。

「しやすい」という言葉には、どのような意味があったのかを少し思い出してみてください。

何かをすることが容易になる…つまり、簡単だということを表す意味合いがありましたよね。

ずばり、そのことを示すことができるのがこの文章になります。

ひとつ前の項目の例文を使うのであれば「ポイントをゲットするのがさらに簡単になりました」と言い換えることができます。

これは、もともとポイントをゲットするのが難しい状況だったということまでも物語っていますよね。

このように“何かがもともとは難しかったけれども、それが簡単にできるような現状になった”ということを伝えるためにも「しやすい」という言葉を使うことができるようになるんですね!

2.上司から部下へ

「しやすい」という言葉を使うにあたって、お客様などの顧客に使うような場合(これまでにお伝えした1.)もあれば、職場で上司から部下へ何かを伝える際にも「しやすい」という言葉を使うことがあります。

あなたも部下に対して「しやすい」という言葉を使って何かを伝えた経験があるのではないでしょうか。

とはいっても、どのように使えばいいのかわからない、自分の使い方が間違っているのかも気になるという方もおられるはず。

では、上司から部下に対して「しやすい」という言葉を使うってどのようにすればいいのでしょうか?

そのまま表現される場合が多い

ずばり、特に規定はありません。

これまでに敬語表現にて「しやすい」という言葉を使うときには、あれこれ気を付けるべき点がある…とお伝えしましたが、職場において上司から部下に対して「しやすい」という言葉を使う際にはあまりルールがないんですね。

つまり、あなたが伝えたいことをそのまま「しやすい」という言葉で伝えることができることになります。

例えば、その案件は挑戦しやすいということを伝えたいのであれば、ひとくせいれることなくそのまま部下に伝えればいいということになります。

3.部下から上司へ

逆に部下から上司へ「しやすい」という言葉を使うこともありますよね。

そのようなときには、上司から部下へ「しやすい」という言葉を使う時とは違って、少しルールがあるといわれています。

では、どのようなルールがあるというのでしょうか?

そのままの表現は避ける

ずばり“そのままの表現は避ける”ということになります。

「しやすい」という言葉は、動詞にくっつけて使うべき言葉でしたね。

あなたが部下に対して「しやすいこと」を伝えるのであれば、その動詞を省くこともできます。

しかし、もしもあなたが上司に向かって「しやすいこと」を何か伝えるのでしたら、必ず「動詞+しやすい」という形をとるようにしなくてはいけないのです。

そうしないと”無礼なもの”に思われたり、敬語が使えない人と思われてしまうことも。

「しやすい」をビジネスで使う際の注意点