気が付くと自分の周りに仲間と呼べる人間がいない、相談しようと思っても本気で話せる友達もいない。新しく仕事をはじめても長く続かないで転職を繰り返してしまう…。
もしかしたら、それは「社会不適合者」と言われる人かもしれません。
社会不適合者の人の中には、自分のことを社会不適合者と思っていない人もいますし、自覚がある人もいるでしょう。
この記事を見て特徴が当てはまるか確認してみて下さいね。
【※補足※】
一口に「社会不適合者」と言っても色々なパターンがありますが、この記事では「性格が自分勝手だったりして、世間や仲間と上手く関係を築きにくい人」を対象として書いています。
ご自分で、「私は社会に適合できない人なのかも?」と思う方でも、精神的な面や障がいがあるためにそう思っている人は対象にはしていません。(そういった方々については、ご自分を責める必要はありませんし、世間と比較してどうこうと考える必要はないと考えています。)
また、最近の若い人の中では「ファッション社会不適合者」のように、「自分って社会不適合者だから…」と自慢気に社会不適合者を自認する人もいますが、そういった方々も対象とはしていません。
️社会不適合者の15の特徴
社会不適合者は、どんな人間のことを言うのでしょうか?
さっそく社会不適合者の15の特徴を紹介していきます。
人嫌い
社会不適合者には人嫌いな方もいます。
それは、人に裏切られた経験があるからという方もいれば、単純に他人に興味がなかったり、他人とコミュニケーションするのが嫌いという人もいるでしょう。
また、人の良いところを探すことができない、逆に人の悪いところばかりが目に入るから嫌になるという人もいるでしょう。
他人を信用できない
社会不適合者の中には、他人を信用できない人もいます。
他人を信用しないと仕事でも支障がでてしまいます。
他人を疑っていることが態度や表情に出てしまい、その結果として相手から嫌われたり避けられるといった、負のスパイラルに入ってしまうことも多いでしょう。
【他人を信用できない人は、こちらの記事もチェック!】
人に合わせられない
社会不適合者は人と合わせることが苦手です。
「人が嫌いだから合わせられない」という人もいれば、「合わせたいと思っているけど合わせられない」という人もいるでしょう。
人を見下す
社会不適合者の人は、他人の気持ちを考えていないこともあるため、人を小馬鹿にしていると思われることもあります。
常に懐疑心を持つ
社会不適合者の人は、常に懐疑心を持つ場合もあります。
ですから友達や信頼できる仲間ができにくい人もいるでしょう。
自分の心を見せなかったり、本音で話すことができないのは相手に懐疑心を持つからです。
「この人に相談したら、きっと周囲にバラす」「きっと心ではバカにしている。」と考えます。
相手が心を開いて近づいてきてくれて、仲良くなっても懐疑心を持つかぎり、本当の友達にはなれません。
せっかく近づいてきてくれた友達も、いつまでも懐疑心を持つ相手に嫌気を感じて離れてしまいます。
そうすると離れた相手に対して「やっぱり、アイツは信用できない」と思ってしまいます。
周囲の人を大切にできない
周囲の人を大切にできないというのも、一つの特徴です。
「自分のことしか考えていない」ために、相手の気持ちを考えられなかったり、気遣いをできないケースが多いでしょう。
嘘つき
平気で嘘をつく人も、社会不適合者と言えるでしょう。
「周囲が何を感じるか?」よりも「自分がどう思われるか?」が大切なためにそうなっていることもあるのでしょう。
嘘も方便という言葉もありますが、社会不適合者は許される嘘と許されない嘘の境もわかりません。
例えば、同じ嘘でも笑える嘘と笑えない嘘があります。
最近でTwitterの事件「動物園のライオンがオリから逃げ出して駅前にいる」ことツイートをSNSで発進することで、周囲が混乱することが分からないのです。
なんでも言い訳する
なんでも言い訳をするのも、1つの特徴と言えるでしょう。極度に毎回言い訳を作ったり、自分が都合悪くなるとすぐに言い訳をすると、周りと上手くやれない人だと思われてしまいます。
自分の非を認めずに、まず「いや、それは・・・」「でも・・・」と発言の前に否定を一言。「いや、それは〇〇がやってしまったことなので・・・」「でも、それは私じゃなく〇〇が・・・」と言い訳をします。
自分が怒られることが怖い、だから常に言い訳をして逃げているのです。
朝起きられない
社会不適合者はルールを決められることをイヤがります。
ですから「朝は起きる」ということが苦手です。
