もちろん無理をして全部やるのが必ずしも正しいことではありません。
タスクが多すぎて手が回らない場合は、見直して優先順位をつけて、本当にどうしても今日やらなければならないことだけに絞ってやるようにすると良いですね。
化粧を落とす
女性にとってはこれはなかなか大きな問題です。
メイクはするのも時間がかかりますが、落とすのも時間がかかります。
そのあと保湿のために化粧水や乳液、美容液を塗って……と、手間暇がかかるものです。
面倒だからあとでお風呂入ったときでいいや。
お風呂で顔を洗うときにメイク落としから始めて洗顔をすれば、化粧水を塗り込むのも一回で済むわけだし、と思うこともあるでしょう。
メイクはしている時間が長ければ長いほど、お肌には負担になります。
そのため、帰宅したらすぐに落とすのがベストです。
しかしそうなるとお風呂に入ったときどうするのかという問題が発生します。
メイク落としをしたときは簡単にスキンケアを済ませて、お風呂に入ってから念入りにパックや美容液までのスキンケアを済ませるという人もいれば、面倒なのでメイク落としのあとスキンケアを済ませて、お風呂へ入ったときは顔は洗わないという人もいるようです。
帰ってすぐにはメイクを落とさず、お風呂に入ったときに済ませてしまう人も一定数いるようですね。
お風呂に入ったときにクレンジングをすると、湯船の湯気で毛穴が開いている状態なので汚れや皮脂が落としやすいというメリットがあります。
汚れがうまく落ちていれば化粧水や美容液などの成分も浸透しやすくなります。
メリットだけかというとデメリットもないわけではなく、お風呂に入ってまず顔を洗ってしまうと、体や髪を洗っている間に顔が乾燥してしまうのです。
部屋にいるときに比べれば、湯気があるのでそこまで気にならないかもしれませんが、実際にはお肌は乾いています。
顔を洗うタイミングなども少し考えた方が良いかもしれません。
洗顔したら汚れや皮脂だけではなく、お肌に必要な水分も取れてしまうので、どうしてもお肌は乾燥してしまうものなのです。
洗顔をしたら5分以内に化粧水をつけるのがベストだとされています。
お風呂場は湿気だけでなく熱もありますから、お肌の熱と水分もどんどん蒸発してしまうので乾燥しやすい状態なのです。
帰宅してからすぐにメイクを落とすと、お肌に化粧品がついている時間はできる限り最短になるはずです。
メイクがお肌に悪いというのは、単純に化粧品がお肌に悪いという話ではありません。
メイクをしてから時間が経つと、人間ですから汗をかきます。
毛穴から皮脂も出てきます。
化粧品に混ざっている油分も体温で温められて染み出してきます。
これがテカリやメイクのヨレを引き起こす原因になります。
そうしたメイクの崩れだけではなくて、皮脂や油分はお肌に対しての問題も引き起こします。
それは、過酸化脂質。
時間が経つとこの過酸化脂質といわれる物質に変化して、お肌のくすみや肌荒れなどを引き起こすのです。
毛穴につまってニキビや吹き出物などのトラブルの原因にもなります。
メイクをしてから7時間ほどでメイク用品は酸化してしまうので、メイクをしてから7時間も経てば過酸化脂質というお肌によくない物質がお肌に張りついている状態になります。
外で働いている女性は、フルタイムであればたいていが8時間前後の勤務になるでしょう。
昼食後や帰る前に化粧直しをするという方もいらっしゃるでしょうが、落ちているところに塗り足すことが多く、洗顔をしてスキンケアをしてからもう一度化粧をし直すという人はあまりいませんよね。
それならばお肌に有害な成分は一刻も早く落とした方が良いというもの。
帰ったらすぐにお化粧を落としましょう。
お風呂で落としたいという人は、すぐに落としてしまうというのも手です。
スキンケアが面倒だという方は、帰宅したらまずメイク落とし用のシートなどでメイクを簡単に落として化粧水だけつけておき、お風呂に入って改めてきちんと化粧を落としてスキンケアをするというのでも良いでしょう。
お肌は刺激自体が負担になるので、洗顔もお肌に負担がかかってしまいます。
何度も洗ったり、強くこすったりするとお肌のトラブルを引き起こしてしまいます。