ただただ知り合いが多いだけなら「顔が広いだけ」ということになり、人脈があるとは言いにくいでしょう。
真の意味で「人脈がある」というのは、しっかりと何かに精通した人とたくさん繋がっていることです。
そんな人脈を持っている人は、まさに頼れるリーダーと言えるでしょう。
逆に頼れないリーダーとは、人脈が狭い、またはただ顔が広いだけのリーダーです。
これまで仕事のためにと意欲的に人間関係を広げていくことはせず、チームが窮地に陥っても頼れる人はいません。
「知り合いは多い」と自慢げにしていても、それがいざというときに結びつかなければ、それは人脈とは言いません。
信頼感
チームにおけるリーダーとは、チームの「親」のような存在です。
子供が安心して頼れるのが親であるように、リーダーは子供たち(部下)の信頼感を持ってもらえてこそ、頼れるリーダーと言えます。
もし、部下が何かに失敗したとき、チームのリーダーが頼れるリーダーだったらそのことを真っ先にリーダーに報告して相談を仰ぐことでしょう。
それによってチームの損失は最小限に抑えることができますし、リーダーも早い段階で自分を頼ってくれた部下に信頼を寄せ、チーム内での信頼関係もどんどん深まっていきます。
しかし、頼れないリーダーの場合は「あの人(リーダー)に相談してもどうにもならない」「どうで失敗をなじるだけで、アドバイスもヘルプももらえない」と最初から部下に失望されており、失敗の報告や相談をされることはありません。
実際、頼れないリーダーは器が小さいので、もし部下が失敗したことの報告や相談しても「何やってるんだ!」「しっかり自分で責任持てよ!」と怒ったり責めたりするだけで、助けてはくれないので部下からの信頼はとても薄いです。
そのせいで、早めに対処しておけば問題なかったものが大事になったり、「あの人はやっぱり頼りにならないね」と更に信頼を失ったりと、チームはグダグダになってしまうことでしょう。
行動力
一般的にリーダーとはまとめ役であり、チーム全体の指揮を執る立場の人です。
そのため、実際に作業をして一生懸命動くのは部下の役割ですが、頼れるリーダーとはその作業全てを部下に任せきりにするのではなく、自らも動いていける行動力があるものです。
また、部下から「こういう案はどうでしょうか?」という提案を受けて「なるほど、それはいいな」と思ったら「だったらやってみよう!」とすぐにそれを実行に移すための行動力も持っています。
いいものはすぐに取り入れていく積極性と行動力は、部下にとってはとても心強く頼もしいものです。
逆に頼れないリーダーは、チームのてっぺんで胡坐をかいているだけで自分からは全く動こうとしないタイプの人がとても多いです。
必要とあらば最低限の指示は出しますが「そんなのお前の仕事だろ」と作業には参加しないので、部下からは頼りない人と思われていることでしょう。
そして何か部下が提案をしたとしても「それを試して失敗したら、リーダーであるオレが責任を負うんだよ?」「別に今のままでもいいだろ」と行動に移そうともしません。
責任を負いたくない、面倒なことはしたくないという消極的なリーダーは、部下にとっては頼りないと感じるものなのです。
積極性
先ほどの「行動力」のところでも触れましたが、頼れるリーダーとは積極性があるのものです。
新しい挑戦に意欲的で、チームにとって有益なことや大きな仕事には積極的にチャレンジしていきます。
仕事をする上で大切なのは「どんどん挑戦していく」ということです。
「失敗しても自分がフォローするから!」「責任はオレが負う!」とリーダーが積極的に物事に取り組んでいくことで、部下たちにもいい影響を及ぼすことができます。
逆に、頼れないリーダーは「挑戦なんて面倒くさい」「責任は負いたくない」と消極的な考えを持っています。
保守的な人で「自分たちがわざわざリスクをおかして、新しい挑戦をしなくてもいいだろう」と思っており、部下にもそれを求めます。
その結果、成長しようとしている部下の気持ちを折ることになり、積極的に挑戦しようとしないリーダーに対しての信用もどんどん失っていきます。
リーダーになるなら一流のリーダーになりたいですよね!
ここまでは、一流のリーダーの特徴などについてお伝えしてきました。
これらの特徴を見て、自分の上司や学生時代の部活の主将などを思い浮かべた人も多いことでしょう。
人の上に立つ人は少なからずとも「リーダーの素質」というものを持っているものです。
しかし、逆に「自分の今の上司、どの特徴も当てはまらなかった」「これまでこんなリーダーに出会ったことがないわ」という人もいることかと思います。
「他に適任がないから」という理由だけで押し出されるようにリーダーになった人や、世渡りだけでリーダーを任されたという人もおり、そんなリーダーの下で働く人はやる気も出ないし、仕事上でも思うように実力が発揮できないことでしょう。
できるなら一流のリーダーのもとで仕事がしたいですよね
そしてもし、自分がリーダーになるのであれば、どうせなら一流のリーダーになりたいと思いませんか?「ダメなリーダー」だと思われて仲間たちから失望されたり、チームのパフォーマンスが低くなったりするよりも、一流のリーダーになって仲間から尊敬されて、最高の仕事ができるチームにしたいですよね。
一流のリーダーになるのに、特別な資格や道具は必要ありません。