話し相手が欲しい、なんて思うことはありますか?
一昔前までは、話し相手を欲しがるのは年配の方で、縁側に座ってお茶を飲みながら誰かととりとめもない話をするというようなイメージでした。
現代では核家族化や晩婚化が進み、年代問わず一人暮らしの方が増えています。
一緒に暮らしていてもそれぞれの学校や仕事で忙しくすれ違いばかりで、同じ家に住んでいるにもかかわらず一緒にご飯を食べることも、顔を合わせることも稀というケースもあるほどです。
一人暮らしでペットも飼っていなくて、休みの日にどこもでかけていないと、丸一日一言も言葉を発していないなんていうこともよくある話。
テレビを見て笑っていてもふと寂しくなってしまったり、声が出ることを確認したくで無意味に「あ!」と叫んでみたり。
寂しくて誰もいないのに言葉を発するようになった結果、最近ひとりごとが増えちゃった!なんていうこともあるのではないでしょうか。
現代では様々なものが発達した結果、たとえでかけても人と話さずに済んでしまうことも多いです。
どこかに出かけるのに切符を買うのも自販機ですし、改札も機械です。
電子マネーなら切符を買うという行為も不要で、改札に直接タッチするだけで通過することができます。
買い物もネット通販でいろいろなものが買えるようになったので、必ずしも外に出てお店まで出向くことが必要なくなりました。
配達される荷物を受け取るのも、宅配ボックスやロッカーなどで受け取りができるので配達員さんと顔を合わせないことも多いでしょう。
自販機でジュースや軽食が買えますし、スーパーなどに買い物に行ってもセルフレジがある場合は店員さんとのやり取りもありませんよね。
便利な世の中になり、暮らしやすくはなりましたが、生きにくくなっている部分があります。
実は「話すこと」ってかなり大切なんです!
実は誰かと話すことは、とても大切なことです。
子供の頃に家に帰ると今日あったことをお父さんやお母さんに話していた経験はありませんか?
身近で大切な人に自分に今日起きたことや考えたことなどを共有することで、自分を知ってもらい共感を得てもらってより一層仲良くなれますし、自分の考えも整理することができます。
こうすることで、心理状態を健康に保つことが可能になるのです。
人間は他の動物と違い、主に言語でコミュニケーションを取ります。
自分ではない誰かと言葉を使うことでコミュニケーションをはかり、意思を伝達しています。
現代の日本では戦争がないのに、戦争をしている国の戦死者の数よりも日本の自殺してしまう人の数の方が多いという統計もあります。
人と会話をすることで相手を理解することができますし、自分のことも理解してもらうことができます。
誰か他人の存在をお互いに感じることによって、一緒に生きているという実感、一人で生きていけない、自分は他の人の役に立っている、誰かが自分を見てくれているという感覚を得ることもできます。
こうした自己肯定感はひとつひとつは小さくても、塵も積もれば山となるわけで、結果的に互いを必要とし無意識に助け合って生きていけます。
しかしながら現代では、他人と会話をすることが減っており、そのせいで孤独を感じてそれに耐え難くなり、自殺者が増えているのではという考察もあるほどです。
警察庁による自殺者統計では平成9年は24,391名だったのが、平成10年には一気に32,863名に増えています。
インターネットが普及した頃と同じだから、インターネットにより会話が減ったのではという考え方です。
インターネットが悪ではありませんし、インターネットが普及したからといって人との会話が減ったとも言い切れません。
インターネットを使いこなしている人なら、話し相手の対象者が全世界に広がり、逆に誰かと話している時間が増えたというケースもありえますので一概には言えません。
いずれにせよ、近年は毎年三万人以上の人が自殺してしまうという悲しい結果が出ています。
自殺してしまう人を少しでも減らすために試みられているのが、自殺の名所への立て看板や、話を聞いてくれる電話相談室などです。
たとえば学校でいじめられているとか、借金で首が回らなくなったというようなことは、誰かに話しただけで解決するような問題ではありません。
話すことが恥ずかしい、心配させたくない、事実を認めたくないなどの理由で、人に話したがらない人も多いです。
でも、まったく無関係の他人相手でも、真摯に話を聞いてもらえると少しだけ気分が楽になったり、落ち着いたりするのが人間というものです。
ひとりでは考えが堂々巡りになって行き詰まってしまっていたことでも、他人の視点から見たり自分で冷静になったりすれば、今まで気が付かなかった解決方法にたどり着けることもあります。
そうすることで自己肯定感も少しずつ湧き上がってきます。
自分を否定している人の話は聞いている方も参ってしまうので、そう何度も付き合ってくれないというケースもあります。
「こんなに困っているのに誰も話を聞いてくれない」とネガティブになります。
