CoCoSiA(ココシア)

大正ロマンの服装や髪型の9個の特徴...(続き4)

そもそも吊りバンドとは何かというと、ズボンを固定するベルトとして用いられている道具です。

つまり別の言葉で言い換えるとサスペンダーという言葉で表現することができます。

現代ではあまり多くは見かけませんが、時々サスペンダーを着用しているような方も見受けたりすることがあります。

このサスペンダーの大正ロマンの際に取り入れられたものであり、大正ロマンを象徴している道具の一つでもあるといえます。

それまで男性は着物を着ることが一般的だったので、当然サスペンダーなどの道具を用いる必要性がありませんでした。

しかし、スーツが取り入れられ、ズボンなどをはく機会が増えるとサスペンダーなども次第に需要が高いものへと変化していきました。

そして、いつしかたくさんの人が利用するようになっていき、大正ロマンを語るうえで必要不可欠な道具になったといえます。

現在ではあまり見かけませんが、当時はスーツに吊りバンドを合わせるという格好が魅力的とされており、たくさんの人が行っていました。

昔の映画やドラマだと見かけたりした時もこのようなファッションを取り入れてる男性を映していることがよくあります。

なので大正ロマンにおける男性の服装の変化として吊りバンドが存在しており、当時は非常に大きな需要の中にあったといえます。

七三分け

次にご紹介する大正ロマンにおける男性の髪型の変化として「七三分け」が挙げられます。

大正時代になって変化したのは服装だけではありません、髪型に関しても非常に大きな変化が伴ったと言えます。

元々日本人男性は短く刈り上げてる髪の毛が多く、丸刈りや八分刈り、五分刈りなど、髪を短くしている人がとても多かったといえます。

しかしながら、時代の変化とともに髪型などもおしゃれなものへ変化していき、最終的に大正ロマンの影響で七三分けが多くなりました。

七三分けにすることで、おしゃれな印象なども与えながら、それでいて清潔感を与えることもできるようになっています。

また、スーツとの相性なども非常に良かったので、たくさんの人がこの髪型などを取り入れ始めたといえます。

また、髪の毛を整えるためにポマードなどを使用したりすることもここから始まり、髪型に対する多くの影響を与えた時代だといえます。

ちなみに、現在においてもこの七三分けなどは髪型として大きく流行しています。

まさしく流行が繰り返されていると言っても過言ではなく、多くの男性がこの髪型を取り入れています。

現代風にアレンジするとすれば、横の髪の毛を刈り上げたツーブロックの状態で七三分けに髪の毛を流したりしている人が多いです。

こうすることで、現代風の格好良さを維持しながら、なおかつ昔懐かしい魅力的な髪型になっているといえます。

丸眼鏡

次にご紹介する大正ロマンにおける男性の服装の変化として「丸眼鏡」が挙げられます。

丸眼鏡は、その名前の通りメガネの枠が丸いメガネのことを意味しており、今大きく流行っているアイテムのひとつです。

元々眼鏡が使用された歴史を考えてみると、13世紀のイタリアでメガネという道具が生まれたとされています。

そこから様々な改良などが行われ、最終的に大多数の人が使用するようになっていきました。

そして、大正時代になると西洋の文化を取り入れるようになったので、丸眼鏡に関しても同様に取り入れだしたといえます。

そこからはたくさんの人が丸眼鏡を身につけるようになり、スーツと合わせたりすることも一つのファッションとされていました。

現代においても若者があえて丸眼鏡を取り入れたりしている姿を見かけることが多いです。

芸能人なども積極的に丸眼鏡を着用しており、モダンでレトロなイメージで、昔懐かしい印象の中にもおしゃれさを取り入れているといえます。

ハット

次にご紹介する大正ロマンにおける男性の服装の変化として「ハット」が挙げられます。

もともと私たち日本人にとって帽子といえば、昔から親しまれていたものは烏帽子や頭巾などが一般的でした。

しかし、時代の変化とともに帽子もその形を変えていき、大正ロマンの際にはハットが導入されるようになっていきました。

そしてそこからはたくさんの人が西洋の文化を取り入れ出したので、スーツなどと一緒にハットも取り入れる人が続出したといえます。

スーツとハットを組み合わせている人は一つのステータスであり、当時のファッションの中ではかなり注目されていたファッションだといえます。

現代の私たちで言えば、流行りのファッションに身をまとっていたり、高級ブランドに身を包んでいる人といえば印象が近いかもしれません。

そこからは、スーツなどが一般化されていき、ハットも同様に一般化されていったと考えられます。

現代においてもハットなどを着用している人は多く、一つのファッションアイテムとして馴染んでいるといえます。