ネガティブ思考な人や、自分も道徳心のある人のようになりたいと思う人でも、誰でも関係なく気さくに接しますので、その友達を選ばない態度から、交友関係も多いでしょう。
また、道徳心のある人は困っている人がいれば誰でも助けようとしますので、いろんな人と関わって助けたり、または助けられたりしている内に、他の人たちよりも非常に人間関係の輪が広がっていることも多いです。
深く狭くの付き合いよりも、浅く広くといった付き合いをすることが多いため、誰とでもわいわい楽しく話すその様子から、「自分も話しかけてみようかな」「友達になれるかもしれない・・」と、いろんなタイプの人が自ら近寄ってくることもよくあります。
友達が多い
道徳心のある人は、日頃の行いや考え方によって、友達がとてもたくさんいるでしょう。
自分が少しでも関わりのある人、または無関係の人であっても、困っていればとりあえず相手を助けようとしますので、それをきっかけにして相手と仲良くなり、どんどん友達の輪が広まっていきます。
人付き合いに慎重な人や、警戒心の強い人は、自分が心から信頼できる相手としか付き合おうとはしませんが、道徳心のある人はいちいち自分と接する相手に対して「この人は信頼できるかどうか」と探りを入れるようなことはありません。
知り合って仲良くなれば、その時点で自分にとって相手が「友達」になりますし、その友達からまた誰かを紹介されれば、その人も自分の「友達」になるでしょう。
勇気がある
道徳心がある人は、常に心に勇気を持っています。
勇気は本来誰でも持っているものですが、育った環境やその人の性格によって、なかなか勇気を出すことが出来ない人もいます。
自分が勇気を出して発言をしたことで、周りに嫌われたり、浮いてしまったりすることに抵抗がある人は、目の前で間違ったことが行われていたとしても、勇気を出してそれに反論することなく、流されてしまうことが多いです。
そして、そんな人は世の中にはたくさんいます。
「事なかれ主義」の人や、「長い物には巻かれろ主義」の人などはその傾向が強いですが、一方で道徳心のある人は、例え自分が周りから批判されてしまうことになっても、必要な場面では勇気を出して周りに反論したり、糾弾したりする強さを持っています。
虐げられている人を庇ったり、悪事に対してハッキリ「NO!」と言ったり、他の人が流されてしまうような場面でも、自らの勇気を奮い立たせて自己主張する強さを持っています。
道徳心のない人の特徴とは
道徳心がある人の行動は立派なものが多く、また周りから見ても堂々と常に正しい行いをしているため、周りの手本となったり、尊敬されたりすることが多いです。
その一方で、道徳心がない人は周りの人たちから信頼や尊敬されたりすることがなく、どちらかと言えば周囲の人たちから嫌われてしまうことが多いでしょう。
もちろん表面上は上手く取り繕っていれば、誰とでも無難な関係を築けるかもしれません。
しかしふとした言動や行動によって、一緒にいる相手を幻滅させてしまい、人間関係が崩れてしまうことはよくあります。
そんな道徳心のない人の特徴を具体的に挙げていきます。
礼儀がない
礼儀とは、人が社会生活を営む上で、その秩序を守るために行われるべき行動様式のことです。
分かりやすく言えば、礼儀正しい振る舞いをすることによって、相手に対する敬意や誠意を示し、相手との人間関係を円滑にするということです。
例えば同じ職場の人とエレベータで一緒になった時に、相手がこちらをまるきり無視したら、少なからず嫌な気持ちになって、相手に対する印象が悪くなってしまいますよね。
相手に無視されることで、「自分が嫌われているのでは?」と不安に感じたり、自分をまるで存在しないもののように扱われた気がして、不愉快な気持ちになったりします。
一方で礼儀がある人は、エレベータで一緒になった時に笑顔で「おはようございます」や「お疲れ様です」と挨拶をします。
すると笑顔で挨拶されることを不愉快に感じる人はおらず、ちゃんと挨拶を自分に向けてくれる相手に対して、好意の感情を抱くことの方が多いでしょう。
礼儀がある人は、このように人間関係を円滑にできますが、礼儀がない人は自らの言動や行動によって、人間関係を台無しにしてしまいやすいです。
すぐに怒る
すぐに怒る人は、常に自分の都合や事情を最優先にして物事を考えがちです。
そのため、自分に少しでも不都合が生じれば、それで怒りを覚えて周りに当たり散らしたり、自分を他の何よりも周りに優先させようとしたりします。
例えば混雑するレジで皆が並んでいる時に、「急いでいるから」と自分の都合で横入りをしようとした人がいれば、その人は他の人から注意されて当然でしょう。
しかし注意された本人はそのことに腹を立てて、「自分は急いでいるんだからいいだろう!」と何とも理不尽で自分勝手な言い訳をまくし立てます。
このように、怒りっぽい性格の人は、いつでも自分のことだけしか考えていませんし、また周りには自分の気持ちや事情を理解することを強要する傾向が強いです。
そんな自己中心的な人には、道徳心はないでしょう。
身勝手な行動が多い
身勝手な行動が多い人も、道徳心を持っていないことが多いです。
誰でも自分に時間的、金銭的、精神的な余裕がない時にはつい身勝手な行動をとってしまいがちですが、反対にそれらに余裕がある時には、周りに気を遣ったり、自分よりも他人を優先にしたりすることがあるでしょう。
しかし、どんな時でも自分の都合を最優先にして、身勝手な行動をとる人もいます。