しかし、他人をおとしめて笑いをとるといった笑いは素直に笑うことができないと拒否する人々も多いということをちゃんとわかっているのです。
その場は大爆笑がとれたとしても、あの人は他人をダシに過激なことを言って笑いをとる人なんだというイメージがついてしまう怖れもあります。
4.誰にでも優しい
ひょうきんな人というのは誰にでも優しいという印象があります。
人当たりがよいとでも言うのでしょうか。
例えば、大勢が集まる飲み会などで場の中心に座って、皆がその人を中心に囲むような座り方をする人がいますが、その人の人当たりのよさや、ひょうきんさが周りの人を引き寄せているんかもしれません。
逆に、人当たりが悪くツンツンしている人の横には誰もいきたがりませんね。
老若男女誰にでも優しくすることで多くの人の笑いのツボや、どういったことで喜んでくれるのかということがわかってきます。
常に相手のことを考えるというのは笑いをとる人の基本的な考え方です。
みんなに平等に優しく接する
特定の人間にだけ優しく接することは誰にでもできます。
自分の気になる異性だとか、直属の上司などにだけいい顔をする人がほとんどの中、みんなに平等に優しく接することができるのがひょうきんな人です。
なかなかできることではありません。
なぜなら人間というのはどうしても損得勘定で動く生き物ですから、自分に得にならない人間に対しては、なかなか無条件で優しくなどなれないからです。
そういった意味でひょうきん者と呼ばれる人達は純粋な優しさを持っているがゆえに人気者になれるのかもしれません。
見られていないと思っていても、自分の振る舞いというのはどこかで誰かに見られているものです。
どこかで気を抜いて誰かを邪見に扱っていると、それはすぐに誰かに見られて広まります。
日ごろの振る舞いも常に誰にでも優しく接することを心掛けているから人気者になれるのでしょう。
5.決まった友人が大勢はいない
皆に平等に優しくできるという長所を持つ反面、決まった友人がそれほど多くいないという特徴が、ひょうきん者と呼ばれる人にはあります。
これはひょうきん者の性格からきているものかもしれません。
少人数と深い関係になるよりも大多数と浅く広く関係を持っておきたいという気持ちがあるのかもしれません。
大げさに例えるならば、テレビタレントなどと同じで、全方位に見てもらって人気を得るということが大切であって、一人に固執しすぎないのでしょう。
こういったスタンスだと、たくさんの知り合いができて多方面に活動が広がるという長所がある反面、長い期間太く強い信頼で結ばれている関係を作るというのは難しいかもしれません。
ある特定の人々との関係を太くしようとすると、どうしても他がおろそかになります。
普通の人はそうやって仲間を作っていくものですが、ひょうきん者は違った考えを持って人付き合いをしています。
たくさんの人と深く仲良くなることがあまりない
ですから一人の人と深い関係になることがあまりありません。
もしかしたら親友と呼べる人間は一人もいないのかもしれません。
多くの人と広く浅い付き合いをするということは、一人に時間をかけられないので、悪く言うと薄っぺらい人間関係しか築くことができていないのではないでしょうか。
人の上に立つ者、リーダーは孤独であるとよく言われます。
ひょうきん者、人気者と呼ばれる人たちも、多くの人から好かれているようで、実は孤独なのかもしれません。
ただ、長い人生を考えた時、本当の親友と呼べる友を1人、2人は持っていたいものです。
自分に試練が訪れたときに助けを借りたり相談できる友は貴重です。
そういったことは長く付き合うことでできる信頼関係を構築した友でないとできないことです。
深く仲良くなることが難しいひょうきん者は、親友作りという面では不利なのかもしれません。
6.前向き
ひょうきん者ですから、人を笑顔にさせることが基本です。
ですから常に前向きでポジティブな姿勢が見られます。
こういったポジティブな姿勢というものが、人を惹きつける大きな要素であることは間違いありません。