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新社会人がやってしまいがちな非常識...(続き5)

会社ではたくさんの人が働いていますので、誰が自分と同じ部署の人間なのか分からないことが多いです。

そのため、自分の部署内ですれ違う人とは挨拶を交わしても、同じ会社内の別のフロアでは挨拶をしなかったり、すれ違う人がいても自分から挨拶をしなかったりすることがあります。

人見知りをする性格の人や、入社したてで緊張している人は特に、同じ部署の人にも自分から挨拶ができないことがあるでしょう。

しかし挨拶ができない人というのは、それだけで「常識がない」「やる気がない」と思われてしまいます。

もし自分から挨拶できずに無視してすれ違った人が会社の社長だったら、社長からの自分に対するイメージはかなり下がってしまうでしょう。

誰が自分と関わり合うことになるのかは分からないため、誰とすれ違っても自分から挨拶していれば、好感を持たれることはあっても悪く思われることはまずないでしょう。

社会人としての自覚を持とう

社会人になったのなら、きちんと社会人としての自覚を持たなければいけません。

学生上がりの新米社会人とはいえ、同じ社会の括りで見れば、立派な社会人の一員なのです。

仕事が接客業であれば、お客から見た社員はベテランも新人も一緒です。

新人だからある程度仕事は出来ないにしても、言動や言葉遣い、態度などは「しっかり出来て当たり前」だとお客は思っています。

そのため、新社会人は失敗を大目に見てもらえたり、許してもらえたりすることも多いですが、それに甘んじて受けることなく、きちんと自覚を持って働くようにしましょう。

社会人としての素養が無いと見放される

素養とは、練習や学習によって身に付けた知識や技術のことです。

新社会人の場合には、初めて仕事を教わって、失敗しながらも仕事のやり方をきちんと覚えていくことが素養です。

失敗してもきちんとそれを活かして成功できるようになる人は、社会人としての素養があるでしょう。

ほとんどの人はこの社会人としての素養を持っていますが、何度やっても仕事が身に付かない人は、社会人としての素養は無しと判断されて、周りの人たちや会社から見放されてしまいます。

一生懸命に本人が努力すれば、どんなに身に付くのに時間がかかっても、きちんとそのやる気を上司や会社側は理解してくれます。

人より時間はかかっても失敗から学ぶことができれば、そう簡単に見放されることはないでしょう。

けれども、本人にやる気がなく、適当に仕事をしてミスを繰り返していると、社会人としての素養は無しとみなされて、見放されてしまっても仕方がないでしょう。

可愛いな、と思って思えるのは最初のうちだけ!

先輩社会人にとっては、新社会人の存在は昔の自分を見ているようで、失敗する様子も「可愛いな」と思ってもらえることがあるでしょう。

失敗しても一生懸命に仕事を覚えようとする姿はいじらしさを感じることもありますし、つたない動作やぎこちない敬語も可愛く思える先輩や上司は多いでしょう。

しかしそれも最初の内だけで、入社してから半年も経てば「そろそろ慣れてくる頃だろう」と思われます。

しかしそれでもまだもたもたとミスを繰り返していると、流石に可愛さだけでなく、呆れの感情やイライラを後輩や部下に感じてしまうようになるでしょう。

無条件に可愛がってもらえることなど、入社して本当に間もない頃だけですので、ちょっとかわいがられた程度でそれを真に受けて、「ミスしても許される」なんて勘違いしないように気を付けましょう。

3度目の正直を心得て

1度や2度であれば、失敗をしても上司や先輩は大目に見てくれることでしょう。

しかし3度目となると、流石に説教をされてしまっても仕方がありません。

よく「仏の顔も三度まで」と言われますが、それと同じように仕事でも同じミスが許されるのは2度目までです。

上司や先輩からすれば、本心は「2度目のミスもなくしてほしい」ところですが、新社会人にはそこまで求めることはあまりしないでしょう。

そしてどんなに出来の悪い人であっても、3度も同じミスをすれば大目に見てもらえることはなくなります。

新社会人の人は、「3度目の正直」を心がけて、同じミスを繰り返さないようにしっかりと気をつけましょう。

マナーは学んでおこう

新社会人の内は、仕事でミスが多かったり、出来ないことがあったりしても大目に見てもらえることは多いです。

しかしそれは仕事内容に関することであり、目上の人に対する態度や言葉遣い、マナーに関しては出来なければ悪く思われてしまうことがあるでしょう。

初めて社会人になるのであれば、社会人としてのマナーは知らないことがあっても仕方がありません。

けれども自分が社会人であるという自覚をきちんと持つことで、非常識な行動を取らないためにも、どんなマナーがあるのか、どんな行動が非常識なのかを予習することができます。

上司や先輩によっては、非常識な行動を厳しく評価することもありますので、うっかり非常識な振舞いをしないためにも、日頃から社会人のマナーについて自主的に学んでおきましょう。