そして、「いつも暗いことばかり言って、こちらが励ましたり解決方法をアドバイスしたりしても聞く耳を持たないから、もう話を聞いてあげるのが疲れてしまった」
と周りに言われて、更に孤独になってしまうような負のスパイラルから抜け出すという意味でも、少しでも気持ちが楽になり自信を持つというのはとても大切なことです。
人に話すことで迷いや悩みを「放す」ことができます。
ただ、話し方によっては相手に負の感情を押し付けるだけになってしまうので、相手に負担がかかってしまいます。
そんな負担を進んで何度も受け入れてくれる人というのもなかなか見つからないかもしれません。
日常の話し相手が必要というのではなく、もっと深い悩みを打ち明けたいというときには、カウンセラーなどプロの聞き手に頼るというのもひとつの方法です。
話し相手が欲しい時ってこんなとき
日頃生活している中で、話し相手が欲しいなと思うのはどんなときなのでしょうか。
喧嘩した時
両親や兄弟、友達や恋人など、誰かと喧嘩してしまったとき。
気持ちも落ち込みますし、誰かに愚痴を聞いてほしくなるものでしょう。
第三者の冷静な視点で見てもらって、自分にも落ち度があったかどうかを確認したくなるということもあるのではないでしょうか。
失恋した時
失恋したとき、ひとりで落ち込みたいという人も多いでしょう。
その時期を過ぎたら誰かに話を聞いて欲しいと思うこともあるのではないでしょうか。
ひとりで抱えきれない悲しい感情を誰かに聞いてもらって、共感してもらって少しでも心が軽くなりたいというのはよくある感覚でしょう。
仕事で嫌なことがあった時
仕事をしていて嫌なことがあったら、ひとりで黙って抱えていると悶々としてしまってなかなか切り替えられないということもあるでしょう。
そんなとき同僚などに話を聞いてもらえると気持ちが楽になりますよね。
「また部長に八つ当たりされたんだけど!」と愚痴を言って「また?あいつほんとムカつくよね!」と返ってくれば、多少は溜飲が下がるというものです。
同僚なら背景や人物の性格などか説明しなくてもすぐに話が通じます。
同じ環境にいて同じように嫌な思いをしている人と思いを共有することで、困っているのは自分だけではないと感じ孤独感から救われます。
協力して状況を打開することもできるかもしれません。
一人で寂しい時
一人でいても自分の趣味などに没頭して忙しく、楽しいというときも多いでしょう。
でもふとしたときに物足りなさを感じることもあるかもしれません。
たとえば遠距離恋愛をしていて、普段は日々の生活で精一杯になっているし、電話で話せばある程度満たされているかもしれません。
でも、仕事がうまくいかなくて、そんな帰り道に仲が良さそうなカップルを見かけたら、急に寂しく感じてしまうのではないでしょうか。
会いたくてもすぐに会える距離ではなく、電話をしようにも相手は夜勤で…なんていうとき、ひとりで寂しさを抱えて過ごすのは少し辛いものです。
とにかく騒ぎたい時
特になにがあったというわけではないけれど、なんとなく気持ちが寂しい、なんだか叫びたい!ということだって、生きている中には度々あるものです。
とにかく騒ぎたいという感情を持て余して、わーっとなってしまうこともあるのではないでしょうか。
悩みがある時
悩みがある時、ひとりで抱え込んでいると途方もなく辛くなってしまうことがあります。
誰かに話すと、話している間に自分の頭の中で悩みを整理することができます。
相手からアドバイスをもらえることもあるので、「なんでこんな小さなことであんなに深刻に悩んでしまっていたんだろう?」と思うくらい簡単に悩みが解決してしまうこともあります。
反対に、誰にも話せないとひとりで考え込んでしまい、どんどん悪い方向にばかり考えがいってしまって、実際に抱えているのよりも何倍も悩みが大きく感じてしまうこともあるのです。
一度抱えているのを放り出して離れたところから見つめ直すためにも、誰か話し相手に悩みを聞いてもらうというのが解決につながることがあります。
話し相手を見つける5個の方法
話し相手が欲しいのは山々だけれど、そうそう都合良く話し相手なんて見つからないよ!という方もいらっしゃるでしょう。
「一人暮らしだし、会社の人にこんなプライベートなことは話せない」「学校のクラスメートとの関係で悩んでいるのに、クラスメートには話せる人がいない。
かと言って家族に話すと深刻に取られすぎて大問題になりそうだから話せない」ということもあるかもしれません。
なにか悩みがあるという状態ではなくても、なんとなく誰かと話がしたいけれど、そんな『なんとなく』で付き合ってくれるような人がいないという場合もありますよね。
友達を呼び出してまで話を聞いてもらうようなおおごとではないし、家族も忙しそうだし、相手のことを考えると煩わせたくないなと思うこともあるでしょう。
1、ネットを活用する
身近に気軽に話せる話し相手がいないのならば、インターネットを活用するのもひとつの手です。
インターネットなら、物理的な距離が関係なくなりますので、対象が全世界に広がります。
