物事の善悪を判断して、自分が正しいと思う道を進む人に対して、「あの人は道徳心があるね」などと言うことがあります。

道徳心とは道徳を守ろうとする心ですので、そうした人は正義感が強く、常に真っ直ぐで嘘偽りのない生き方をしようとすることが多いです。

そんな道徳心のある人には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか?道徳心のある人の特徴や、自分も道徳心を持つための方法についてご紹介します!

この記事の目次

道徳心ってどういう意味?

道徳心とは、道徳を守ろうとする心のことです。

道徳そのものは、社会の中で物事の善悪を判断して、善を成そうとするための規範ですので、道徳心がある人はすなわち、「物事の善悪を判断する力を持ち、また常に善を成そうとする人」のことです。

道徳心がある人は、自分が常に正しくあろうとするため、悪いことに手を染めることがなく、また悪事を働く人に対して厳しくそれを糾弾することがあります。

そのため、悪事を成そうとする人とは根本的に考え方が違い、分かり合えない部分も多いです。

道徳心が強い人は、自分の道徳心を正しいものだと信じて疑わず、常に正しいことを行おうとしますので、時には「正義感が強すぎる」と周囲の人から非難されることもあるでしょう。

皆が何となくその場の雰囲気に流されてしまう時でも、一人だけ「それは間違っている!」と主張する強さを持っているために、その道徳心の強さが浮いてしまうこともあります。

しかし、道徳心そのものは素晴らしい心であり、社会が正しく回っていくためにも必要な心ですので、道徳心のある人は周りの人たちから悪意や敵対心よりも、敬意や好感を持たれることの方が多いでしょう。

道徳心のある人の12個の特徴


道徳心のある人は、常に善悪を判断して、正しい行動をとろうとします。

その行動は見ていてとても明快で、かつ尊敬できるものが多いでしょう。

疚しい気持ちを持っている時には、道徳心のある人の側にいることで気まずさを覚えたり、罪悪感を覚えたりすることもありますが、自分も同じように正しく生きたいと考えている人にとっては、目標とすべき人物である場合も多いです。

そんな道徳心のある人には、どのような特徴が見られるのでしょうか?具体的な特徴を挙げていきます。

正義感が強い

道徳心がある人は、常に物事の善悪を判断して、正しいことを行おうとします。

その気持ちは正義感に溢れているため、悪事に手を出そうとすることなく、いつも正しい道を進もうとするでしょう。

正義感が強いと、自分が常に正しいことをしようとするだけでなく、悪事を働く人を見たら厳しくそれを糾弾しようとします。

そのため、悪いことをしている自覚はあってもそれに流されている人や、善悪の中間のあたりをふらふらとしている人にとっては、道徳心がある人の正義感は気まずいものに思えたり、何となく距離を置いたりしようとすることもあるでしょう。

また、正義感の強さが仇となり、場合によっては孤立無援になってしまうことや、周りの人たちから責められてしまうこともあるかもしれません。

しかし、本当の意味で正しいことを成そうとしているのはどちらかということは、その場にいる誰もが承知していることがほとんどでしょう。

正義感が強い人は、例えどんな状況下でも決して自分の正義を曲げることはない意志の強さを持っています。

人の悪口を言わない

道徳心のある人は、人の悪口を言うことがありません。

もちろんいくら道徳心があったとしても、他人に悪口を言われたり、不愉快なことを言われたりすれば、嫌悪感や苛立ちの感情を持つことはあります。

しかし、だからといって自分まで人の悪口を言うことは良くないことだと考えているため、目の前で人から悪く言われたとしても、大人気なく言い返すような真似はしないでしょう。

