別れ際ですら思いやってくれる彼女の姿勢に、別れの言葉を取り消したくなることすらあります。
にも関わらず即座に「今までありがとう、さようなら」と言われたら、なす術もなく未練タラタラです。
その上、うっすら涙を浮かべた精一杯の笑顔を見せられたら、胸が締め付けられ過ぎてどうしようもありません。
喧嘩別れで別れてしまうと後悔する
喧嘩別れほど幼稚な別れ方もありませんね。
話し合いじゃなくて喧嘩ですから、お互いに主観的で冷静さのカケラもなく、まともな判断などないまま別れに至ります。
しかし、それはただヒートアップした結末での別れなので、怒りの感情が冷めると冷静な判断が顔を出してきます。
その判断の中に「別れるほどのことだったか?」という疑問が混じると後悔スタートです。
落ち着いて考えて別れたことを後悔しはじめる
ベルギーの研究結果に面白いものがあります。
27の感情の持続時間を調べたというものです。
その中には怒りや熱狂、くつろぎ、ストレスなどがあるのですが、喧嘩で感じやすいものをピックアップしてみます。
まずは最長が“強い嫌悪”で60時間、“落胆”が24時間、“ストレス”は3時間で、最も激しいであろう“怒り”はたったの2時間でした。
つまり、喧嘩によって生じた感情は最長でも2日ちょっと、最短なら2時間で落ち着いてしまうため、その感情主導で下した決断については、後悔する可能性が極めて高いといえます。
男性はどれくらいの期間が経ったら後悔しはじめる?
男女で後悔の期間は差があります。
女性は直近では後悔するものの回復が早い傾向にありますが、男性はまさに後悔で、時間が経つごとに気持ちが積み重なっていく傾向にあるようです。
もちろん個人差があるので、あくまで平均的なものをご紹介しましょう。
1カ月くらい経つと気になってくる
1カ月くらい経ってから後悔する男性が多いようです。
まず最初の頃は別れですっきりした解放感で気が楽になります。
新しい女性との出会いにトキメキ、友達と土日に飲み明かしても文句を言われず、デート代も考えなくて良いので大きな買い物をしたりと、とても楽しい毎日です。
これが大体1~2週間くらい。
ところが、その後になると段々暇な時間が増えてきます。
週末は毎回友達が付き合ってくれるわけでもないし、調子に乗って買い物をすればお金もなくなります。
新たな女性との出会いもハイになっていただけで、冷静になるとそんなにイイ女じゃないなと思い始めたり…。
そこで思い出すのが元カノのこと。
暇であるがために、思考する時間が増え、思い出ばかりが脳内をうろつき始めるのです。
これが大体3週間目くらいで、これも最初の内は自分を納得させるために元カノの悪いところを並べ立てるのです。
ですが、それも大体2、3日もあれば出尽くしてしまって、あとは楽しかった思い出ばかりが蘇り、後悔に変わっていきます。
女性は時間が経つと気にならなくなる
一方、女性は別れた直後は猛烈な悲しみを覚えるものの、1週間もすれば立ち直ることが多いです。
自分から別れを告げた場合、女性のほとんどは男性のことを心底嫌いにならないと別れを切り出さないのであっさりしたもの、翌日には「よっしゃあ別れたぜ!」になっています。
振られた場合は悲しみますが、3日目あたりから「時間の無駄だし忘れよう」と思い始めたり、見返すために自分磨きをしたりと忙しく過ごしている内に、過去のこととして処理ができます。
恋愛から遠ざかったとき
仕事や勉強に打ち込みたいというのが理由で別れた場合、それに熱心になっている間は恋愛のことを忘れていられるので大丈夫ですが、状況が落ち着いてきたり、目標を達成してしまった後は暇になるので元カノのことを思い出します。
その頃には冷静にもなっているし、時間も精神も余裕が出てきているので「あの時別れる以外の選択肢がなかったのだろうか」と自分の行動にも疑問を持ち始めます。
日常に戻ったときになおさら彼女がいない寂しさを感じる
他に気になる女性が出てきてしまったために別れたという場合でも、その女性の内面が深く分かってくると恋愛感情が一気に冷めることがあります。
そうして新な恋のドキドキすら失せると、彼女を失っただけの日常がやってきます。