3.母性がある
繊細な女性には母性があります。
母性と聞くと、母親が子に向ける慈しみの心を思い浮かべる人は多いでしょう。
そうした慈しみの心というのは、通常自分がお腹を痛めて産んだ子だからこそ向けることのできる感情であり、そこには無償の愛情や優しさも含まれています。
しかし時には、我が子でなくとも他人に対して慈しみ、つまり母性を与えることのできる女性がいます。
本来は自分の子どもや家族など、親密な間柄の人にしか向けることのない感情を、さして関係性の濃いわけでもない相手に向けることができるのです。
母性のある女性は人一倍優しくて他人の気持ちに寄り添える人でしょう。
母性的な人は、常に相手の気持ちに寄り添って、相手の立場に立って物事を考えることができます。
それは繊細な気遣いができるということですので、繊細な女性はすなわち母性を持ち合わせていると言えるでしょう。
一緒にいて安心感のある人
母性のある人は、一緒にいる相手に安心感を与えます。
優しくて穏やかな性格であることが多く、また他人を傷つけるような振る舞いを決してしないため、「この人とは一緒にいても心から安心できる」と相手の警戒心を解き、信頼や安心感を与えやすいです。
そのため母性のある人は周りの人からも好かれやすく、重要な場面では頼りにされることも多いです。
母性的な人はいかにも優しくて繊細そうな見た目をしていることもありますが、女性によっては逞しい母のように、気が強くて元気な性格をしていることもあります。
後者の場合には精神的にもタフだと思われやすいため、時には心無い言葉によって内心で繊細な心が傷付くこともあるでしょう。
4.心配性
繊細な人というのは、人一倍周りを気遣うことが多いです。
自分のことだけを気にしていればいい時でも、周りで誰か困っている人はいないか、何か不便はないかと直ぐに周りを気にしてしまいます。
そのため、その洞察力の鋭さから時には自ら苦労を背負い込んでしまうこともあります。
ついつい周りを気にしてしまい、「大丈夫かな」と一人でハラハラすることもよくあるため、心配性な一面を持っていると言えるでしょう。
周りから見た時にはたいしたことのない出来事でも、深入りしていちいち心配になってしまうことも多いため、気苦労も人一倍かもしれません。
どんな事でも気になってしまう
心配性な一面を持っていると、周りのどんなに些細な出来事でもいちいち気になってしまいます。
側で子どもが転べば「大丈夫?」と手を差し伸べようとしますし、道に迷っている人がいれば道案内を自ら買って出ることもよくあります。
それらは純粋な親切心や善意からの行動ですが、常にそうして周りのことを気にしているため、人一倍気を遣い、また苦労することも多いです。
他人なんて気にせずに、自分のことだけを考えていればある程度は気楽に人生を送れます。
しかし繊細な人は、自分よりも周囲に対して心配性な性格を発揮してしまうことが多いため、自分から「他人を気にしないようにしよう」と強い決意でもしない限りは、いつも周りの出来事に自分が振り回されることになってしまいます。
本人はそれを苦痛とは感じていないことが多いですが、やはり周りからすれば自分で自分に苦労をかけているように見えることでしょう。
相手の顔色をうかがうなど
繊細な人はいちいち周りが気になってしまうため、心配性な一面を持っています。
例え完全な善意からであっても、常に周りを気にしたり、相手の顔色をうかがったりする行為は、堂々と自分を貫いて生きる人からすれば苛立ちの対象となってしまうこともあるでしょう。
何せいつも自分よりも周りのことを気にしたり気遣ったりして、自ら苦労を背負い込むことも多いため、自分の人生を好きに謳歌している人からすると、多少なりとも卑屈に見えるのかもしれません。
ある程度相手の顔色をうかがって、相手に合わせることで社会の中では上手く生きていくことができます。
しかし、必要以上に周りに合わせ過ぎてしまうのも、反対に社会で生き難くなってしまうかもしれませんね。
5.控えめ
繊細な女性は控えめな性格をしていることが多いです。
いかにも気が強そうな外見をしているのに、実際には繊細な女性の場合には、その繊細さを理解していない人から心無いことを言われることもあるでしょう。
しかし控えめなタイプの女性は、昔からの「大人しくて繊細な女性」のイメージが強いため、その繊細さもすぐに周りに理解されることが多いです。
控えめな女性は、集団の中にいればいつも一歩引いた場所にいて、自分から注目を集めたり、派手な言動や行動をしたりすることはありません。
また、一対一の時でも、何かを決める時には基本的に相手の主張や意見に従おうとする傾向があります。
とはいえ、優しいからこそ控えめな性格というだけであり、意志薄弱というわけではないため、ハッキリさせる場面では毅然とした態度をとることもあるでしょう。
あまり自分の意見を言わない
控えめな性格の女性は、日頃からあまり自分の意見を言うことはありません。
例えば仕事をしている時に、自分でもっといいやり方を思いついたとしても、わざわざマニュアルを変えさせるような提案を上司にすることはないでしょう。
また、人間関係においても他人のことをあれこれと言うことがなく、おしゃべりな人の聞き役に徹していることも多いです。
とはいえきちんと自分の意見は持っていますので、意見を求められれば隠すことなくそれを主張できるでしょう。
ただ好き好んで自分から意見を言うことはないため、人によっては控えめな女性のことを、「いつも他人の後を進もうとする狡い性格をしている」と感じてしまうこともあるかもしれません。
自分を曝け出さないことが多い
控えめな性格の人は、基本的にあまり自分の意見や本音を言うことがありません。
裏表が激しいわけでもなく、単に自分を曝け出すことを好まなかったり、苦手としたりしていることが多いです。