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同情しやすい人の6個の特徴と同情し...(続き4)

例えば友達がとても辛い目に遭っていて、それを我がことのように感じてしまった結果、まったく関係のないところでもそれを思い出して、自分が辛い気持ちになってしまうことがあるでしょう。

また、第三者にその友達のことを話す際に、第三者の意見が冷静で突き放すようなものだった場合には、「そんな風に言わなくてもいいじゃないか!とても辛くて大変なのに!」と自分のことでもないのに、やけに剥きになってしまうこともあるでしょう。

感情移入をし過ぎてしまった結果、他人事が自分事になってしまい、それに自分の感情が大きく左右されてしまうということがあります。

それは決して、良いことではない場合も多いでしょう。

精神的に辛くなってしまう

相手に感情移入をし過ぎてしまうと、自分が精神的に辛くなってしまうことがあります。

会社で大失敗をして落ち込んでいる同僚に同情を示していたら、まるで自分まで失敗したかのように気持ちが落ち込んでしまって、それが仕事に悪影響を与えてしまうこともあります。

また、性的な被害に遭って苦しむ友達がいるのなら、その友達に同情するあまり、自分まで異性に嫌悪感を覚えてしまうこともあるでしょう。

他人に同情することで自分が精神的に辛くなってしまうと、気持ちがネガティブになってしまうことも多いため、自分のためにはならないこともあります。

相手の意見に揺らいでしまう

他人に対して同情しやすいと、相手の意見で自分の気持ちが揺らいでしまいやすくなります。

自分が正しいと思って進んでいる道に対して、その道で辛い経験をした友達がいて、「そんな辛い道は進まない方がいい」と意見を言ってきたら、「そんなに辛いのか・・どうしよう、べつの道にした方がいいのかな」と、自分が正しと思っていた道に対しても疑いの気持ちが生まれてしまいます。

同様に、恋愛でも好きになった人のことを誰かが悪く言えば、まだよく知らない好きな相手よりも、よく知った友達の意見の方を優先させてしまうことがあるでしょう。

なまじ人に同情しやすいことから、自分自身に優柔不断さが生まれてしまうことも時にはあります。

それは決断をしなければならない場面においては、不要な迷いの感情となってしまうでしょう。

自分の意見を言えなくなってしまう

人に同情しやすいことで、自分の意見がころころと変わってしまうと、終いには自分の意見を言えなくなってしまいます。

他人に同情を示しながらも、自分が「こうだ」と決めた道に対してはブレない芯の強さがある人なら、他人の意見で左右されて迷うことはないでしょう。

しかし、共感能力が強すぎてしまう人は、自分の意見の中にまで他人の意見を取り入れてしまうことが多いため、それが原因となって、自分自身の意見が分からなくなったり、言えなくなってしまったりすることがあるでしょう。

周りの意見を参考にするのではなく、そのまま取り入れてしまうような人の場合には、下した決断が結局は自分の意志ではないこともあるでしょう。

後悔をしてしまうことが多い

他人に左右された結果決断したことは、時間が経ってから後悔をしてしまうことが多いです。

最初から最後まで自分の意志で決めたのなら、例えその結果が間違っていても、自分が決めたことなので「仕方がない」と納得できるでしょう。

しかし、下した決断が自分の意見ではなく、他人の意見によるものだった場合には、「何であの時決断してしまったのだろう」と後になって思い悩んだり、後悔したりすることがあります。

後悔したところで、最終的に決断を下したのは自分なのですから、意見を言ってきた第三者を責めることはできません。

そうして後悔してしまうことが多くなると、自分の人生なのに悔いがたくさん残ってしまい、充実した生活や人生を送ることができなくなってしまうでしょう。

騙されてしまうことも

同情しやすい人は、それだけ騙されてしまいやすいです。

「夫が借金を抱えていて生活が苦しい」と友達に言われれば、それをそのまま信じてお金を貸してしまうことがあるでしょう。

また、「投資すれば自分のように理想的な生活を送れますよ!」と明るく笑顔で言われて、それをそのまま鵜呑みにして投資をした結果、大損をしてしまうこともあるでしょう。

同情しやすい人はそれだけ素直な性格をしていますので、親しい相手に言われればころっと騙されてしまうこともよくあります。

さらには、一度騙されてしまっても、一生懸命に訴えられれば同じ人にまた騙されてしまうこともあるでしょう。

騙す側にとっては、同情しやすい人の存在はとても騙しやすく、また利用しやすい存在でもあるでしょう。

同情しない人になるには

人に同情し過ぎると、自分の気持ちが悪影響を受けてしまったり、他人の意見によって左右されやすくなってしまったりします。

そうなると自分の意見が持てなくなってしまい、周りの感情によって自分の気持ちまで振り回されてしまいますので、ある程度は自分と他人との線引きをきちんとできるようになっておきましょう。

「自分は自分、他人は他人」だとしっかり線引きをするためには、簡単に人に同情しないようになることが大切です。

ではどうすれば、同情しにくい人になれるのでしょうか?

同情しやすい人が、簡単に他人に同情しない人になるための方法を以下にご紹介していきます。

自分の意見に自信を持つ

自分の意見に自信がない人ほど、他人の意見によって左右されてしまいます。