確かにこれは、帰ってきてすぐに玄関の定位置に置き、出るときにその定位置からピックすれば良いだけなので忘れにくいです。
忘れ物をしないという点を重要視するのであれば、玄関に置くというのは良い案です。
ただ、防犯の面も考慮したい場合はあまりおすすめできません。
玄関というのは、他人からも目に付きやすい場所です。
新聞の勧誘や宅配便などの配達員、回覧板を持ってきた近所の人など、訪ねてきた人から玄関はよく見える場所です。
人を疑うのは良いことではありませんが、防犯を考えるなら信用しすぎるのもよくありません。
玄関までやってきた人が悪意のある人で、鍵のありかをチェックして次にきたときに盗むということもあるのです。
鍵は盗んで複製することができますが、盗まなくても実は複製ができることをご存知でしょうか。
鍵の種類にもよりますが、一般的な鍵についてはメーカー名と鍵番号がわかれば複製することができてしまうのです。
買ったばかりのかわいいキーホルダーが嬉しくて写真を撮ってSNSに載せたら、鍵に書かれた鍵番号もうつってしまっていたという場合。
ストーカーがそれを見たら、その鍵番号を鍵屋さんに言って合鍵をつくることができてしまうのです。
喫茶店で場所取りのために鍵をテーブルに置いていたり、会社で机の上に自宅の鍵を置きっぱなしにしていたりすると、実は危険です。
一昔前は鍵の種類が数千通りありましたが、現代では更に防犯のために数十億通りの種類があると言われています。
だからこそ、メーカーに発注するために必要なのが鍵番号なわけです。
正しく運用する分には必要不可欠の品番のようなものなわけですが、悪用しようとする人にとっては簡単に複製できてしまいます。
できるならば定位置は、室内の他人の目に触れにくい場所に保管するようにしましょう。
他人に悪用された場合はもちろん、自分が単に紛失してしまった場合でも、最悪は鍵を交換しなくてはならなくなって余計な出費をしてしまうことになります。
居間などに保管ケースを設置してそこに入れるよう癖付けるのがベストです。
外出するときも、カバンの中で定位置を決めておくと良いですね。
キーホルダーやキーチェーンをつけて、落としたりなくしたりするのを防止するのがより良いです。
冷蔵庫に入れるものはすぐに入れる
仕事帰りに買い物をして帰るということもよくあるでしょう。
疲れているのに寄り道をして買い物をして、重たいものを持って帰ってくるのは大変です。
疲れたから玄関にどさりと荷物をおろしたらちょっと休みたい気持ちになるでしょう。
でも、そこは頑張ってまず玄関で荷物をおろしてしまわずに、冷蔵庫の前まで持っていってしまいましょう。
持っていったらそこに袋をおろして、すぐにしまいましょう。
疲れているから後にしよう、ちょっと座りたい、と思ってソファに腰掛けている間に眠ってしまい、気がついたら明け方。
出かける準備をしないとと思ったら玄関に置きっぱなしの袋を見て買い物に行ったことを思い出し、慌てて冷蔵庫にしまったけれど牛乳がもう悪くなっていた……ということもあります。
もちろんもっと頑張れるなら、お肉を小分けにラップに包んだり、野菜の皮を剥いたりといった下ごしらえなどもやりながら冷蔵庫にしまえると完璧ですね。
帰ってすぐ座ってしまうと腰が重くなって次のアクションになかなかつながりませんが、てきぱきと冷蔵庫に入れてしまうとそのままの流れでごはんを作ったりお弁当を作ったりすることもしやすいです。
残りの仕事をすぐに終わらせる
もしまだ仕事が残っていて、もう残りは家でやろうと持ち帰ってきたのなら、これもすぐ終わらせてしまいたいものです。
早く終わらせなくちゃなぁと思いながらも、ごはんも食べておなかいっぱい、見たいテレビもあるし、と思って後回しにしていると、どんどん億劫になってしまうものです。
結局終わらずに翌朝やる羽目になるかもしれません。
テレビを見ていても、「ああ、これを見終わったら仕事を片付けなくちゃ」と考えながら見ているとどこか上の空になってしまうものですね。
結局テレビにも集中できないよりは、テレビ番組は録画をして思い切って仕事をして、やることをやってからテレビを見たほうが心から楽しめます。
会社から持ち帰った仕事だけではなく、おうちでのタスクも仕事に入ります。
明日は燃えるゴミの日だから、朝慌ててしまわないように今晩中にまとめて集めておかないと。
明日のお弁当も作らないといけないし、革靴が汚れているから磨かなくちゃ。
いろんなことを考えながら、疲れたから体が動かない……とだらだらしていると結局タスクをこなせないまま時間ばかりが過ぎて、やらなくていいや、明日でいいや、というふうになってしまいがちです。