どんなに表面上では「困っている人を助けるのは当たり前」「いつでも頼ってくれていいんだよ」「気にしないでね」と家主が言ってきても、本心は分からないものですし、またこちらの態度次第によってはその気持ちにも変化が生じることがあります。
「向こうが気にしなくていいと言っているから」という言葉にそのまま甘えて何もかも家主頼みに生活を送っていると、その内家主から見放されてしまうことになりますので、きちんと家主に対して感謝の気持ちを「ありがとう」の言葉で表しましょう。
「ありがとう」はその都度言う
感謝の気持ちの「ありがとう」は、事あるごとに家主に伝えましょう。
食事を作ってくれれば「ありがとう」、洗濯をしてくれれば「ありがとう」、買い物をしてくれれば「ありがとう」など、事あるごとに感謝の気持ちを口にします。
「ありがとう」は言い過ぎても鬱陶しく思えることはありませんし、「ありがとう」の魔法は効果が短いため、少し時間が経てばまた家主は何も言われていない元の状態の気持ちに戻ってしまいます。
常に家主に感謝の気持ちを伝えることで、家主も常に「この人と一緒に暮らすのは楽しい」と思ってくれますので、互いに気持ちよく生活を送るためにも、「ありがとう」はその都度口にするように意識しましょう。
2.気遣う
気遣いが出来る人と出来ない人とでは、出来る人の方が周りの人から好かれます。
一方でまったく気を遣わない人は「図々しいやつだ」「自分勝手だな」と思われてしまいますので、居候をする時には常に家主への気遣いを忘れないようにしましょう。
気遣いといっても、気を遣い過ぎることはありません。
自分も仕事をしているのに「居候だから」と家事をすべて引き受けたり、お金を多く渡したりすれば、家主も気を遣ってしまうかもしれません。
そのため、「家主が寝ている時には起こさないように気をつける」「休みの日は自分が家事をやる」などの無理のない気遣いをすることで、家主もあなたとの共同生活を楽しんでくれるでしょう。
まったく気を遣わないと嫌がられますが、気を遣い過ぎるのも家主にとっては気まずくなりやすいのです。
優先度は家主
居候をしている内は、何かあれば優先度はすべて家主にあります。
入浴も先に家主に入ってもらったり、ゴミ出しをする時には家主ではなく自分が進んでその役を引き受けたりと、基本的に家主優先で生活を送ることを心がけましょう。
もしも家主の友人が家に来るのであれば、気を遣って自分は一晩別のところで過ごしたり、食事の内容も家主が食べたいものを優先したりすることで、家主も「自分に気を遣ってくれている」と感じやすいでしょう。
どんなに家主が良い人でも、あくまでも自分は居候で、家主の方が優先なのだという気持ちを忘れないように気をつけましょう。
3.コミュニケーション
共同生活を送る上で、コミュニケーションは欠かせません。
自分が世話になっている立場なのに、家主にろくに挨拶もせずに自分のスペースに閉じこもっていると、家主は次第に居候を「貧乏神」扱いするかもしれません。
共同生活を家主が許すのは、一緒に暮らすことで楽しく過ごせるかもしれないという期待をしている可能性もあります。
せっかく一緒に暮らすのですからコミュニケーションはしっかりととるべきですし、まともにコミュニケーションも取れなければ一緒の生活は長続き出来ませんので、きちんと毎日家主とコミュニケーションを取るように心がけましょう。
しっかり相手を理解しようとする
コミュニケーションをとることで、相手のことをしっかり理解することが出来ます。
相手がどんなものが好きで嫌いか、どんなふうに生活を送っているのかなど、相手のことを細かく知っておくと共同生活でも役立つことが多いです。
何より家主と一緒に楽しみながら毎日生活することができますので、コミュニケーションは毎日欠かさずに、相互理解に努めましょう。
こちらが積極的に相手のことを知って仲良くしようと努めれば、家主にもその姿勢が伝わりますので、より良い関係を築くことが出来るでしょう。
ストレスをためない関係を
毎日生活しているだけで、人は多くのストレスを抱えます。
人間関係のストレス、仕事のストレス、勉強のストレス、家族のストレスなど、どんなにリフレッシュを繰り返しても、次の日にはまた直ぐにストレスが溜まってしまうでしょう。
だからこそ出来るだけストレスをためない生活を送るように心がけることが大切ですが、一つ屋根の下で他人同士での共同生活は、想像以上にストレスがたまります。
どんなに仲の良い友達同士でも、長期間共同生活を送っていると嫌でも互いに不満が溜まってきます。
普段から互いにコミュニケーションがきちんと取れていれば、不満がたまった時にも話し合いで解決することが出来ますので、家主とは普段からまめにコミュニケーションを取っておき、できるだけお互いにストレスをためない関係を築いておきましょう。