悪口に悪口で返すことはしなくても、冷静に相手の言葉に反論して、理論的に相手を言い負かそうとすることはあります。

傍から見れば言い争いに見えるかもしれませんが、よく見ればどちらが有利でどちらが正しいのかは誰が見ても分かることでしょう。

不愉快に思うことがあっても、それを口に出すのは良くないことだと分かっているため、少なくとも人が見ている前では決して悪口を言おうとはしないでしょう。

約束は必ず守る


道徳心がある人は、一度交わした約束は必ず守ります。

もしどうしても約束が守れなさそうな時でも、出来る限りのことはして、相手との約束を守ることを優先させようとするでしょう。

その姿勢は相手にもしっかりと伝わるため、例え約束が守られることがなかったとしても、道徳心のある人を責めようとする人はいないでしょう。

道徳心がある人は、約束を交わしたことは何としてでも守ろうとします。

それが約束した相手に対する誠実さや礼儀の表れであることを自覚しており、また自分の道徳心を貫くために必要不可欠なことであるとよく理解しているからです。

そのため、どんなに些細な口約束だとしても、約束したことは必ず守ろうとするでしょう。

義理人情に厚い

道徳心がある人は、同時に義理人情にも厚いです。

困っている人がいればさっと手を差し伸べようとしますし、助けた相手に対して見返りを求めるようなこともしません。

困っている人を助けたという自分自身の行為に自己満足をしているため、相手に対して明確な見返りが欲しいという感情がないのが特徴的です。

職場で大量に仕事を抱えている人がいれば、自分がそれを手伝うことで何のメリットもなかったとしても、進んで手伝おうとしますし、悩んでいる人がいれば積極的に相談に乗ろうとするでしょう。

その一方で、もし自分が助けてもらうことがあれば、その恩を忘れることなく、必ず何かの形で相手に返そうとします。

与えられずとも与え、また与えられれば必ずその恩に報いようとする情の厚さから、周りの人たちからの人望も集まりやすいでしょう。

空気が読める

道徳心がある人は、常に正義感を持って行動していますが、さらに空気が読める人が多いです。

明らかに間違いを犯している人たちがいれば、それを恐れることなく糾弾する意志の強さを持っていますが、例えばそれが今この場でするべきではないと感じた時には、きちんとその場の空気を読んで黙っています。

そして悪いことを「悪い」と口にしてもいい状況になった時には、堂々と間違いを指摘することでしょう。

道徳心がある人は、その場の空気に関係なく自己主張をするというイメージがあるかもしれませんが、きちんと気遣いの気持ちも持っているため、その場の空気を読んで行動することが多いです。

ルールやマナーを守る

道徳心がある人は、常にルールやマナーを守ろうとします。

ルールもマナーも、社会の中では道徳的で正しいこととされているため、道徳心がある人がそれらを守ろうとするのは必然的と言えるでしょう。

歩きたばこをしない、道端にゴミを捨てないなど、当たり前ながらも守られないことも多い公共の場におけるルールやマナーもきちんと守り、例え自分の周りにいる人たちがルールを破っていたとしても、自分まで同じように破ろうとはしません。

また、道徳心のある人は、例え周りで誰も見ていない状況だったとしても、それでもルールやマナーを守ろうとするでしょう。

聞き上手

道徳心のある人は、聞き上手であることが多いです。

どんなにくだらない内容でも、人の話をきちんと丁寧に聞き、相手のペースに合わせて相槌を打つため、話しをする人にとってはとても話しやすく、また親しみやすいことが多いでしょう。

道徳心のある人は誠実さと優しさを持っているため、自分が話をするよりも、進んで相手の話を聞こうとします。

また、相手が少しでも悩んでいれば、親身になって相談に乗ろうとするため、最初から最後まできちんと相手の話を真剣に聞こうとするでしょう。

その親身な姿勢は相手に信頼感を与えますし、「この人ならばいつも自分の話をちゃんと聞いてくれる」と相手に安心感も与えます。

誰でも本音で話せる相手には心を許しますので、聞き上手な道徳心のある人は、それだけ周りの人たちから信頼され、頼られることもあるでしょう。

人が嫌がる仕事も進んでやる

道徳心のある人は、人が嫌がるような仕事でも進んでやろうとします。

本心では自分も「嫌だな」と思うことはあっても、誰かがそれをやらなければならないため、やる必要性をきちんと考えて行動に移します。

また、人の嫌がることを進んでやる時には、それによって周囲からの人望を集めようという意図を狙って行動しているわけではありません。

あくまでも「どうせやらなくてはならないのなら、自分が先にやってしまおう」という積極性から行動に移しているだけですので、それで周りに対するポイント稼ぎをしようと考えているわけではないことが多いです。