普段の生活範囲の中では出会えないような人と出会えることもあります。
InstagramなどのSNS
InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSを利用して友達を増やすというのはとても有効な手段でしょう。
インターネットを使ってどこの誰かわからない人と連絡を取る以上、リスクはないとは言えません。
個人情報を伝えするときには最新の注意を払いましょう。
Facebookは原則的に本名で登録していますのでその点は別ですが、InstagramやTwitterなどのSNSは匿名で登録しています。
自分が誰だかわからない代わりに、相手のことも誰だかよくわかりません。
アカウントを消してしまえば連絡が取れなくなります。
匿名だからと油断して個人情報を投稿してしまうと、自分の身元がばれてしまうこともあるのでこの点も注意が必要です。
たとえばアイコンに自分の顔写真を使っていたり、位置情報をつけて投稿したりすると、その場所に偶然フォロワーさんやその投稿を見ている人がいた場合に、「あの人だ」とわかってしまいます。
自分の部屋の窓から見た景色を写真に撮ってアップしたことで、家が特定されてしまったという事例もあります。
自分の写真を目線を入れてアップしているから顔はわからないだろうと思っていたら、自分の友達がアップロードした集合写真で口の部分にぼかしが入っていたので、ふたつの写真を合成することで素顔がばれてしまうということもあるのです。
ツールですから使い方は注意する必要があるのですが、うまく使えば有効に使えます。
Facebookにはリアルタイムでチャットできる機能があるので会話が楽しめますし、TwitterもリプライやDM機能でやり取りができます。
TwitterでskypeのIDやLINEのIDを交換し、お互いに自分の作業をしながらだらだらと会話をするという『作業skype』略して『さぎょいぷ』という文化もあります。
そうしたものを利用して気の合うフォロワーさんと会話を楽しむというのも良いでしょう。
話し相手サービスを利用する
これはコストはかかりますが、一番安全な方法かもしれません。
何分でいくらというように料金設定があり、電話などで相手が話を聞いてくれるというサービスです。
悩みや愚痴を聞いてくれるサイトなので、気が合って自分の話を聞いてくれる人を探すという手間は省けます。
相手も仕事なので、比較的真面目に話を聞いてくれるでしょう。
ただ、アルバイトであることも多く、どれくらいきちんと話し相手になってくれるのかという点については運もあります。
専用サービスを利用する他、個人で「話を聞きます」という人を探すという手もあります。
オークションや自分の能力を販売するサイトなどを探すと、出品している人がいることもあるので、こうしたものをチェックして値段や人柄、雰囲気などから自分に合った人を探してみるというのも良いかもしれません。
2、趣味を作って出かける
話し相手というよりは友達を作るというレベルの話になってきてしまいますが、趣味を作って外に出るというのも一案です。
今ある世界では話し相手になってくれるような気の合う人がいないかもしれませんが、だったら世界を広げてみれば良いというわけです。
趣味の世界であれば、その趣味という共通点をきっかけに話しやすいでしょう。
話し相手が欲しいとか手持ち無沙汰だとか感じる時間も、趣味を持つことで格段に減り、趣味に没頭できるかもしれません。
たとえば今既に絵を描くことが趣味であるという場合なら、外に絵を描きに行ったり、サークルに入ったりして交流するという手もあります。
同人サークルに入って本を出すことを目標にしたり、先程ご紹介したさぎょイプをしながら一緒にそれぞれ絵を描いたりするというのも作業が捗りますし、励みにもなります。
気がつくと職場と家との往復しかしていない、休みの日は疲れていて一日中家でだらだらしてしまう。
という場合には、趣味を作ることで生活に変化が訪れるので有効な手段です。
仕事が忙しくて趣味に没頭できる時間がない、なにかを新しく始めようという余裕が持てないという方も多いかもしれません。
話し相手を作るためだけでなく、日々の繰り返しの生活の中にひとつでも自分が心から楽しめる時間を作ることで、人生を豊かに送ることができるようになります。
どんな趣味でも構いません。
ちょっとニッチな趣味だとしても、同じ趣味の人はこの広い世界にひとりはいるはずです。
ニッチであればあるほど、同じ趣味の人とは意気投合しやすいでしょう。
3、習い事を始める
趣味を作るのと似ていますが、習い事を始めるのも良い方法です。
一昔前なら習い事は子供がすることというイメージが強かったかもしれませんが、現代は大人だからこそ習い事をするというパターンがとても多くなっています。
カルチャースクールや通信教育など、様々な形態で学ぶことができますし、自分に合わせた予算と方法を選ぶことができます。
英会話やパソコンなどの仕事に直結するような習い事もあれば、歴史を勉強したりお茶を習ったりというような趣味の範囲の習い事もあります。
