部下からしても、自分の失敗の責任を被ってくれた上司に対して申し訳ないと思うと同時に、「挽回しなければ!」と奮起する気持ちも芽生えるはずです。
そこでただ責任を被るだけでなく、部下に対して最適なアドバイスを与えることができると最高ですね。
5.本質を見抜く力を持っている
5個目は、「本質を見抜く力を持っている」です。
これは、見抜く力がある人の代表的な特徴と言えます。
物事を表面的に捉えるのではなく、言葉や態度の裏側に秘められた本質を瞬時に見抜く力があるようです。
数々の言葉や思いに埋もれた本質を見抜く、何だか雲をつかむような話にも聞こえそうです。
が、相手の話しをきちんと聞いて、相手の立場に立って考えると同時に、中立的な立場で冷静に物事を見極めることができればこそではないでしょうか?
「さっきよりも項目が増えて難しい!」と思われたかもしれませんが、それは経験をこなしていくことで得る技と言えるでしょう。
最初から完璧でなくても良いのです。
続けていく中で、徐々に「見抜く力」を習得していけば良いのです。
具体的に言うと、下記の3つのポイントが挙げられます。
物事の裏も理解することができる
上記でも書きましたが、物事を表面的に捉えてしまうだけでは誤解を招いてしまう恐れがあります。
自分側にしても、相手側にしても、本当に伝えたい真意が伝わらないことは心苦しいものです。
誤解の度合によっては、複雑に物事が絡み合ってますます事態を悪化させてしまうことも否定できません。
きちんと物事の裏まで読み解くことができれば、そうした問題を回避することができるでしょう。
それには、物事を深く考えることができることが必要になってきます。
あらゆる可能性を考慮し、それぞれの場合にはどうなるのか、考え付く限りの可能性を見出しましょう。
それを繰り返すことによって、判断スピードと質が高まり、見抜く力に磨きがかかるでしょう。
どういう意味があるかを理解することができる
意味をきちんと理解できていなければ、相手の言葉の真意どころか、会話も成り立ちません。
理解できることもそうですが、理解「しよう」とすることも重要ではないでしょうか?
それは、歩み寄る姿勢がなければできないことです。
会話は相手がいてこそできるもの、自分本位なだけでは相手を置き去りにしてしまい、会話ではなくなってしまいます。
自分の枠の中と言った限定的なところにだけとらわれずに、広い視野で理解をしようとすることで、理解できるようになるでしょう。
そうした自分の努力もさることながら、伝える側にしても、相手が理解しやすいような伝え方をする努力を怠ってはいけません。
相手に理解を求めるのであれば、まずは自分が相手を理解し、相手に胸襟(きょうきん)を開くことが大切です。
先のことも考えるように
会話や物事には、「先」があります。
まるで枝葉のように、様々な方向に幾重(いくえ)にも渡って広がっています。
「今が良ければそれで良い」「後先なんて関係ない」と言うことではありません。
上記にも書きましたが、あらゆる可能性を考え、その先のことについてじっくりと考えを巡らせてみましょう。
「ここまでは言っても良い」「これ以上は踏み込まないようにしよう」などの配慮も必要です。
後先を考えない物言いや行動によって、相手を傷つけたりするなどして、自分の価値を下げることのないようにしましょう。
きちんと先を考える言動や行動を心がけていれば、そうした危険を回避することができ、揺るぎない本質を見抜くことができるでしょう。
6.経験が豊富
6個目は、「経験が豊富」です。
経験は多くするに越したことはありません。
なぜなら、経験によって「こうすれば良い」「あれで失敗したから次はこうしよう」などと、確実性と効率性が高まるからです。