その証拠に、道徳心のある人は、周りに誰もいない状況だったとしても、自ら人が嫌がるような仕事に手をつけようとするでしょう。

皆が見ている前では進んで行動し、人目がなければやらないのであれば、それは単なる周囲へのアピールにしか過ぎませんが、道徳心がある人は人目のあるなしに関わらず、自分から嫌な仕事でも進んでやろうとするでしょう。

感謝されることが多い

道徳心のある人は、人のために進んで行動しようとします。

その行動の結果、周りの人たちから感謝されることも多いでしょう。

困っている人を見れば進んでその人の力になろうとしますし、助けようとする相手は限定されているわけではありません。

家族や友人といった身近な人はもちろん、道で見かけただけの関係の人でも、関係なしに親切心を働かせますので、不特定多数の人を助けて、結果的に感謝されることも多いです。

道徳心のある人の誰でも手助けしようとする行動は、人によっては「偽善」だの、「良く思われたくてやっているだけだ」だの、何かしらのやっかみや妬みを買ってしまうこともあるでしょう。

しかし、自分の行動を貫いていれば、それが裏表のない親切だと見ている人は気付くでしょう。

気軽に誰でも助けようとする分、自分自身が苦労してしまうこともありますが、人のためになることで感謝されることは大いにあるでしょう。

近寄りやすい

道徳心のある人は、基本的に誰に対しても笑顔で明るく接しています。

悪意や敵意といった感情を持つのは良くないと考えていますし、もし内心で不愉快に思うことがあったとしても、それをそのまま顔に出すこともあまりないので、誰でも気さくに近づきやすい雰囲気を持っています。

ネガティブ思考な人や、自分も道徳心のある人のようになりたいと思う人でも、誰でも関係なく気さくに接しますので、その友達を選ばない態度から、交友関係も多いでしょう。

また、道徳心のある人は困っている人がいれば誰でも助けようとしますので、いろんな人と関わって助けたり、または助けられたりしている内に、他の人たちよりも非常に人間関係の輪が広がっていることも多いです。

深く狭くの付き合いよりも、浅く広くといった付き合いをすることが多いため、誰とでもわいわい楽しく話すその様子から、「自分も話しかけてみようかな」「友達になれるかもしれない・・」と、いろんなタイプの人が自ら近寄ってくることもよくあります。

友達が多い

道徳心のある人は、日頃の行いや考え方によって、友達がとてもたくさんいるでしょう。

自分が少しでも関わりのある人、または無関係の人であっても、困っていればとりあえず相手を助けようとしますので、それをきっかけにして相手と仲良くなり、どんどん友達の輪が広まっていきます。

人付き合いに慎重な人や、警戒心の強い人は、自分が心から信頼できる相手としか付き合おうとはしませんが、道徳心のある人はいちいち自分と接する相手に対して「この人は信頼できるかどうか」と探りを入れるようなことはありません。

知り合って仲良くなれば、その時点で自分にとって相手が「友達」になりますし、その友達からまた誰かを紹介されれば、その人も自分の「友達」になるでしょう。

勇気がある

道徳心がある人は、常に心に勇気を持っています。

勇気は本来誰でも持っているものですが、育った環境やその人の性格によって、なかなか勇気を出すことが出来ない人もいます。

自分が勇気を出して発言をしたことで、周りに嫌われたり、浮いてしまったりすることに抵抗がある人は、目の前で間違ったことが行われていたとしても、勇気を出してそれに反論することなく、流されてしまうことが多いです。

そして、そんな人は世の中にはたくさんいます。

「事なかれ主義」の人や、「長い物には巻かれろ主義」の人などはその傾向が強いですが、一方で道徳心のある人は、例え自分が周りから批判されてしまうことになっても、必要な場面では勇気を出して周りに反論したり、糾弾したりする強さを持っています。

