「オオカミ少年」の物語は、いつも嘘をついていた少年が、そのせいで周りの人たちに信じてもらえずに辛い目に遭うという話ですが、この物語は嘘つきには必ずそれに対する報復があることや、他人から信じてもらえなくなることといった教訓が込められています。
この物語のように、嘘をついていると誰からも信用されなくなってしまいますので、できるだけ日頃から嘘をつかないように心がけましょう。
周りに感謝の気持ちを持つ
あなたは日頃、自分が何事もなく日々を送れていることに感謝の気持ちを持って生活していますか?
両親がいたから自分という存在がこの世に生まれ、また今生活できているのも、これまで家族が自分を育てて、周りの人たちが助けてくれたからです。
働いて仕事をしている人は、自分でお金を稼いでいるように思っていても、実際には会社が自分を雇ってくれたからこそ、今働いて給料を得ることができています。
家を借りている人は、家を貸してくれた人の存在があるからこそ今は堂々と家で生活できていますし、コンビニやスーパーでも、商品を売ってくれる存在があるからこそ、自分もお金を払って買い物ができます。
そうした、自分が今普通に生活できていることが、どれだけ周りに助けられてのことなのか、皆で支え合っているのかを改めて自覚すれば、自然と周りに対する感謝の気持ちも湧いてくるでしょう。
そして感謝の気持ちを持つことで周りに優しくなれますし、困った時には助け合おうという気持ちも生まれるでしょう。
それらの気持ちを大切にすることで、道徳心を持つことができます。
自分の事を大切にする
自分の事を大切にできない人は、他人の事も大切にはできません。
すなわち他人と助け合ったり、思い遣ったりすることができないということですので、道徳心を持ち難くなってしまうでしょう。
自分を犠牲にしてまで他人を助けようとする人が稀にいますが、そんな崇高な考えを持つことは誰にでもできることではありません。
また、自己犠牲をして他人を助けたところで、感謝もされず、助けた相手にないがしろにされるようなことがあれば、自分が自分を犠牲にしたことを虚しく感じて嫌になってしまうこともあるでしょう。
それならば、無理に自己犠牲を払うのではなく、まずは自分を大切にした上で、可能な範囲で他人を助けてあげましょう。
無理なく助けられることを確実にこなし、決して自分を犠牲にしないように努めれば、それだけでも自然と周りから信頼や人望が集まりますし、道徳心を持つこともできるでしょう。
相手の立場になって考える
誰かと接する時には、常に相手の立場になって考える癖をつけましょう。
相手の話を最後まできちんと聞いて、相手が主張することや意見があれば、まずはその意見を受け入れましょう。
頭ごなしに相手の意見を否定するのではなく、「こんな考えの人もいるんだな」と相手の意見を受け入れて理解した上で、そこで初めて自分の意見を相手に伝えるようにしましょう。
相手の立場や気持ちを思い遣ることができれば、その相手に最も相応しいと思える返答をすることもできますし、自分の意見を一方的に相手に押し付けるようなこともなくなります。
すると相手も「自分のことを分かってくれた上でアドバイスをくれている」と納得できますので、会話がスムーズになりますし、相互理解を深めることも可能でしょう。
道徳心がある人はどの年代の人からも好かれる!
道徳心というのは、年代や性別などを選びません。
どんな人でもきちんと道徳心を持ち、その心に従って生活を送っていれば、どの年代の人からも自然と好かれるでしょう。
子どもからは「優しい大人」だと認識されますし、高齢の人からは「礼儀正しい若者」だと認識されます。
また、同年代の人からは「しっかり者」だと思われることも多いでしょう。
道徳心を持つことで、さまざまな世代や国、性別の人と親しくなれますし、誰とでも平等に接することができるようになります。
道徳心は自分を育てるだけでなく、周りの人たちにも良い影響を与えますので、ぜひ道徳心を身に付けて、毎日を楽しく充実させましょう!