また、何事も良い方向で捉えることができるのも人に騙されやすい一方で、とても“ポジティブ”思考が出来るとも言えます。
これも、お人好しな人の特徴なのでしょう。
純粋な気持ちで人の喜びを自分の喜びとし、たとえ利用されたとしてもポジティブに捉えることが出来るのなら、お人好しを貫くのも苦ではないのかもしれませんね。
先ほど、お人好し風になっている人がいるとお話しましたが、きっと批判されてしまうお人好しな人には、こういった純粋な気持ちが欠けているのだと思います。
純粋でポジティブ思考なお人好しの人なら、最初は「お人好しだよね」とお人好し風の人と一律に見られて嫌煙されても、真の人柄を知るうちに、好かれる人になっていけるのではないでしょうか。
その場合は「お人好しだよね」が、必ずしも悪口とはならず、ちょっと呆れ気味にも認められているのかもしれません。
「ほどほどにね」と言いつつ、その人柄の良さに惹かれている人もいるのかもしれませんね。
お人好しな人は損?得?
さて、ここまでお人好しな人の特徴から、その心理を考えてきました。
菩薩のような心でお人好しを貫く人もいれば、実は自分の満足や利益を生み出したいという気持ちが見え隠れするお人好し風な人もいるのだと思います。
どちらにしても周囲からは、良い人と見られつつも、我が道を行く、ある意味では我が強いタイプとも思われているのではないでしょうか。
それにお人好しな人は、本人がどういう気持ちでいるかは別にして、周囲から見たら損をしているとも思われがちです。
お人好しな人は損なのか、得なのか…その辺りも見ていきましょう。
損なこと
まず、損なことと言えば…騙されたり利用されたりすることですよね。
お人好しな人の特徴としても挙げました。
また、人が良いはずなのに、好かれているとは限らない事も、損な部分なのではないでしょうか。
特に、お人好しを演じている人にとって、人から好かれないことは最大の誤算なはずです。
もちろん、人に好かれることを目的としていないお人好しな人なら、そんなこと気にもならないのでしょうけどね。
得なこと
そして得なことと言えば、自分の喜びや幸せに繋がることもあるということでしょうか。
きっと純粋なお人好しな人なら、そのお人好しも損に繋がることは少なく、親切を親切で返されたり、人から可愛がられたりもするのでしょうね。
それはたぶん、他人のことを本当に思いやったお人好しだからなんだと思います。
意見を全く言わない訳ではなく、相手を尊重し理解しながら話し合いが出来たり、自分を犠牲にする押し付けがましさもなく他人を優先出来たり。
程よい気遣いや優しさを見せられたりできるそんなお人好しの人になら、得ばかりがやってくるのかもしれません。
お人好しも一歩間違えれば、他人を傷つけることにもなりかねません。
その人にとっての、不利益を生み出すことだってあると思います。
その境界さえわきまえていれば、お人好しな人は、本来とても好かれる人なはずなんですよね。
お人好しは一長一短
お人好しも、一長一短です。
でももし、あなたが自分のお人好しで損をしていると感じるのなら、それはちょっとズレた人の良さだからです。
それで苦しんでいるのなら、お人好しでいることを辞めてしまってもいいのではないでしょうか?
一方で、お人好しとは言われるけど損したことが無い!と感じているのなら、そのままでいることが幸せなんだと思います。
皮肉交じりに言われてしまうお人好し。
筆者もここまで、ちょっと皮肉っぽく解説してしまいましたが、実は嫉妬だったりもするんですよね。
あとは自分が周囲の評価をどう捉えるかなのかもしれません。