社会に出て働くというレールに乗ることは社会のルールを守らないといけません。その一歩が出勤です。
会社に行き働く上で、会社側が決めた出社時間を守らないといけません。
朝早く起きることは一般的な会社に勤める以上は守らないといけない。
一般的に明日も仕事だと思えば支障のない時間に寝ます。
だからこそ多少、朝眠いと思っても起きることができます。
しかし、社会不適合者は明日のことを考えるよりも自分の欲が勝ってしまいます。
例えば、趣味に夢中になってしまっているときに翌朝のことなど考えません。
そのまま没頭しすぎてしまえば「今日は休もう」と無責任な考えを持ちます。
また、「前日は早く寝ても朝起きられない」という人もいるでしょう。
その場合も、周囲から社会不適合者と思われるとは思いますが、自分の体の特徴でどうしても起きられない人はしょうがないとは思いますので、周囲に説明をするなりして折り合いをつけていく必要があるでしょう。
【朝起きられない人は、こちらの記事もチェック!】
約束の時間を守れない
ルールを守ることが苦手なことも社会不適合者の特徴のため、約束の時間を守ることも苦手です。
予定を立てることも苦手で、予定を立てたとしても束縛に感じてしまう場合もあるでしょう。
中には、待ち合わせをしていても「多少待たせたところで別にたいしたことはない」と、相手を待たせることに申し訳なさを感じることがない人もいるでしょう。
逃げ癖がある
面倒なことや考えることが苦手だったり、逃げ癖がある人も社会不適合者と思われる特徴の1つでしょう。
例えばグループ行動をしてグループごとに何かをやりとげることが嫌いです。団体行動が基本的に苦手なのです。
団体行動には団体をまとめる上でルールがあります。そのルールに皆が従わないとグループはめちゃくちゃになってしまいます。
誰かの批判ばかりをしたり、不平不満ばかり言っている
相手の悪いところは何時間でも話せるのに、相手の良いところを探すことは苦手な人も、社会不適合者と言われる場合もあるでしょう。
批判することで喜びを得るタイプです。
また、不平不満ばかり言う人も周囲とは上手くいかないでしょう。
不平不満を言っている人の近くにいると不思議とイライラとしてきて、会話した後に溜息がこぼれてしまいます。
仕事が続かない
仕事が続かない人も、社会不適合者と思われる人の特徴でしょう。
社会に馴染めないということは仕事が大きく関係してきます。
社会不適合者にしてみれば、会社で仕事をすることはルールに縛られるだけじゃなく、苦手な人付き合いもしなくてはいけない。
朝起きることが苦手であり、人と話すことも苦手、人を信用することができない。
そういった事が原因としてあるでしょう。
また、仕事が続かなくて失業保険を貰うことに慣れきってしまっている人もいるでしょう。
会社を辞めてから失業保険をもらっている間は、毎日の辛い早起きから開放されて1日中自由な時間を手に入れることができます。
とりあえず、1ヶ月はゆっくりと過ごそう・・・
そうすると、1ヶ月なんてあっと言う間に過ぎて2ヶ月、3ヶ月と過ぎるのです。
人間は1度でも甘い蜜を吸ってしまうと自力で這い上がることは難しいのです。
誰でもできることができない
誰にでもできることができない場合があります。例えば友達をつくる、仕事をする、など。
これは、多くの人にとっては難しいことではありません。
学校に行っても、御近所付き合いでも、職場でも自分以外の相手と出会えば、初対面でも挨拶をします。
挨拶をして最初はギクシャクしつつも少し会話をしてみたりします。
特に仕事であれば挨拶して初対面の相手でも会話をすることは日常的なことです。
この行動を繰り返して親しくなります。
親しくなるまでには多少の気を使うことは仕方ないことです。
社会不適合者は、この一連の行動が苦痛で避けて通ってしまいます。
「別に親しくなっても意味なしい」と逃げる癖がついてしまいます。
面倒なことから逃げてばかりで自分だけを信じて生きて行くのです。
そうすると寂しいと思う反面、手遅れになってしまいます。
面倒なことを繰り返しするから人生であり、学ぶことができるのです。
それは誰でもができることであり、誰もがやらないといけないのです。
空気を読めない、というか読みたくない
社会不適合者の人の中には、空気を読めない人もいます。
空気を読めないと言うよりは読みたくない人もいるでしょう。
自分の思ったことをすぐに言葉にしてしまう。SNSの世界で慣れすぎていると現実で空気が読めない人間になります。
️社会不適合者に合う仕事は?
