子供が生まれる前から色々な子育て本を熟読しても、実際に子供が生まれて本の通りにやってみると、「うちの子には通用しないみたい…」とか「私達親子にはこのやり方は合っていないのかも…」ということもあると思います。
子育てに正解はない(※親子によって良い子育ての仕方は異なるということ)ので、色々な情報を参考にしつつも結局は手探りでになってしまうんですよね。
勉強や仕事ができても良い母親になれるとは限らない
勉強や仕事ができても良い母親になれるとは限りません。
勉強や仕事ができること自体はとても立派だと思いますが、勉強や仕事で使う能力と子育ての能力はほとんど別物です。
また、母親の精神の成熟度が子供に影響するとも言えます。
なので、例え勉強や仕事ができなくても、その母親が精神的に成熟した(=ちゃんとした考えを持ち、大人な対応が取れる)人で、子供にとって「良い母親」「理想の母親」なら、周囲がどうこう言う権利はないでしょう。
また話は変わりますが、勉強や仕事ができる人だと、自分の考えに自信を持っていることもあり、子供に「お母さんの言う通りにすれば間違いないから!」とか「子供が後悔しない様に、子供の為に…」と言って、自分の意見を無意識に押し付けてしまう傾向にあると言えます。
しかし、そうやって干渉し過ぎるのは、子供にとってあまり良くありませんよね?
これについては以下でも説明するので、ぜひそちらも見てみて下さいね。
母親像で理想とされる11個の特徴
それではいよいよ、“母親像で理想とされる11個の特徴”をご紹介します!
自分が以下の特徴にいくつ当てはまるか確認してみたり、参考にして実践してみて下さいね。
それでは見ていきましょう!
子供をきちんと叱ることができる
子供が悪いことをしたら、きちんと叱ることができる母親は理想とされています。
ただし、「怒る」と「叱る」は違うので注意して下さい。
「怒る」とは、相手が自分に悪い影響を与えたり、自分の思い通りに行動してくれないときに、自身の怒りの感情を相手にぶつけること。
一方、「叱る」とは、相手が自分を含め周りに悪い影響を与えたり、自分が指示した通りに動いてくれないときに、相手をより良い方向に導く為にアドバイスや注意をあえて強い口調で伝えること。
つまり、「怒る」は自分の為で「叱る」は相手の為、という訳ですね。
感情的になって「〇〇はダメ!」「早く〇〇しなさい!」と怒るのは、時に逆効果になる場合があります。
というのも、子供を怒るときの否定的な言葉が子供を傷つけ、自己肯定感を低下させてしまったり、母親から感情的な対処法を学んでしまう(母親が自分にしていたのと同じ様に、友達に対して自分の怒りの感情をぶつけてしまう)恐れがあるからです。
他にも、子供が怒られることに慣れてしまえば、その内、母親の注意に聞く耳を待たなくなってしまう可能性もあるでしょう。
人間なので時には感情的になることもあるでしょうし、全く「怒らない」というのは難しいと思います。
しかし、相手は自分と同じ立場(=大人)ではなく、子供であることを忘れてはいけません。
(子供と同じ目線で接することは大切ですが、この場合は別)
子供にイライラして感情をぶつけそうになったら、「相手は子供なのだから、感情的になっても通用しないぞ…」と思うことで少しは冷静になれるはずです。
公共の場でも子供を叱らない親が問題になっている
子供が誰かに迷惑をかける様な行動を取った時に、それが公共の場であっても叱らない親が問題になっています。
一般常識として、「子供だから迷惑をかけていい訳ではない」とか「騒いだり迷惑をかけるなら、公共の施設を利用すべきではない」という意見も存在するのです。
“全く叱らない=良いこと”と捉えている人もいるかもしれませんが、子供が悪いことをしたときは別です。
特に、自分(親)だけではなく他人にまで迷惑をかけている場合や、自身や他人の命に関わる様な行動を子供が取った場合は真剣に叱らないと、自分の行動が迷惑・危険であることを理解できないまま大人になってしまう恐れがあります。
そうならない為にも、公共の場であるなしに関わらず、子供が悪いことをしたときは母親が責任を持って叱らなければならないのです。
特に公共の場では、子供ではなく“小さな大人”として扱うと良いでしょう。
ただ大声を上げるだけでなく、叱る理由を論理的に子供に伝える
上手な叱り方は、「どうして〇〇したらダメなのか」「〇〇すると良くないから、これからは直そうね」と、”ダメな理由”をきちんと伝えることです。
「ダメ!」「〇〇しなさい!」だけでは、子供にはただ怒られている様にしか聞こえません。
しかも、なぜ怒られているのか分からず子供は理不尽に感じるでしょうし、「どうしてダメなのか?」「なぜ、〇〇をしなければならないのか?」という理由が分からなければ、母親の言う通りに動こうとはしないはずです。
それから、真剣なときは特に子供の目を見て叱ることが大事になります。
叱ることは、親からの一方的なメッセージではなく、子供とのコミュニケーション(相互理解)でなければいけません。