社会人らしからぬファッション
社会人になると、大抵の会社では制服が用意されています。
また、私服で働く職場もありますが、仕事をする上ではそれなりに相応しいファッションというものがあります。
私服にどんな格好をしようが、それは個人の自由です。
しかしそのファッションを会社にまで持ち込んでしまうと、周りからはいかにも「非常識だ」という目で見られてしまうことでしょう。
例えば私服では派手な格好やゴシック風のファッションを好んでいる人でも、その格好で会社の入り口をくぐってしまうと、周りからは大いに悪目立ちをしてしまいます。
ロッカーで制服に着替えれば仕事中の格好は皆同じになりますが、もしも入り口のドアをくぐる私服の姿を顧客に見られていて、「あんな格好の社員を雇っているのか」とクレームを入れられてしまったら、会社のイメージダウンにも繋がってしまうでしょう。
会社とは仕事をする場所であって、ファッションを楽しむ場所ではありません。
会社に出勤する際には、それに相応しい格好がありますので、無暗やたらと目立とうとするのではなく、周りに溶け込むようなファッションで出社する必要があります。
しかし学生気分が抜けない新社会人の場合には、出社時にも平気で派手な服装をしてくることがあります。
香水は特に注意
女性の場合、好んで香水をつける人がいます。
しかし仕事中にも普段通りに香水をつけていると、その匂いが周りに充満して、嫌がられてしまうことがあります。
例えば飲食店のように食品を扱う職場で香水をつけていると、匂いが混ざったり食品に移ったりしてしまうこともあるため、香水をつけての仕事はNGです。
また、オフィス勤めであっても、自分では気づかない内に香水の匂いで周りに迷惑をかけてしまうことがあります。
接客業の場合、お客から香水の匂いでクレームが入れられてしまうこともあるでしょう。
香水はファッションと同じで、休日に楽しむものであり、仕事につけてくるものではありません。
どうしてもつけたい人は香り袋のように匂いが周りに広まり難いものにするなり、体臭のケアをこまめにするなどして、香水に頼らないようにする必要があるでしょう。
新社会人は公私混同しやすいため、うっかり職場に香水をつけていき、それを上司から注意されることもよくあります。
上司の悪口や噂話を面白おかしく楽しむ
学生の頃には、同級生や教師の悪口を友達同士で言い合って楽しむこともあったでしょう。
悪口を言っているのがもし本人にバレたとしても、せいぜいその人と仲が悪くなる程度で、さほど自分が酷い目に遭うことも、損な思いをすることもなかったことでしょう。
しかしそれが自分の勤める会社となると、人の悪口を言うことで自分の立場が危うくなってしまうこともあります。
例えば上司の悪口や噂話を同僚と面白おかしく楽しんでいれば、一緒に聞いていたはずの同僚が上司に密告をして、上司に呼び出されて叱責されてしまう可能性があります。
会社では学生の頃の友達のように、皆で仲良しこよしの関係を築くことはありません。
仕事内容によっては、常に同僚と仕事の出来を競い合って、周りの皆がライバルになることもあります。
そんな時に上司の悪口を言っていれば、ライバルである同僚は「相手を貶めるいいネタを掴んだ」とばかりにそれを上司に密告して、自分の立場を上げて相手の立場を下げようとするでしょう。
また、例え誰も上司に密告しなかったとしても、そうした悪口や噂話というのは必ず快く思わない人もいますので、そうした人たちから上司へと伝わることもあるでしょう。
その結果上司からの評価が下がってしまい、仕事に悪影響が出てしまうことも大いにあり得ます。
必ず上司の耳に入る時が来る
内緒話を共有し合うことで、人はお互いに連帯感や仲間意識を持ちます。
けれども中には、最初からそうした連帯感や仲間意識を持つことなく、周囲からは一歩引いて関係性を保っている人もいます。
そうした人で頭が働く人は、誰かが上司の内緒話をしていれば、その秘密を守ることなく上司へと伝えるでしょう。
自分以外の人にどんなに口止めをしたところで、どんなルートで悪口や噂話をした本人へ伝わるかは分かったものではありません。
上司のことを噂すれば、いつかは必ずそれが上司の耳にも入る時が来るでしょう。
上司との関係を悪くしたくなければ、どんなに信頼出来そうな同僚であっても、人の悪口や噂話を面白おかしく話して聞かせるのは控えた方が賢明です。
平気でサボる
新社会人になりたての頃は、いまいち学生気分が抜けきれていません。
そのためちょっと体調が悪かったり、プライベートの都合が悪くなってしまったりすると、それを理由に平気で仕事をサボろうとする人がいます。
中には「恋人と一緒にいたいから」という理由で入社して早々に仕事をサボってしまうような人もいるでしょう。