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陰で悪口を言う人の10個の心理と対処法(続き3)

それは本人が直そうと意識しなければ改善できないため、ふとしたことでもついボソッと口から悪口が零れてしまうことが多いでしょう。

その癖は場を弁えないこともあるため、他の人はぐっとこらえて我慢するところでも、「まったくむかつくなぁ」などと、空気を読まずに口にしてしまうこともあります。

とくに自分よりも上の立場の人や、自分が「勝てない」と思う相手が周りに誰もいなければ、平気でグチグチと悪口を零してしまうため、周りを不快な気分にさせることもよくあるでしょう。

7.自分の思うようにしてくれない

自己中心的な人や、他人を支配したがる人の場合は、他人が自分の思うようにしてくれないことで苛立ったり、不満を感じたりして、それを本人のいないところでグチグチ言うことがあります。

支配欲が強く傲慢なタイプの人は、本人が例え目の前にいたとしても、堂々と相手のことを悪く言うこともあります。

とくに上司と部下の関係のように、自分の方が相手よりも社会的な立場が上の場合には、堂々と「使えないやつだな」と本人に言うこともあるでしょう。

しかし、もし自分の方が相手よりも下の立場の場合には、流石に直接相手に文句を言うことはできないため、本人のいない場所で文句や不満を口にすることがあるでしょう。

思い通りにならず歯がゆい気持ちになっている

相手が自分の思うようにしてくれないと、「ああもう!」と思い通りにならないことで歯がゆい気持ちになることがあります。

その気持ちは大抵イライラに繋がるため、それが相手に対する不満や愚痴になり、つい誰かに零してしまいたくなるのでしょう。

しかし、人にはそれぞれの考え方があるため、ルールや規則で決められていない行動までを縛ることはできません。

また、相手が自分の思い通りにならないことで感じた不満を陰口として言えば、それを聞かされる方は少なからず「自分勝手な人だな」と感じることでしょう。

同じように周りから嫌われている人の陰口であればまだしも、自分勝手な理由から他人の悪口を言う人は、誰からも賛同や共感をしてもらうことはできないでしょう。

むしろ「自分勝手な理由で陰で悪口を言った」という嫌な印象になってしまい、無関係の人からも嫌われてしまう可能性があります。

8.自分の方が上だということを確認したい

悪口とは、相手に対する不満や不快な気持ちから生まれることが多いです。

それはつまり、相手の言動や態度に何かしらの不満があるということであり、相手の行動に不満を覚えてそれを愚痴にしているという時点で、相手のことを自分よりも下に見ていることになります。

例えそれが会社の上司や先輩であっても、「精神的には自分の方が上だ」という無意識の優越感や驕りがあるため、相手への悪口が生まれてしまいます。

例えば会社の上司が自分勝手で部下の贔屓が激しい人なら、「上司のくせに自分勝手だし、人を贔屓するようなやつは精神的に子どもだ。自分よりも程度が低い。」という考えが頭にあるため、そんな上司のことを許せずに悪口が出てしまいます。

そうやって陰で相手の悪口を言うことで、「自分の方が相手よりも(精神的に)上だ」ということを確認したいという気持ちがあるのでしょう。

相手を下に見たくて言ってしまう

誰でも自分と他人とを比較してしまうものです。

自分よりも優れていると思える人物がいれば、素直な人はそれを「すごい」と思い、そこから競争心が生まれたり、相手への憧れや好意が生まれたりします。

その一方で、自分よりも優れた相手に対して、妬みや嫉み、「負けたくない」という気持ちから、相手の粗捜しをしては悪いところを挙げていき、「実際にはたいしたことない」と相手への評価を下げようとする人もいます。

この手のタイプの人は、努力で周りを負かそうとするよりも、何とか相手の悪いところを探して、それを見つけることで自分が少しでも「勝った!」と優越感に浸ろうとすることが多いです。

よくテレビで芸能人やタレントが出ているのを見ては、「べつに言うほどたいしたことないね」と言ったり、「でも実際には頭悪いんでしょう?」と貶したりして、少しでも相手を下に見たくて相手を下げるようなことを言うことがあります。

そうした「自分以外を認めたくない」という気持ちが強い人も、相手を下に見たくてつい悪口を言ってしまうことがあるでしょう。

9.悪口を言う対象の人が気になる

悪口とは、つまりその対象となる人物のことが気になっているということです。

自分の興味や関心が、悪い方へと働いているから悪口になってしまうだけであり、相手に興味があるということには変わりありません。

よく悪口を言う人は、「まあ別にあんなやつのことはどうでもいいけどね」などと、わざわざ自分が相手に無関心かのように口にします。

しかし、自分が話題にしている時点で、内心では相手のことが気になっているということですので、「どうでもいい」などと口にしたところで説得力はないでしょう。

本当にどうでもいい相手に対しては、関心や嫌悪感すら抱くことはないため、自分がよく悪口を言う相手がいる人は、今現在もその相手のことを少なからず気にしているということになります。

気になったり、気に障ったりする

自分が誰かの悪口を言う時には、必ずその相手のことを気にしています。

相手が気になってしまい、その言動や行動、態度などがよく目につくからこそ、それが悪口となっていることが多いです。

相手への嫌悪感がある場合には、相手の何もかもが気に障り、すべてが悪い方へと捉えてしまいます。

例え相手が善行をしても、それを「偽善だ」と感じてしまうため、嫌悪感を抱く相手が何をしたところで、その嫌悪感が変わることはあまりないでしょう。

もちろん「ちょっと嫌な奴」程度の嫌悪感であれば、相手の行動によっては見直すことも好きになることもあります。