社会不適合者は一般的な社会のルールに合わせることが苦手です。だからこそ社会不適合者と言われてしまいます。
少なかれ人と話すことが得意ではない、人が嫌いな社会不適合者は、まず接客業には一番合っていないと言えます。
合わない仕事をするから人を余計に嫌いになり、反発するような性格になってしまうのです。
しかし、良く言えば社会不適合者は個性的。個性を生かすことができれば社会不適合者にもピッタリな仕事はあります。
社会不適合者は自分自身の頑張りや努力で仕事が続けることはできません。
無理して合わない仕事を続けていれば職場でトラブルを招き、周囲が迷惑します。
社会不適合者は個性を生かしたり、特技を生かせる仕事がピッタリなのです。
性格的に器用には生きることはできない、しかしながら一つのことに関しては続けることができる。
だからこそ特技となり、それが武器にもなるのです。社会不適合者を生かすも雇い主次第のところもあります。
【社会不適合者に合う仕事の条件①】非接客業
接客業の基本は人が好きだからこそ成り立つ仕事です。
とは言え、「この人、態度悪い」という人も接客業を選んでいる方もいますよね。
本来、接客をする上で感情を出してしまう方は接客業には向いていません。
ですが、「家から近いから」「時給がいいから」「オープニングだったから」と、別段、接客業が好き嫌い関係なく接客業を選ぶ方もいます。
とくに社会不適合者は人に合わせることができない、人が嫌いな性格です。
このような社会不適合者が接客業を選んでしまうと、周囲も迷惑します。
本人もストレスを溜めてしまい、仕事に楽しさを感じることができません。
何よりも、お客さんに多大なる迷惑をかけてしまいます。
社会不適合者は人と接することが少なめな非接客業が向いています。
例えばバックヤードを中心とした仕事やクリエイターなどの仕事も合っています。
多少なり人と接することがあったとしても、自分の得意分野であれば個性を引き伸ばすことができるでしょう。
表情が豊かではないので、一つのことに没頭できる職業に合っています。
【社会不適合者に合う仕事の条件①】個人事業
社会不適合者は個性が強く一つのことを極める性格な人もいますから、その場合は個人事業として仕事をするのも合っています。
基本的に会社など大勢の人間といるからこそ自分の個性を引き伸ばすことができません。
自分を出そうとすれば周囲から「あの人は変わっている」思われてしまいます。
個人事業のように自分が主役となれば良いのです。
会社のようにルールに縛られることに窮屈感を感じるのです。
個性的な性格の中には、自分なりの野望があるのです。
社会不適合者を使いこなす雇い主や上司はかなりのツワモノと言えるでしょう。
ですが、そんなツワモノは少ないです。
例えば他人を信じることができないタイプでも、個人事業は最適です。人を雇わずに、自分自身だけでコツコツと仕事をすることだってできるのです。
【社会不適合者に合う仕事①】在宅ワーク
社会不適合者が向いている仕事はズバリ在宅ワークです。
例えば自宅で文章を作るようなライター業務や、ホームページを作成するクリエイター的なものは、特におすすめと言えます。
社会のルールに嫌気を感じる社会不適合者にとって、毎日、満員電車に揺られて通勤し、職場に行けば上司や同僚・クライアントに気を遣う。
このような一般的なルールに縛られることが大の苦手です。
苦手なことを続けていくと自分自身の良いところを発揮することができません。
人に合わせることはできないけれど、人間観察は得意です。
社会不適合者だから見れる第三者的な目線で物事を分析することができます。
これはライターとしても活躍できるでしょう。
社会不適合者にとって人と接するよりもパソコンやスマホと接することがリラックスできます。
その中でゲームをしたりとパソコンの知識もどんどん身についていきます。
物事を極めるには、それ相当の時間が必要です。
友達と遊ぶ機会が少ない社会不適合者は、余計な時間を持つことがなく、趣味や特技に没頭することができるのです。
起業する
社会不適合者は自分中心の性格が多いです。他人を信じないかわりに、自分の考えは絶対的に失敗しないと思っています。
この傲慢な考えは、ある意味で起業する上で大事なこととも言えるのです。
何かを始めようと思っても心のどこかで「失敗するかもしれない」など思っていると、失敗してしまう確率も高くなってしまいます。
起業するということは博打的な部分もあります。
ですが、社会のルールに縛られたくないという社会不適合者の要素を持った人であれば、起業というルールがない中で自分で道を切り開いていく仕事は向いていると言えるでしょう。
️社会不適合者はむしろ強みになる場合も
考え方一つ変えれば、社会不適合者はむしろ強みになることもあるのです。
今回紹介した特徴も、裏を返せば強みになるものも多々あります。
自分に性格をよく理解して、自分でも出来る仕事や活動をしていくと良いでしょう。