目の前のことだけに夢中になっているわけですので、周りからの刺激や声に対する反応が鈍くなってしまうことも珍しくはありません。
集中力が切れやすい人や、すぐに余所事をしてしまう人の場合には、元々気持ちが散漫になりやすいため、話しかけられればすぐにそちらへと意識を向けることができます。
しかしがむしゃらに1つのことに集中している人の場合は、すぐに意識を切り替えることができず、また声をかけられたことにすら気付いていないこともあるでしょう。
そのため何かに集中している人ほど、相手や周りの人の話をまともに聞いていないことが多いです。
10.ポジティブ
がむしゃらに頑張る人は、ポジティブな性格をしていることが多いです。
ネガティブな人は何事に対しても最初から諦めがちだったり、途中で投げ出してしまったりすることがありますが、ポジティブな人の場合にはとにかくやってみて、その結果がダメだったら諦めるということがよくあります。
そのため、がむしゃらに頑張っている時には悪い結果をいちいち考えることはありませんし、今自分が頑張っていることだけに集中していますので、「どうせ上手くいかない」や「失敗したらどうしよう・・」など、余計なことを考える暇もないでしょう。
そうしたひたすらに前向きに頑張る姿は、ポジティブ以外のなにものでもありません。
11.融通が利かない
がむしゃらに頑張る人は、今自分が頑張っているものに対して器用にやり方を変えたり、臨機応変に対応したりすることが苦手です。
一度走り出したらなかなか急には止まれない車や、いきなり方向転換することができないイノシシのように、自分が一生懸命にやっていることに対しては、簡単にその方向性を変えることも、途中でまったく別のものに切り替えることも上手くできません。
要するに融通が利かない性格をしているということですので、がむしゃらに頑張るがゆえに、それでトラブルを引き起こしたり、周りに迷惑をかけてしまったりすることもあるでしょう。
12.負けず嫌い
がむしゃらに頑張る人は、自分ががむしゃらに頑張るだけの動機を持っています。
例えばこれまでに挙げた「頼られることでやる気になる人」や、「責任感が強い人」などのように、何かがあるからこそ自分ががむしゃらに頑張れるという人は多いです。
その中でも、他人のためではなく、あくまでも自分のために頑張れる人の場合には、負けず嫌いな性格が強く関係しています。
負けず嫌いな人は、基本的に他人に負けることを嫌がります。
周りの誰よりも自分が1番でありたいという思いが強く、それだけ競争心やプライドの高さも人一倍でしょう。
その負けず嫌いの性格から、周りに後れを取ることなく、むしろ自分が先んじて1番であろうとするために、誰よりもがむしゃらに頑張ることが多いです。
自分が周りよりも上に立つためであれば、どれだけ苦労や手間暇がかかっても構わず、また容赦なく周りに対しても突き放す態度をとることがあるため、負けず嫌いな性格からがむしゃらに頑張る人の場合は、周りの人たちと穏便な関係を築けないこともあります。
13.よく相談される
人から何かとよく相談される人も、がむしゃらな性格をしていることがあります。
誰かに頼りにされることでやる気に火が点くタイプの人は、「人のためにがむしゃらに頑張っている姿」を、周りの人たちへと意図せずに見せつけることになります。
するとそれを見た、困っている人たちが、自分も助けてもらおうとしてその人に相談をしようとするでしょう。
結果として頼られてがむしゃらになる人は、そのためにさらにまた人から頼られて、その度にがむしゃらに頑張ることが増えます。
それが当人の負担になっていなければ、頼られてがむしゃらになることは当人にとっても悪いことではないでしょう。
いかにも頼もしい人や、自分を助けてくれそうだと思う人には、弱っている人は何かと相談しようとするでしょう。
人に相談されることでがむしゃらになるタイプの人は、周りがその人をがむしゃらに頑張るように煽って、焚きつけているとも言えるかもしれませんね。
14.努力家
元々努力家のタイプの人は、がむしゃらに頑張ることが珍しくありません。
それどころか、がむしゃらに頑張っていること自体、普通の人以上に自分が頑張っているということを特に意識していないことも多いでしょう。
努力家の人にとっては、コツコツと真面目に努力するのも、一生懸命に1つの目標に向かって頑張ることも当たり前のことであり、誰かにいちいち褒められるべきものではないと考えています。
褒められるべきだとすれば、それは努力した先で自分が得たものに対してでしょう。
そのため努力の過程を人に認められることはそこまで求めてはいませんし、努力する自分自身のことを好きな人も多いため、努力家の人にとってはがむしゃらに頑張ることは普通であることが多いのです。
15.全力を尽くす
何事にも全力を尽くす人は、必然的にがむしゃらに頑張ることが多いです。
全力を尽くすというのは、自分にできる限りの全てのことをするということです。
すなわち努力の程度が1~10まであるとすれば、全力を尽くす人は常に10の努力を試みます。
自分にできる限りの努力をすることは、外面を取り繕ったり、格好つけたりしているような余裕もなく、ただひたすらに目的に向けて一心不乱に努力を重ねることです。