それはただの無鉄砲である上に、非効率極まりないでしょう。
「考える前に行動する」ことを勧める理由は、やると決めた時点で考えは整っているはずだからです。
何かをやろうと思うとき、それを紐解いてみれば、何故やろうと思ったのかという動機が必ずあります。
そして何から始めるかというおおよその見込みも、意識しないまでも脳内で整理されています。
そこからさらに考えてから行動するというのは、時間がもったいないです。
決心に至った自分を信じて取り組み始めましょう。
行動をしないと先に進むことができない
計画を練りに練ってから行動する慎重さも否定はしませんが、計画段階というのは大体完璧に見えて、実際にやってみると抜け漏れがあるものです。
これは旅行の計画とも似ています。
移動時間まで含めた完璧なプランをつくっても、現地に行ってみると魅力的な観光地の案内をみつけたり、美味しい食べ物に出会ったり、なんだかんだしている内に計画が狂っていくことは少なくありません。
やると決めたことも、進めていく中で見えてくる手法が当初の計画よりも効率的であったり、思わぬ協力を得てスピードアップできることがあります。
行動しながら練り直すくらいの柔軟性を身に着けながら、できることから先に進めましょう。
7.行き詰ったら身体を動かそう!
ご褒美とは別に、たまには身体を動かしてリフレッシュすることも大切です。
頭をつかうことをしているときほど、肩や首筋が凝り固まってストレスを感じがち。
これを解消しないと、後々より辛い状態になるかもしれません。
運動して血行をよくすれば、いくらか改善することができますし、肉体的な疲労があることでぐっすり眠れるという嬉しさもあります。
心もスッキリしてまた新たに取り組むことができる
血流がよくなると脳が活性化され、思考力が高まるといわれています。
また、普段からそれほど運動していない人にとっては、いつもとは違う刺激を得ることにもなるので、気分転換にもってこいです。
座りっぱなしよりは体力もつくため、今後取り組むことに対するフットワークの軽さにも繋がってくるでしょう。
プロポーションが整うことで自信を得られる可能性もあります。
身体を動かすことでヒントも得る?
カナダのクイーンズ大学で、運動を10分間行ったグル―プと座ったままのグル―プに同じ心理テストを行いました。
その結果をもとに、運動をした方のグループでは物事に対する脅威を感じる度合が低く、運動にはストレスや不安感を取り除く効果がある、と結論づけています。
運動をしてストレスを発散し、不安を抱えにくい状態に持って行くことができれば、悲観的な状況に陥っても、その中から希望を見つけ出すことができるでしょう。
本気でやるために必要な覚悟
モチベーションの保ち方はコツをおさえるだけで持続しやすくなりますが、決意の段階でしておきたい覚悟があります。
下記で解説する覚悟の内、1つでも漏れていれば、それは決意したとは呼べないかもしれません。
やりたいことだけはできない
目的を達成しようと思えば、それに付随して嫌なこともたくさんあるはずです。
やりたいことだけをやって達成できる目的というのは、まず無いと考えましょう。
もちろん、気の持ちよう次第では「これも経験」くらいには考えられると思いますが、夢に向かっている間はずっとキラキラしてひたすら楽しい、なんていう幻想は抱かないことです。
清濁併せ呑んで到達した先に、やっと少し、キラキラした瞬間がある、くらいに考えて、それでも突き進みたい道ならば持続して取り組むことができるでしょう。
一人で出来ることなんか何一つないと知る
さて、本気でやるとは決めたものの、自分一人で出来ることってあるでしょうか。
「受験は孤独な戦いだ」なんていいますけど、勉強に専念できる環境を与えてくれている周囲の存在というものがありますよね。
仕事で成功しようと思えば会社に関わる多くの人たちの協力が必要だし、個人的な商いをするにしたって取引先が懇意にしてくれなきゃどうにもなりません。
本当に一人っきりで出来ることなんか、何一つないでしょう。
これを知らないと、頑張っている自分ばかりに注意が向いて感謝を忘れてしまうので要注意です。