虐げられている人を庇ったり、悪事に対してハッキリ「NO!」と言ったり、他の人が流されてしまうような場面でも、自らの勇気を奮い立たせて自己主張する強さを持っています。

道徳心のない人の特徴とは

道徳心がある人の行動は立派なものが多く、また周りから見ても堂々と常に正しい行いをしているため、周りの手本となったり、尊敬されたりすることが多いです。

その一方で、道徳心がない人は周りの人たちから信頼や尊敬されたりすることがなく、どちらかと言えば周囲の人たちから嫌われてしまうことが多いでしょう。

もちろん表面上は上手く取り繕っていれば、誰とでも無難な関係を築けるかもしれません。

しかしふとした言動や行動によって、一緒にいる相手を幻滅させてしまい、人間関係が崩れてしまうことはよくあります。

そんな道徳心のない人の特徴を具体的に挙げていきます。

礼儀がない

礼儀とは、人が社会生活を営む上で、その秩序を守るために行われるべき行動様式のことです。

分かりやすく言えば、礼儀正しい振る舞いをすることによって、相手に対する敬意や誠意を示し、相手との人間関係を円滑にするということです。

例えば同じ職場の人とエレベータで一緒になった時に、相手がこちらをまるきり無視したら、少なからず嫌な気持ちになって、相手に対する印象が悪くなってしまいますよね。

相手に無視されることで、「自分が嫌われているのでは?」と不安に感じたり、自分をまるで存在しないもののように扱われた気がして、不愉快な気持ちになったりします。

一方で礼儀がある人は、エレベータで一緒になった時に笑顔で「おはようございます」や「お疲れ様です」と挨拶をします。

すると笑顔で挨拶されることを不愉快に感じる人はおらず、ちゃんと挨拶を自分に向けてくれる相手に対して、好意の感情を抱くことの方が多いでしょう。

礼儀がある人は、このように人間関係を円滑にできますが、礼儀がない人は自らの言動や行動によって、人間関係を台無しにしてしまいやすいです。

すぐに怒る

すぐに怒る人は、常に自分の都合や事情を最優先にして物事を考えがちです。

そのため、自分に少しでも不都合が生じれば、それで怒りを覚えて周りに当たり散らしたり、自分を他の何よりも周りに優先させようとしたりします。

例えば混雑するレジで皆が並んでいる時に、「急いでいるから」と自分の都合で横入りをしようとした人がいれば、その人は他の人から注意されて当然でしょう。

しかし注意された本人はそのことに腹を立てて、「自分は急いでいるんだからいいだろう!」と何とも理不尽で自分勝手な言い訳をまくし立てます。

このように、怒りっぽい性格の人は、いつでも自分のことだけしか考えていませんし、また周りには自分の気持ちや事情を理解することを強要する傾向が強いです。

そんな自己中心的な人には、道徳心はないでしょう。

身勝手な行動が多い

身勝手な行動が多い人も、道徳心を持っていないことが多いです。

誰でも自分に時間的、金銭的、精神的な余裕がない時にはつい身勝手な行動をとってしまいがちですが、反対にそれらに余裕がある時には、周りに気を遣ったり、自分よりも他人を優先にしたりすることがあるでしょう。

しかし、どんな時でも自分の都合を最優先にして、身勝手な行動をとる人もいます。

「お腹が空いたから」と会社の研修中に勝手に食事をとろうとしたり、「イライラしていたから」という理由で公共の物を蹴って八つ当たりをしたりと、常に身勝手な行動をとる人は、周りの人の気持ちなど考えて行動することはないため、道徳心に欠けているでしょう。

噓つき

嘘つきな人も、道徳心に欠けている部分があります。

人は誰でも、嘘をつく誘惑に駆られる瞬間があります。

自分を守ろうとしたり、または誰かを傷つけないようにという気持ちから、つい嘘をついてしまうことがあるでしょう。

場合によっては、相手を守るためや傷つけないようにするために嘘をつくことがあり、そうした嘘は「嘘も方便」や「優しい嘘」などと表現されることもあります。

しかし、例え相手のための嘘であっても、もしもそれで相手が真実を知った時に傷ついてしまうのであれば、やはり相手の本当の気持ちを思い遣るまでの道徳心は足りなかったと言えるでしょう。

