「本心では怒っているのにそれを上手く表現出来ない人」っていますよね。
周りの目を気にしてしまったり、感情を曝け出すことをみっともないと思ってしまったりして、さまざまな理由で怒りの感情を素直に表現出来ない人がいます。
そんな怒れない人の特徴や、怒りたいのに怒れない改善方法についてご紹介します!
怒ることができない人の7個の特徴
怒ることができない人には、どのような特徴があるのでしょうか?人それぞれに性格が違っていますが、怒れない人の多くは、他人から嫌われることを恐れていたり、もしくは自分の本心を周りに見せたがらないタイプだったりします。
喜怒哀楽の感情の中でも、怒りと悲しみはどちらかと言えばネガティブな部類に含まれます。
そんなネガティブな感情を表に出すことに抵抗がある人もまた、「怒るなんてみっともない、大人げない」と感じて、素直に自分の怒りを表に出すことができないのかもしれませんね。
怒ることができない人にはさまざまな理由がありますので、ひとつずつ特徴を見ていきましょう。
八方美人
八方美人な人は、誰とでも無難に人間関係を築きたいと考えています。
よく「世渡り上手」とも言われますが、世渡り上手になるためには、皆に良い顔をしてばかりもいられません。
自分が上手く世の中を生きていくために、必要な人に対してだけ取り入ることも多いため、世渡り上手な人はその一方で、少なからず敵を作ってしまうこともあるでしょう。
しかし八方美人な人は、できるだけ敵となる存在を作らないように心がけて行動します。
「友達と上手くやりたい」「会社の上司や部下、同僚とも上手くやりたい」という、できれば「皆と仲良くしておきたい」という気持ちが強いです。
だからこそ誰にでもいい顔をしてしまい、その八方美人ぶりを逆に叩かれてしまうこともあるでしょう。
そして八方美人な人は、自分が他人から嫌われるリスクのある行動を避けようとしますので、怒りの感情も当然抑えようとします。
本心では怒りを感じても、「ここで怒ったら相手に嫌われるかも」と考えて、表面上は無理して作り笑顔を浮かべることが多いのです。
諦めが早い
諦めが早い人は、怒る前にその感情を諦めてしまう癖がついてしまっています。
理不尽なことに怒りを覚えても、その怒りをバネにして相手に噛みつき、お互いに議論を交わし合おうとすることはありません。
ムッと怒りを感じても、すぐに「まあ仕方ないか」と諦めてしまうため、そこまで怒りのパワーが爆発することはないのです。
だからこそ、周りからは「温厚で優しい人」というイメージがついてしまいやすくもあります。
しかし、単に諦めが早いというだけで、決して怒りを覚えた対象に対して許しているわけでも、納得しているわけでもありません。
不満は確実にストレスとなって自分の中に溜まっていきますので、一見温厚に思えても心の中はどろどろと悪い感情が渦巻いてしまいます。
そのため飲み会や気の置ける相手に対しては、グチグチと日頃の不満や愚痴を零すことも多いですし、物事に対して捻くれた見方をしてしまうことも少なくはありません。
自己主張が苦手
自己主張が苦手な人っていますよね。
自分の言動や行動が、他人からどう思われるのかを酷く気にするタイプの人ほど、周りが気になって自己主張ができなくなってしまいます。
このタイプの人は、自分が怒りを覚えても、怒りの感情以上に「自分が怒ったら周りにどう思われるだろう」ということを考えてしまいます。
そして、周りを気にする余り自分の本心よりも、周りに合わせた行動を優先してしまいがちです。
本心では怒りのままに感情を爆発させたいと思っても、それを無理に押しとどめてしまうわけですので、当然ストレスは溜まってしまうでしょう。
それでも、怒りを露にして後悔するよりは、グッと堪えて自分が我慢することの方を選んでしまいがちです。
すると集団行動が求められる場合には、空気を読んで目立つ行動をとるわけでもないため、模範的な存在と周りからは判断されます。
しかし個々のアイデンティティを発揮しなければならないような場面では、自分の感情や個性を堂々と表に出すことができないため、その分周りからの評価が下がってしまうこともあるでしょう。
全てを抱え込もうとしがち
全てを抱え込もうとしがちな人も、怒りを素直に表に出すことができないことが多いです。
普通は、自分が理不尽な目に遭えば怒りますし、嫌なことがあれば悲しくなりますよね。
しかし全てを抱え込もうとするタイプの人は、そうした自分の中に生まれた感情に対して、「この感情は自分の都合だけのものだから」と考えて、表に出さないようにしてしまいます。
喜怒哀楽の感情は、ある程度素直に表に出さなければ、周りからは「何を考えているのかよく分からない人」になってしまいます。