また、人付き合いについて批判されたなら、まずは自分の人付き合いを振り返って、反省すべき点があるかどうかを考えましょう。
人に批判されるのは嫌な気持ちになります。
だからと言って批判した相手を跳ねのけるのではなく、相手に批判された内容に目を向けるようにすれば、それ以上批判を受けなくても済むようになるかもしれません。
引きずらない
人から批判されると、そのことが頭から離れなくなって、引きずってしまう人もいます。
ネガティブ思考の人ほどその傾向が強く、たった一度でも人に批判されると、途端にその相手に対して苦手意識が生まれてしまいます。
そして批判された内容には目を向けず、とにかく自分を否定されたということだけをいつまでも気にしてしまうため、うじうじと悩む時間が長い割に何の解決もできないことがよくあります。
しかしそれでは人から批判されなくなる自分に変わることはできませんし、いつも同じようなことで色んな人から批判されてしまうでしょう。
自分が誰かに批判されたからといって、自分の人間性の全てを否定されたわけではありません。
その相手に批判されたから自分の人生が終わるわけでもありません。
批判されたなら、どんなことに対して批判をされたのかだけに注目して、改善できるなら改善して、後は気にしないようにしましょう。
気にしすぎてしまうとトラウマになることも
ネガティブ思考の人は、一度自分が悪い方向に気にしてしまうと、いつまでもそれを引きずってしまいます。
しまいには批判されたことがトラウマになって、その後の人間関係を上手く築けなくなってしまうこともあるでしょう。
例えばある人に、自分の態度について批判されたとします。
すると途端に自分を批判した人のことが苦手になって、相手と顔を合わせることが辛くなってしまいます。
同じ職場の人に批判されたのなら、その人と顔を合わせるのが嫌で会社に行く気がなくなってしまったり、終いには会社を辞めたいと思うこともあるでしょう。
批判した側にはそこまでの意図はなく、単に相手に直して欲しいことだけを批判して伝えたつもりが、思った以上に相手にトラウマを植え付けて、精神的に追い込んでしまうことがあります。
心の弱い人や繊細な人ほど、たった一度の批判でもトラウマを抱えてしまいますので、自分で自分を追い込まないためにも気にし過ぎないことが大切です。
相談をする
人に批判をされた時に、それを直すべきかどうか分からない場合には、親しい人に相談してみましょう。
家族や友人などの心を許せる人になら、相談した時に多少きついことを言われても、信頼関係があるからこそのアドバイスだと受け入れることができるでしょう。
また、親しい人が自分を慰める言葉しかかけないことが分かっているのなら、職場の上司や同僚など、あえて辛辣で的確なアドバイスをくれるような相手を選んで相談するのもいいでしょう。
あまり親し過ぎると、自分の悪い部分に相手も盲目的になっていて気づかないことがありますので、冷静に第三者の意見が言える人にアドバイスを求めると良いかもしれません。
もしかしたら批判をしている相手が間違っている可能性も?
批判されたからといって、必ずしもそれを直さなければならないというわけではありません。
人が人を批判する時には、それが正論であることも多いですが、一部は妬みややっかみ、単なる嫌がらせとして批判してくることもあります。
そのため、冷静に自分が間違っているのかどうかを確認するためにも、第三者の意見を求めることも大切です。
とくに自分ではまったく自覚も意識もしていなかったことを誰かに批判されたときには、より第三者の意見が重要になります。
批判されても自分自身を見失わないようにしよう
人に批判されるというのは、精神的に辛かったり苦しかったりすることがあります。
とくに親しい人から批判されたときには、裏切られたり嫌われたような気持ちにもなって、より辛くなってしまうでしょう。
しかし、自分が周りの人に嫌われたくないからといって、批判される度にいちいちそれを直そうとしていると、今度は自分自身を見失ってしまうことになります。
人に批判されないように生きるのも、嫌われないように生きるのも息苦しくてストレスが溜まってしまいます。
明らかに言いがかりのような批判には耳を貸さないことも大切です。
人に批判されたら批判された内容に目を向けて、直した方がいいと思えば努力し、そうでなければ聞き流す術も身に付けましょう。
それが自分自身を助けることにも、守ることにも繋がります。