さらに、自分を守るための嘘や相手を陥れるための嘘は悪意や自己保身に満ちているため、道徳心があるとは言えないでしょう。

責任感がない

責任感がない人は、他人の面倒を見るどころか、自分自身のことにも無責任な場合があります。

その場限りの誤魔化しは、周りから自分への評価を下げて、後から自分の首を絞めるだけなのに、そこまで考えが及ばずについその場限りの誤魔化しをしてしまうことがあるでしょう。

また、自分がリーダーに立って始めたことなのに、少し上手くいかなくなるとすぐにリーダーを別の人に押し付けたり、自分を頼っている周りの人たちを放置して、自分だけ逃げだそうとしたりします。

そうした責任感のない行動は周りの不信感を買い、誰からもまともに相手をされなくなってしまうでしょう。

人を馬鹿にしている

人を馬鹿にするような人は、道徳心とは正反対のタイプです。

人を馬鹿にする人は、自分の劣等感を隠すために他人を見下して馬鹿にしたり、もしくは自分を過大評価することで他人を見下したりすることがよくあります。

自分が失敗した時には自分を笑った人に対して激怒するくせに、他人が失敗すると平気でそれを指さして馬鹿にします。

自分のことは棚に上げて、常に人を馬鹿にしているような人は、自分が周りの人たちから嫌われても、他人を馬鹿にする癖を改善させることは難しいでしょう。

そして性格のキツイ人は、持ち前の強引さで気の弱い人を何人も自分の取り巻きにして、いつも他人を見下していい気分に浸ります。

道徳心が少しでもあればとてもやらないような行為ですので、人を馬鹿にする人には道徳心が足りないでしょう。

道徳心を持つためにはどうしたらいいのか

道徳心を持つことで、周りの人たちとの関係は少なからず良好なものになります。

また、誰かを助けることで自分が助けられることもありますし、心から信頼し合えるような仲間や友人にも恵まれるでしょう。

何よりも、道徳心を持つことで自らの心の成長にも繋がりますので、常に自身が向上心を持って日々を生活できるようになります。

人生を充実させたい人は、ぜひとも道徳心をしっかりと身に付けるべきですが、どうすれば道徳心は身につくのでしょうか?

道徳心を持つために必要なことを、基本からご紹介していきます。

まずはルールを守る

道徳心を持つためには、まずはルールを守ることから始めましょう。

ルールとは、社会生活を皆が円滑に営むためには必要不可欠なものです。

いわば社会の秩序の部分でもありますので、このルールをしっかりと守れる人は、道徳心を身に付けることも可能でしょう。

ルールは社会において必要なものであるため、ルールを破る人がいればその人は当然周囲の人たちからは嫌われたり、責められたりします。

若い内や捻くれた考えを持った人は、あえてルールを破ろうとすることもありますが、ほとんどの場合はルールを破ったことで自分が得をしたことはないでしょう。

ルールは自分が属する社会や集団において少しずつ変わってきます。

例えば日本人という集団社会においては、「公共の場では静かにする」や「列に横入りをしない」ことなどがルールとして挙げられます。

それが学校になると、「クラス全員で協力し合う」や「いじめをしない」など、その集団社会における独特のルールに変わってきます。

どんなルールであれ、その場においては必要なもので、またきちんとした意味のあるものですので、まずは自分が属する場所のルールから守るように心がけましょう。

嘘をつかない

嘘をつく人は、その嘘が露見した時点で周りから「この人は嘘つきだ」と認識されます。

良い噂や評価よりも、悪い噂や評価の方が広まりやすく、また一度定着するとなかなか悪いイメージというものは払拭できません。

そのため、一度「嘘つき」だと周りに思われてしまうと、不誠実で道徳心がないと周りには評価されてしまい、例え真実を口にしたとしても、それを真実だと信用してもらい難くなります。

