新社会人といえば、社会に出たばかりの新米です。
だから仕事でたくさんミスをしたり、上司に失礼な態度をとったりしても、「まだ新人だからね」や「社会人1年目はできなくても仕方がないよ」などと上司や先輩は笑って許してくれることも多いでしょう。
しかしそれに甘んじていると、社会人として大切なことを学べないままで、社会人数年目を迎えた時には反対に「社会人として相応しくない言動や行動」で周りから叱責されてしまうことになります。
そんなことにならないためにも、今の内から社会人として相応しい振舞いや非常識な行動などについて知っておきましょう!
新社会人がついやってしまいがちな非常識な行動をまとめてご紹介します!
新社会人だからと言って大目に見てはいけない?!
新社会人とは、学校で言えば入学したての1年生です。
まだ社会のことなど何も分からず、ほとんど無知な状態と言ってもいいでしょう。
そのため会社で働き始めても、最初の内はミスばかりしてしまいます。
上司や先輩は、ミスをすれば当然注意をして、正しいやり方を教えますが、ミスをしたことに対していきなり怒鳴りつけてくるようなことはあまりないでしょう。
それは相手が、社会に出たばかりの新米だからです。
何も知らない新人相手に「何でできないんだ!」と怒鳴りつけたところで理不尽な怒りになってしまいますし、上司や先輩も新人の時代があったでしょう。
誰もが「最初の内はできなくても当たり前だ」と何かとミスを大目に見てくれることが多いです。
新社会人の立場の人も、最初の内はミスをしても上司や先輩が笑って許してくれれば、安心して仕事に励むことができるでしょう。
とはいえ、あまり大目に見ることが多過ぎても、それで新社会人が勘違いをしてしまうことがあります。
「ミスをしたところでそう怒られるわけでもないからいいや」と自分の仕事を軽く見てしまい、何年経ってもミスを繰り返すようになってしまうかもしれません。
そうなってしまっては、上司や先輩の「監督不行き届き」になってしまい、最悪の場合部下や後輩の責任を自分が被ることになってしまいます。
きちんと新社会人の内に育て上げるためにも、大目に見過ぎないようにしなければなりません。
新社会人は未熟
新社会人は未熟です。
人間で例えるなら、大人が一人前の社会人であり、子どもが新社会人です。
子どもの内はできないことが多くても当然と考える人が多いように、新社会人も仕事ができなくても当たり前だと誰もが考えていることでしょう。
だからこそ、上司や先輩も、新社会人がいきなりバリバリと仕事ができるとは端から思ってはいません。
例えミスをしても「ミスをして仕事を覚えていくものだ」と考えているでしょう。
年齢で見るならすでに成人している新社会人が多いですが、人としての一人前と、社会人としての一人前は別物です。
例え何歳であっても、自分が未経験の職種で働くことになったのなら、その職場では自分は新社会人同様に、何もかもができない状態なのが普通なのです。
でも礼儀や挨拶は出来て当然
いくら新米の社会人とはいえ、これまでにきちんと学校で勉強をして、それなりの礼儀やマナーを身に付けてきているでしょう。
「人に会ったら挨拶をしよう」や「人に迷惑をかけたら謝り、何かしてもらった時にはお礼を言おう」などのごく当たり前の挨拶や礼儀に関しても、学校や家庭できちんと学んできているはずです。
そのため、仕事は何もかもができなくても仕方ありませんが、最低限の礼儀や挨拶は出来て当然だと社会では考えられています。
とくに成人している人や、アルバイト経験のある人の場合には、それらの挨拶や礼儀は基本中の基本で、出来て当然のものです。
それすらも出来ていなければ、就職して早々に上司や先輩からの評価は悪くなってしまうでしょう。
人間としての常識は備えているべき
新社会人は既に社会に出ている人たちからすればまだまだ子どもで、未熟者に思えます。
しかし社会に出て働ける年齢になっている以上は、人間としての常識は当たり前に備えているべきでしょう。
歩きたばこをしないことやごみのポイ捨てをしないこと、会社で人に会えばきちんと挨拶をすることなど、「会社に勤めて何年目」というのは一切関係なく、人として当然備えているべき常識は、誰もが出来て当たり前なのです。
もしそれすらも出来ていないのであれば、仕事の出来不出来には関係なく、最初から上司や先輩の厳しい注意が飛んでくることでしょう。
また、上司や先輩に注意された時に、「まだ新社会人なので・・・」という言い訳も一切通用することはありません。
仕事が出来ないことと、常識が備わっていないことはまったくの別物であることをきちんと理解しておきましょう。