また、例え行動した結果が失敗だとしても、未知のことにチャレンジするワクワクドキドキの高揚感が好きな人や、スリルを楽しみたいという人も、失敗した数に関係なく、あまり慎重になることはないでしょう。
慎重な性格になる人の大半は、過去にたくさん失敗をした経験から、「できるだけ失敗をしたくない」「地道でいいから確実に進みたい」という思いが強いです。
時間がかかってもいいから、失敗したり後悔したりしたくないと考える人が、自分の経験から学んだ結果、慎重な性格になっていることが多いです。
5.調べてから行動を起こす
思い付きで突然行動に起こすタイプの人は、事前のリサーチなどしないことが多いです。
「まずはやってみてから考えよう」というスタンスのため、やった結果失敗したところでそこまで後悔はしませんし、気軽に次の行動へと移ることができます。
とはいえ、考えなしに行動すると、正解に辿り着くまでに何度も失敗を繰り返すことになるでしょう。
一方で慎重な性格の人は、まずは何でも調べてからでなければ、決して行動には起こしません。
キャンプ場に泊まった翌朝は、靴に虫が入っていないか必ず確認をしてから靴を履きますし、登山をするのなら天候や荷物、自分が登る山の情報などを十分に調べた上で実際に行動に移します。
そのため事前のリサーチにはある程度の時間がかかってしまいますが、思い付きで行動する人と比べると、確実性があって失敗も少ないでしょう。
思い立ったが吉日の性格の人からすれば、「理屈っぽい」「頭でっかち」などと言われることもありますが、それでも本人は「失敗するよりはいい」と考えていますので、あれこれと考えてから行動する自分に満足しています。
6.誰かがやってから自分がやる
慎重な性格の人は、未知の領域へと足を踏み込む時には、自分が先陣を切って進むことを苦手としています。
何せ一寸先は闇ですので、一歩進んだ先で大きなトラブルが起こるかもしれません。
それを考えたら、まったく情報がない状況ではほとんど動くことができなくなってしまいます。
しかし誰かが先陣を切ってくれるのなら、その人の行動をよく観察し、しっかりと確認した上で自分も行動に移すことができるでしょう。
先陣を切っていくタイプの人からすれば「卑怯者だ」「狡い性格をしている」と思えてしまうかもしれません。
しかし、確実性を確認してから行動に移すことで、自分のリスクを少しでも減らすことができますので、結果としては自分や周りのために役に立つことも少なくはないでしょう。
7.ドッキリをすると過剰にびっくりする
慎重な人は、「突然の」「不意の」「急な」といった唐突な出来事に弱いです。
そのためドッキリを仕掛けられれば、突然のドッキリに過剰なまでにびっくりしてしまいます。
何せドッキリに対して何の心構えも下調べもしていなかったため、いきなりドッキリをされて心底びっくりしてしまうでしょう。
そして自分がドッキリを仕掛けられたと分かったら、笑って許すよりも怒ったり気分を害したりすることの方が多いです。
当人にとってはそれだけ心底驚いたということですので、そんな心臓に悪いことはきっともう二度としてほしくはないと思うことでしょう。
8.感受性が強い
慎重な性格の人は、感受性が強いです。
感受性が強いということは、人よりもいろいろなことに気づき、またそれに感じることが多いということです。
例えばフィクション小説を読んでいると、普通の人では読み流してしまうような部分であっと気付くことがよくありますし、また感動する場面では人一倍に感動して泣いてしまうこともあります。
慎重な人は常にたくさんのことを頭で考えていますので、例え自分とは無関係の人が喜んだり悲しんだりしていても、その人の立場で考えて自分も同じように喜んだり悲しんだりすることがあります。
そうやって、自分が他人になりきってあれこれと心に感じることが多いのも、感受性の強さならではだと言えるでしょう。
9.想像力がある
慎重な性格の人は、人一倍想像力が豊かです。
例えば夜にふとんで眠りにつきながら「今地震が起きたらどうしよう」や「泥棒がきたらどうしよう」など、自分で様々なシチュエーションを頭に思い浮かべては、その状況に相応しい行動を頭の中であれこれとシミュレーションします。
そうした「今〇〇になったらどうしよう」という想像を常日頃から癖のようにしていますので、それだけ想像力も豊かです。
毎日たくさん考えている想像が、実際に現実のものになることはあまりないでしょう。
しかし、それでも当人はそうやってあれこれと想像力を膨らませていることだけでも満足していますので、想像が現実のものにならなくても後悔することはないでしょう。
10.リスクが異常に嫌い
慎重な性格の人は、確実で安全を好む一方で、リスクを異常に嫌う傾向があります。
それだけリスクを嫌がるからこそ、絶対にリスクを冒さないようにと慎重になっているのです。
慎重な性格の人は、例えどんなに時間や手間暇がかかっても、リスク回避が出来ればそちらの道を選択します。
「時間がかかっても失敗するよりはいい」「リスクを冒すくらいなら2番手でもいい」と無難で安全な道をいつでも選ぼうとしますので、リスクのある行動や無謀な賭け、先の見えないことへのチャレンジなどは極端に嫌うことが多いです。
11.周りの意見に左右されやすい
慎重な性格の人は、1つの物事に対してあらゆる角度からリサーチをして、たくさん集めた情報の中から自分なりに判断しようとします。
また、その時の情勢は周りの人達の反応や様子で見極めることも多いため、比較的周りの意見に左右されやすい特徴があります。
あまりたくさん周りで噂や情報があり過ぎると、正しい情報を見極めるのに時間がかかって、右往左往してしまうこともあるでしょう。
12.何かを学ぶ時に資格や学歴などを持ちたがる
慎重な性格の人は、常に確実性を求めています。
例えば車会社で働くのなら、募集要項に関わらず「車の免許を持っていた方が就職には便利だろう」と考えますし、IT会社で働きたいと思っているのなら、就職活動よりもまずはIT関連の資格を取得しようとするでしょう。
何かを学ぶ時には、自分が確実にそれについて学べたという証拠を欲しがりますので、資格や学歴などを持ちたがる人も少なくはありません。
13.人間関係でストレスを感じている
慎重な性格の人は、人間関係においても常に慎重です。