4.甘い
お人好しな人は“甘い”のも特徴のひとつ。
他人に甘く、自分の考えも甘いと言えます。
お人好しな人の持ち味である他人への優しさですが、お人好しな人の場合、優しいというよりは甘い!と、周囲の人からは見られているのかもしれません。
その甘さゆえ、人を疑わず、すぐに人を信じてしまうのでしょう。
それが結果、利用されたり騙されたりすることへ繋がっていくということです。
お人好しな人本人は、利他主義であるという特徴からも見て取れるように、他人への甘さは、むしろ良いことだと思っているのかもしれませんね。
結果、利用されても騙されても、本望なのかもしれません。
でも他人への甘さは、その相手の甘えを引き出す可能性もあるんです。
それは相手にとって本当にいいことなのか…。
相手をダメにしてしまうことだって考えられるんですよね。
結局、お人好しな人は本当に相手のことを考えられていないのかもしれません。
5.親切
お人好しな人は、どこまで行っても優しいので、もちろん“親切”でもありますよね。
人に親切にするのも、とても良い行動だし素晴らしい心がけです。
人に親切にすることで、相手の親切心を引き出し、相互作用で良い関係を築くのは、良い人間関係を構築する上では欠かせません。
ただ、お人好しな人の親切心の何が問題かというと、きっとその親切心によって相手の親切心を引き出せないことにあると思います。
お人好しな人の親切は、ある意味無駄になってしまうということですよね。
それはきっと、その親切心の根底に甘さや単純さ、利他心が流れているからだと思います。
その自己犠牲の精神を見透かされてしまうのでしょう。
相手にした親切さえも、利用されるだけになってしまっているということです。
6.断れない
他人に甘く、利他心の強いお人好しな人は“断れない”ことも特徴になります。
どんなに気が進まない事でも、理不尽なことでも断れない。
だから、利用されたり騙されたりしてしまうのです。
こういったお人好しな人が、詐欺に遭いやすかったりするんですよね。
たとえ、どこかで騙されていると分かっていても断れなかったりもすると言います。
それは、断らないほうが楽だったり、騙されてやることで「相手が助かるんならそれでいい」という自己犠牲の精神だったりするようですね。
騙されていることを分かっているんだからと、むしろ相手に対する同情心すら抱いている場合もあると言います。
でも結局、その気持ちすら利用されてしまうということなんですよね。
お人好しな人のその行動で、騙す相手や利用しようとする相手が改心すればいいのですが、そうなりづらいのがお人好しな人だったりすると思います。
相手が同情心を抱かれていることを感じてしまえば、逆に馬鹿にされたと受け取られて、さらに行動を悪化させてしまうこともあるはずです。
7.大人しめ
お人好しの意味には“大人しくて善良な人”という意味も出てくるんですよ。
大人しい人が、イコールお人好しとはならないと思いますが、お人好しな人は大人しめな人が多いとは言えそうですよね。
特に“断れない”人には、大人しめな人が多い印象があります。
控え目で大人しい。
つまり押しに弱そうに見えるんですよね。
それが、断れない状況も生み出してしまいやすいと言える気がします。
大人しめでお人好しな人の元には、お人好しにならざるを得ない事柄が集まってきやすいのでしょうね。
8.意見を主張しない
断れず、大人しめなお人好しな人に、騙されたり利用されたりする状況が生まれやすいのは、“意見を主張しない”からでもありますよね。
はっきりと意見を主張してくる人には、何かを頼むにしても頼みづらいですし、騙すにはハードルが高いと考えるはずです。
そうなるともちろん、自然と大人しそうな人がターゲットになってしまいます。
意見を主張してこなそうな人、断るのが苦手そうな人…。
お人好しな人は、良からぬことを考えている人を自ら引き寄せてしまっているとも言えるんです。
意見を主張しないと言うのは、良く言えば協調性があるとも言えるのです。
ですが、悪く言えばやっぱり保身なんです。
言わないほうが楽、他人に賛同している方が楽なんですよね。