たとえばお料理を習えば日々の自炊が捗るような利点も出てくるかもしれません。
講座を終了すれば資格がもらえたり、仕事を斡旋してもらえたりするような習い事もあります。
このようなケースなら、副業を始めることもできるかもしれないですよね。
趣味から習い事に発展し、それが資格になって副業になる、なんていうこともあります。
たとえば食器が好きで、それが高じて自分で絵付けをしたいと考えるようになり、趣味で絵付けをするようになるとします。
絵付けの講習を受けるようになり、その講座を全て終了してインストラクターの資格がもらえて、自分でも生徒を集めて教室を開き、絵付けを教えるようになるということがあるわけです。
それに並行して、自分で絵付けをした食器をインターネットを使って、オンラインショップで販売するようになってお小遣い稼ぎができたり。
ひょっとしたらそちらの方向で花開いて有名作家になったり、ということだって可能性はゼロではないのです。
子供の頃は、親に言われて始めた習い事だというケースも多かったかもしれません。
しかし、大人になってからの習い事は自分で選んで自分のお金を使って習うものです。
自分の好きなように、自分が満足いくようにできればよいわけです。
「英語検定の二級に合格しなさい」「25m泳げるようになりなさい」と誰かから強制された目標や結果だけにこだわらなくて良くなります。
あくまでも自分のたてた目標にそうように、自分の好きなようにすることができるわけです。
普段の生活では出会えないような仲間もできます。
習い事の上達を競い合ったり励ましあったりすることもできます。
話し相手ができるわけですし、それによって習い事も長続きして良い連鎖がうまれていきます。
とても仲良くなったら、習い事の場所だけでなく、普通に習い事の場所で出会った仲の良い友達として、習い事以外の時間に待ち合わせてどこかへ遊びに行ったり、ご飯を食べに行ったりすることもできるようになるかもしれません。
プライベートが充実するきっかけになることでしょう。
【おすすめの習い事は、こちらの記事もチェック!】
4、好きなアーティストのライブに行く
これも趣味を作ることと本質は似ています。
好きなアーティストのライブに行けば、それだけでも十分楽しくて充実した気持ちになりますよね。
ライブがあれば、誰かを「一緒にライブに行かない?」と誘うきっかけにもなります。
今までライブに行ったことがない、誘って一緒に来てくれるような友達もいない、自分の好きなアーティストがマイナーなので知っている人が周りにいない、などの理由で、ライブに行くことを躊躇している人もいるかもしれません。
そんな場合は思い切って、一人でライブに参戦してみましょう。
いわゆるぼっち参戦は、確かに行く前は尻込みしてしまうかもしれません。
初めてやることならなおのこと、何から何までがどうしたら良いのかわからなくて不安になります。
でも、案ずるより産むがやすしという言葉もあるとおり、行きたいなら行ってしまえば案外なんとかなりますし、楽しめたりするものなのです。
アーティストにもよりますが、実は三人に一人はぼっち参戦という話もあるほど、一人でライブに参加する人は意外と多いのです。
一人で行って待ち時間はそのアーティストの最新アルバムをイヤホンで聴いていたり、本を読んでいたりと、ぼっち参戦者はマイペースに過ごしています。
仲間同士で参加している人はおしゃべりがはずんでいるように見えますが、実は意気投合したぼっち参戦者同士の会話なんていうこともありえます。
程度の差こそあれ、そのアーティストが好きなわけですから、最低ひとつの共通点はあるわけです。
そうなると、人間なにかしらの仲間意識が芽生えるもの。
数年前の地方でのコンサート限定のライブTシャツを着ていったら、たまたま同じTシャツを着ている人に話しかけられたり、「それ限定のやつですよね!いいなぁ」なんて言われたりするかもしれません。
コンタクトを落として困っている人がいたらみんなが協力しあって探してあげて、見つかったらみんな何事もなかったように自分の世界に戻ってライブの開演を待つ、というようなこともよくあります。
「トイレどこですかね」なんていう質問をしたりされたりしてお互いに親切にふるまうものなのです。
整理券番号が近い人がぼっち参戦で、待ち時間に会話をしているうちに仲良くなって連絡先を交換したり、「次のライブも一緒に行こうよ」という話になったりして、関係性が発展することだってあります。
5、一人旅に行く
一人旅に行くのもなかなかおすすめです。
話し相手がいないのに一人旅に行くの?と思われるかもしれませんが、だからこそ旅に出るのです。
旅の恥はかき捨てとも言いますし、旅行先といういつもとは違う環境、もう二度と会うこともないかもしれない人たち相手だと、普段よりも大胆に振る舞えたりするもの。
新幹線で隣同士になったり、観光地を巡っていたら「あれ、さっきも会いましたね」なんて奇遇がきっかけになったりで仲良くなれることもあります。