CoCoSiA(ココシア)

くどい人の8個の特徴(続き3)

思いつきでとりとめもない話をだらだらしているという場合とは少し違って、一応言いたいことは本人の中にあって話し始めているわけです。

でも、本人なりの言いたいことにうまくたどりつけないので、何度もいつまでも出口の見えないまま話を続けてしまうことでくどくなります。

話をまとめるのがうまい人は、自分が話したいこと、伝えたいことというのが明確になっていますし、伝えるためにはどのような話し方をすればよいかというのもきちんと考えています。

誰かに話す前に自分の頭の中で一度まとめて、話の構成などを簡単に考えるなどの予行演習をします。

だからわかりやすく簡潔に話せるのです。

それに比べて明確になっていないけれど一応伝えたいことはあるという見切り発車でスタートし、自分でもよくわからないまま思いついたことを話すというやり方では、どうしても話は無駄に長くなってきちんとした結論を出して伝えることができないというのも当たり前ですよね。

頭の中でまとめるようなこともせず感情の赴くままにペラペラと話してしまう人は、くどいと言われることはあまりないでしょう。

読んでいた本の話をしていたのに突然「お腹が減った」「今日暑くない?」などと言い出すのは思ったことがすぐ口に出てしまうタイプです・今この話をするのは突拍子もないな、などということは深く考えずに、思いついた橋から言葉にしていきます。

話題は飛んでしまいますが、同じ事を何度も繰り返すのとは違い、しつこいとは言われないでしょうね。

感情のままに話すタイプの中でも、伝えたいことはあるけれど、どう伝えていいのかがわからないタイプの人が話をまとめないでとりあえず話してしまうのが回りくどくなってしまいがちなのです。

誰かに何かを聞かれた時にも明確に答えを出すことができません。

「明日は仕事を休むから」というので、「どうかしたの?体調でも悪いの?」と聞いたとしたら、要するにはいかいいえの回答があれば良いわけです。

「うん。ちょっと体調が悪くて」もしくは、「ううん、用事があるの」というような答えをすれば、質問した相手を満足するのです。

それにもかかわらず、なぜだかくどい人というのは「最近仕事が忙しかったからそろそろ休んでも文句を言われないよね」「あした天気になるといいな」と、ちょっととんちんかんなことを言い出したりします。

「私は生理痛がとても重い方で。これって母親譲りで、お母さんも相当なんだよね。母方譲りって言うか母方の親族の女の人がみんなそうらしくって。だから私とっても生理になるとお腹が痛くなっちゃうの。」

などと、必要以上な情報をもってみたり、同じ言葉を繰り返したりして長々と話してしまうといつのまにか話がループしてくどくなってしまうのです。

相手をうたがってる

相手をうたがっている場合も、話がくどくなりがちです。

なにかひとつのことを相手に問いただすときに、長時間かけてしまうのが「くどい人」。

仕事でミスをした部下に、「どうしてこのようなことが起きたのか」と問いただすのは上司として当然の務めです。

たとえばプロジェクトをかけもちして寝ていなかったため、という理由が明らかになったなら、そんな無茶をさせていたチームリーダーの責任を問います。

無理のないスケジュールが組めるように人を雇ったり別のチームにヘルプを頼んだり、顧客に交渉してスケジュールを変えさせてもらったりといった対処をする必要があります。

だからこそ、問いただします。

闇雲にただ、「なんで失敗したんだ」「どうして失敗したんだ」「こんな失敗をするようでは困るんだ」「おれの責任問題になるじゃないか。

どうしてくれるんだ」などと怒ったり愚痴を言ったりするようでは、上司としては失格ですよね。

プロジェクトを掛け持ちしていて余裕がなかったという理由を部下が話しても、じゃあどうしたら良いのかという話には進まず、「なんでもっと前に言わないの」「こんなことになっちゃって。

本当にこまるんだよね」なんてくどくど言うのが『くどい人』のパターンなわけです。

本人の単純ミスで本人も反省しているというようなケースでも、いつまでもくどくどとしつこく言い続けます。

もう話が終わったかと思えばまた最初に戻って繰り返しミスを指摘され、周りで聞いている人も「またそこから?!」なんて思っていることもありますよね。

内心ではすっかり呆れてしまっていることでしょう。

また、同じ相手をうたがっているでもこれとは少し違うパターンが、「相手の理解力をうたがっている」というもの。

同じ話を繰り替えされると、聞いている方としては「その話はさっきも聞いたよ」と感じますし、しつこいな、くどいなと思ってしまいます。

いい加減にしろよ、うざったいなぁと嫌悪感を抱いてしまうこともあるでしょう。

ただ話している側としてはそれがわかっていません。

基本的には、相手を不愉快にさせたくて何度も同じ話を繰り返しているわけではないのです。

自分が頭の中で話がまとまっていないせいで何度も同じことを話しているというケースももちろんありますが、相手をうたがっている場合というのは、相手が理解していないのではないかと思っているわけですね。

だから、なんども同じことを話して、繰り返すことで理解させようと思っています。

普通なら一度聞いたらわかるのですが、この人はわからないのではないか、と思っているのです。

自分が一度聞いたくらいでは理解できないから相手も同じだと思っていて、何度も繰り返すということもあるでしょう。

上司と部下の関係であれば、新入社員だった当時に一度だけ同じことを何度も訊いてしまい説明させてしまった過去があり、上司は「こいつは一度言っただけではわからないやつだ」という印象を持ってしまってそこから変わらないので、何度も言ってしまうという場合もあります。