なぜなら、実質的に運営しているのが先生の方なので、学生はただ先生の言われるがままに動いているだけなのです。
つまり、本当の意味での生徒会長とはただの肩書きに過ぎないのです。
学生の頃から肩書きを持つことを味わってしまうとろくな大人にならないと言われています。
実は優秀だった学生さんほど、社会適応能力が低いというのが統計学上出ています。
なぜなら、都合の良い子なので、指示待ちの人が多いのです。
要はイチからきっちり教えないと動けないタイプが多いのです。
自分で考えて動くことを得意としない存在なのです。
つまり、企画系の会社ではあまり力が発揮されない危険性が高いのです。
単純労働の仕事についてしまう可能性の方が高いのです。
特にトップダウンの形式が強い会社には適応できるかもしれませんが、これから必要とされてくるボトムアップの会社にはおそらく適応できない危険性が非常に高いです。
どんな役割がある?
では、そんな生徒会長ですが、どのような役割があるのかと言いますと、ほとんどの人は懲戒などでの挨拶などと思っている方が多いと思います。
しかし、それだけではないのです。
もっと多くのお仕事があるのですが、なかなかその内容までは把握できないのです。
しかし、把握できる手段はあるのです。
それはと言いますと、生徒手帳に書かれています。
実はただの手帳と思っている生徒手帳にはあなたの知らないことがいっぱい書かれているのです。
生徒手帳に書かれてあることを理由に先生に意見を言うこともできますよ。
もちろん、生徒手帳にも生徒会ふくめ、生徒会長の立場、役割が書かれていますので、主にそこに書かれていることが生徒会長の役割と思って頂いて構いません。
しかし、生徒手帳に書かれたことをすべて全うしているかと言うと、そうでもありません。
ほとんどは体裁上書かれていることであって、先生の言われたことをしていればほぼ問題はないのです。
ただ、普通の生徒よりかは役割が多いというのは事実であります。
ただ、それを知らない生徒が多いのです。
特に中学生だと何をしているのかわからないと言う方が多いです。
学校の年度行事を決めているのではないかともいわれていますが、年度行事は、学校の予算から先生がほとんど決めています。
また、運営をしているように見えて、実質しているのは、先生なので、ある意味、先生の補佐役と言ってもいいのかもしれません。
中には生徒会を理由に部活を休むと言う方もいらっしゃるほどなので、どうなのかと考えさせられるような状況になっています。
また、生徒を代表するはずの生徒会なのに、校則を平気で破る方も多くいらっしゃるほどなので、代表しているのかどうかも怪しい部分が大きいのです。
生徒会長を含めた生徒会の存在がただの名前だけになってしまっている危険性が高い学校もあるので、そこを含め、教育現場にも改善が必要になっているのです。
また、高校の生徒会はどうかと言いますと、ほとんど立候補がいない状況になっている場合もあって、投票も形だけになってしまっているという学校も多いのです。
高校の場合だと、ほとんどは、大学進学を目当てに生徒会長をしている可能性が高いです。
生徒会の意義を含めて先生がそのことをしっかり教えないといけないのです。
生徒会の最高責任者
そんな生徒会ですが、その生徒会の最高責任者であるのが、生徒会長なのです。
つまり、何かあれば責任を取らないといけないような感じがありますが、実際責任を取っている姿など見たことがありません。
なぜなら、この最高責任者というのも体裁上の言葉なので、実際そんなに重い職務でもないのです。
中にはえらいと勘違いして文化祭や体育祭などの時に「少しの校則違反は私が許します」と口にしている生徒会長もいましたが、生徒会長にそんな権限はございません。
何を勘違いしているのかと言った感じになってしまいます。
それよりかは生徒会をしっかりまとめて、安心・安全な学校運営をすべきなのですが、ほとんどは先生の言いなりになってしまっているような状況です。
ほとんどは肩書き欲しさになっている人かもしくは裏で先生に推薦されてなっている人などばかりなのです。