4.日記を書く
毎日日記をつける習慣を身に付けると、自然と毎日文章を書く練習になります。
日記は読書感想文と違い、その日自分にあった出来事を書けばいいですし、また文章量もかなり少ないため、文章を書くのが苦手な人にもおすすめです。
たった三行だけでも文章を書く練習になりますので、寝る前の数分を使って習慣づけましょう。
ただし、短い内容ならばなおのこと、きちんと文章の内容や句読点などの書き方を意識して書きましょう。
「今日も暑かった」という一言だけではなく、「今日も昨日と同じように暑かった。気温は昨日よりも1度低かったが、体感温度は昨日とまったく変わらなかった。」などと具体的な内容と自分の感想を交えてきちんと文章にしましょう。
そうでなければ読解力を身に付けるための練習にはなりません。
毎日続けること
「ローマは一日にして成らず」という言葉と同じように、「読解力は一日にして成らず」です。
たった数日日記を書いて終わってしまっては、読解力はまったく身に付くことはないでしょう。
日記をつけるのが三日坊主になってしまう人の多くは、読書をしても、他のことをしても、すべて三日坊主になってしまいます。
毎日同じことを続ける気力がなかったり、サボり癖が強かったりするため、新しいことをやり始めても直ぐに飽きて続かなくなってしまいます。
しかしほんの数行の日記ですら毎日つけることが出来ないのなら、毎日本を読んで読解力を身に付けることも到底出来ないでしょう。
一度日記を書き始めたなら、できるだけ長続きさせられるように努力しましょう。
5.たくさん話す
たくさん話をすることでも、読解力を身に付けることは出来ます。
不思議なもので、普段人とたくさん話をする人は、それだけ話し方も内容もしっかりと流暢に相手に伝わりやすいです。
それはしゃべり慣れているからというのも大きいですが、何よりたくさん話すことで、自然と語彙力もついて自分で分かる言葉が増えてきます。
一方で、普段はほとんど誰かに話をする機会がない人は、話し慣れていない分会話の内容や構成がめちゃくちゃになりやすく、また言葉に詰まったり、話している内に自分が何を言っているのか自分でも分からなくなったりしてしまいやすいです。
読解力を身に付けたいのなら、日頃からたくさん人と話をするように意識しましょう。
落ち着いて言葉を選んで発言
話をする時には、落ち着いて言葉を選んで発言することを意識しましょう。
気持ちが焦っていると自分が何を言いたいのか忘れてしまったり、話していることが支離滅裂になってしまったりします。
緊張で気持ちが焦りそうな時には、深呼吸をして一度気持ちを落ち着けましょう。
その後で自分が話したいことを、ゆっくりした口調で言葉を選びながら話をしましょう。
するとこちらの言いたいことが相手にも伝わりやすくなります。
コツコツやってみよう
読解力は直ぐに身に付くものではありません。
あなたの周りの読解力に優れている人も、学生の事からコツコツ身に付けてきた結果、今のようになっています。
誰もが直ぐに身に付けられるものではありませんので、しっかりと読解力が身に付けられるようになるまでは、毎日地道に努力をし続けましょう。
本や新聞を読む癖を付けたり、人とたくさん話をしたりする習慣を付けたりすれば、その努力は少しずつ実っていくでしょう。