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『読解力』がないのはなぜ?!5個の...(続き3)

頭の中が整理できない

感情的になっている時には、頭の中が上手く整理出来ません。

目の前の人物や出来事で頭がいっぱいになってしまって、周囲の状況や自分の立ち位置、どちらに分があるのか、その場でどう振舞うのが一番いいのかなどを冷静に判断することが出来なくなってしまいます。

そのため感情的に振舞っている時に、自分がまずい行動を取ってしまってもそれに気づくことが出来ませんし、相手が冷静な場合には正論や理屈を並びたてられて言い負かされてしまうこともあるでしょう。

感情が先行している時には、相手がどんな反応をしてもすべて火に油を注ぐ状態になってしまうため、相手の言葉で冷静になることも出来ないでしょう。

その結果自分が口にする言葉もどんどん白熱していき、いつの間にか話の論点を見失ってしまうこともあるでしょう。

5.内容を意識していない

読解力は、文章をよく読んで、その内容を理解することで身に付けることが出来ます。

どんなにたくさん本を読んでも、文章をろくに読まずに流し読みをしたり、自分の気になるところだけを読んだりしていると、読解力を身に付けることは出来ません。

一つひとつの文章をしっかりと読まなければ、その内容を理解することは出来ませんので、適当に流し読みをしただけの人に、どんな本だったかと詳細を問うてもまともに答えることは出来ないでしょう。

時々「自分はこれだけ読書をしてきた」と自慢げに読書の制覇数をひけらかす人がいますが、そういう人ほど実際にはしっかりと本を読んでいないことが多いため、どんな本がどんな風に面白かったのかと細かい質問をしても、内容を思い出せずに言葉に詰まってしまうことが多いでしょう。

一方で一冊一冊をきちんとよく読み込んでいる人は、本の流れはもちろん、読者に何を伝えたいのか、どんなことが要点だったのかまで本を見ずに詳しく語れるでしょう。

読書をする時には、内容を意識するかしないかで、読解力が身に付くか身に付かないかが変わってきます。

理解しようとしていない

適当に文章を流し読みする人は、そこに書かれている内容をきちんと理解しようとしていません。

当人がしっかりと内容を理解しようとしない限りは、何度同じ文章を読んだところで内容が頭には入りませんので、時間の無駄になってしまうでしょう。

読書をすれば読解力がつくと考える人は多いですが、何冊本を読んだところで集中して内容を読み込まない限り、読解力を付けることは出来ないでしょう。

読解力をつけたいなら、わざわざ本を読むことにこだわらずとも、新聞やネットニュースの記事でも十分に身に付けることが出来ます。

ほんの数行の文章をしっかり意識して読むだけでも読解力は身に付けられますが、それをせず、ただダラダラと文章を読むだけで理解しようとしない人は、いつまで経っても読解力を身に付けることが出来ないでしょう。

読解力を身につける5個の方法!

読解力は、単に文章の内容を理解する力というだけではありません。

文章の内容を正しく理解することはもちろんですが、他人とのコミュニケーションをとる際にも読解力は大いに役に立ちます。

会話の中で相手の表情や仕草、口調などから相手の気持ちを察するのにも読解力が必要とされますので、読解力がないということは、すなわち他人の気持ちを察することが出来ず、コミュニケーション下手ということになります。

文章の内容を正しく理解出来なければ、仕事で書類のやり取りをする際にも困ってしまいますし、また他人とコミュニケーションが上手にとれなければ、人間関係でトラブルになってしまうこともあるでしょう。

さまざまな必要性から、読解力を身に付けることは必須と言えますが、ではどうすれば読解力を身に付けることが出来るのでしょうか?

読解力を身に付けるために効果的な方法を以下にご紹介していきます。

1.一歩踏み込んで調べる

本や新聞、ネットの記事などを読んでいる時に理解出来ないことがあったら、一歩踏み込んで調べる癖を身に付けましょう。

記事の大まかな内容を理解出来ても、分からない言葉や単語があると、その部分の情報が不足することになります。

自分では「分からなくてもたいしたことないや」と思っても、実はその一つの言葉で文章の前後の流れの意味が変わってくることもありますので、分からないままで放置していると内容を誤解してしまう可能性もあります。

また、その場で分からない言葉や単語を放置すると、後になって同じ言葉や単語が他の文章で出てきた時にも、意味を理解することが出来ないため、困ってしまうことになるかもしれません。

知らないままで放置しておくよりも、その場で一歩踏み込んで調べることによって、文章の内容をしっかりと理解することが出来ますし、それを繰り返すことで少しずつ読解力を身に付けることも出来るでしょう。

興味のあることを広げていく

文章を読んだ時に、少しでも興味や関心がわいたことは、そのまま放っておくのではなく、その場でもう少し調べて情報を集めましょう。

一歩踏み込んで調べることで、より自分にとって有利な情報を得られるかもしれませんし、何かの役に立つこともあるでしょう。

情報はいくらでもあって困るものではありませんし、情報量が多いほどさまざまな場面で冷静に対応することが出来るでしょう。

また、興味のあることを広げていくと自然と知識も増えますので、本や新聞などで文章を読む際にも、内容をより理解しやすくなります。

読解力を身に付けるための第一歩が分からない言葉や単語を調べることですので、まずは一歩踏み込んで調べることから始めましょう。

2.好奇心を持って

読解力を身に付けるためには、言葉や単語に対する好奇心が必要です。