「オオカミ少年」の物語は、いつも嘘をついていた少年が、そのせいで周りの人たちに信じてもらえずに辛い目に遭うという話ですが、この物語は嘘つきには必ずそれに対する報復があることや、他人から信じてもらえなくなることといった教訓が込められています。

この物語のように、嘘をついていると誰からも信用されなくなってしまいますので、できるだけ日頃から嘘をつかないように心がけましょう。

周りに感謝の気持ちを持つ

あなたは日頃、自分が何事もなく日々を送れていることに感謝の気持ちを持って生活していますか?

両親がいたから自分という存在がこの世に生まれ、また今生活できているのも、これまで家族が自分を育てて、周りの人たちが助けてくれたからです。

働いて仕事をしている人は、自分でお金を稼いでいるように思っていても、実際には会社が自分を雇ってくれたからこそ、今働いて給料を得ることができています。

家を借りている人は、家を貸してくれた人の存在があるからこそ今は堂々と家で生活できていますし、コンビニやスーパーでも、商品を売ってくれる存在があるからこそ、自分もお金を払って買い物ができます。

そうした、自分が今普通に生活できていることが、どれだけ周りに助けられてのことなのか、皆で支え合っているのかを改めて自覚すれば、自然と周りに対する感謝の気持ちも湧いてくるでしょう。

そして感謝の気持ちを持つことで周りに優しくなれますし、困った時には助け合おうという気持ちも生まれるでしょう。

それらの気持ちを大切にすることで、道徳心を持つことができます。

自分の事を大切にする

自分の事を大切にできない人は、他人の事も大切にはできません。

すなわち他人と助け合ったり、思い遣ったりすることができないということですので、道徳心を持ち難くなってしまうでしょう。

自分を犠牲にしてまで他人を助けようとする人が稀にいますが、そんな崇高な考えを持つことは誰にでもできることではありません。

また、自己犠牲をして他人を助けたところで、感謝もされず、助けた相手にないがしろにされるようなことがあれば、自分が自分を犠牲にしたことを虚しく感じて嫌になってしまうこともあるでしょう。

それならば、無理に自己犠牲を払うのではなく、まずは自分を大切にした上で、可能な範囲で他人を助けてあげましょう。

無理なく助けられることを確実にこなし、決して自分を犠牲にしないように努めれば、それだけでも自然と周りから信頼や人望が集まりますし、道徳心を持つこともできるでしょう。

相手の立場になって考える

誰かと接する時には、常に相手の立場になって考える癖をつけましょう。

相手の話を最後まできちんと聞いて、相手が主張することや意見があれば、まずはその意見を受け入れましょう。

頭ごなしに相手の意見を否定するのではなく、「こんな考えの人もいるんだな」と相手の意見を受け入れて理解した上で、そこで初めて自分の意見を相手に伝えるようにしましょう。

相手の立場や気持ちを思い遣ることができれば、その相手に最も相応しいと思える返答をすることもできますし、自分の意見を一方的に相手に押し付けるようなこともなくなります。

すると相手も「自分のことを分かってくれた上でアドバイスをくれている」と納得できますので、会話がスムーズになりますし、相互理解を深めることも可能でしょう。

道徳心がある人はどの年代の人からも好かれる!

道徳心というのは、年代や性別などを選びません。

どんな人でもきちんと道徳心を持ち、その心に従って生活を送っていれば、どの年代の人からも自然と好かれるでしょう。

子どもからは「優しい大人」だと認識されますし、高齢の人からは「礼儀正しい若者」だと認識されます。

また、同年代の人からは「しっかり者」だと思われることも多いでしょう。

道徳心を持つことで、さまざまな世代や国、性別の人と親しくなれますし、誰とでも平等に接することができるようになります。

道徳心は自分を育てるだけでなく、周りの人たちにも良い影響を与えますので、ぜひ道徳心を身に付けて、毎日を楽しく充実させましょう!