喋り相手が欲しいと思う時はありませんか?
特に一人暮らしの人はそう感じることが多いかもしれません。
休みの日にずっと家にいると一言も喋っていないということはよくあると思います。
それ以外にも、悩みや愚痴を聞いて欲しくて誰かと話したいということもあるでしょう。
仲のいい友達や家族などすぐに連絡できる人がいればいいですが、いない時はどうすればいいか分からないですよね。
そこでこの記事では、喋り相手が欲しい人が話し相手を見つける方法をご紹介します。
話す相手が欲しい人はぜひ自分に合った方法で話し相手を見つけましょう。
「話すこと」はかなり大切
実は誰かと話すことは、とても大切なことです。
子供の頃に家に帰ると今日あったことをお父さんやお母さんに話していた経験はありませんか?
身近で大切な人に自分に今日起きたことや考えたことなどを共有することで、自分を知ってもらい共感を得てもらってより一層仲良くなれますし、自分の考えも整理することができます。
こうすることで、心理状態を健康に保つことが可能になるのです。
人間は他の動物と違い、主に言語でコミュニケーションを取ります。
自分ではない誰かと言葉を使うことでコミュニケーションをはかり、意思を伝達しています。
現代の日本では戦争がないのに、戦争をしている国の戦死者の数よりも日本の自殺してしまう人の数の方が多いという統計もあります。
人と会話をすることで相手を理解することができますし、自分のことも理解してもらうことができます。
誰か他人の存在をお互いに感じることによって、一緒に生きているという実感、一人で生きていけない、自分は他の人の役に立っている、誰かが自分を見てくれているという感覚を得ることもできます。
こうした自己肯定感はひとつひとつは小さくても、塵も積もれば山となるわけで、結果的に互いを必要とし無意識に助け合って生きていけます。
しかしながら現代では、他人と会話をすることが減っており、そのせいで孤独を感じてそれに耐え難くなり、自殺者が増えているのではという考察もあるほどです。
警察庁による自殺者統計では平成9年は24,391名だったのが、平成10年には一気に32,863名に増えています。
インターネットが普及した頃と同じだから、インターネットにより会話が減ったのではという考え方です。
インターネットが悪ではありませんし、インターネットが普及したからといって人との会話が減ったとも言い切れません。
インターネットを使いこなしている人なら、話し相手の対象者が全世界に広がり、逆に誰かと話している時間が増えたというケースもありえますので一概には言えません。
いずれにせよ、近年は毎年三万人以上の人が自殺してしまうという悲しい結果が出ています。
自殺してしまう人を少しでも減らすために試みられているのが、自殺の名所への立て看板や、話を聞いてくれる電話相談室などです。
たとえば学校でいじめられているとか、借金で首が回らなくなったというようなことは、誰かに話しただけで解決するような問題ではありません。
話すことが恥ずかしい、心配させたくない、事実を認めたくないなどの理由で、人に話したがらない人も多いです。
でも、まったく無関係の他人相手でも、真摯に話を聞いてもらえると少しだけ気分が楽になったり、落ち着いたりするのが人間というものです。
ひとりでは考えが堂々巡りになって行き詰まってしまっていたことでも、他人の視点から見たり自分で冷静になったりすれば、今まで気が付かなかった解決方法にたどり着けることもあります。
そうすることで自己肯定感も少しずつ湧き上がってきます。
自分を否定している人の話は聞いている方も参ってしまうので、そう何度も付き合ってくれないというケースもあります。
「こんなに困っているのに誰も話を聞いてくれない」とネガティブになります。
そして、「いつも暗いことばかり言って、こちらが励ましたり解決方法をアドバイスしたりしても聞く耳を持たないから、もう話を聞いてあげるのが疲れてしまった」
と周りに言われて、更に孤独になってしまうような負のスパイラルから抜け出すという意味でも、少しでも気持ちが楽になり自信を持つというのはとても大切なことです。
人に話すことで迷いや悩みを「放す」ことができます。
ただ、話し方によっては相手に負の感情を押し付けるだけになってしまうので、相手に負担がかかってしまいます。
そんな負担を進んで何度も受け入れてくれる人というのもなかなか見つからないかもしれません。
日常の話し相手が必要というのではなく、もっと深い悩みを打ち明けたいというときには、カウンセラーなどプロの聞き手に頼るというのもひとつの方法です。
話し相手が欲しい時ってこんなとき
日頃生活している中で、話し相手が欲しいなと思うのはどんなときなのでしょうか。